最近、音小屋という講義に通っておりまして。
僕は基本的に音楽関係の友達があまりいなかったので、その講義で出会う音楽好きな人たちとの交流がかなり新鮮なんですね。
そんな音楽好きな人と話していて一番驚いたのが、「音楽フェスに行くのも(楽しいけど)けっこう疲れる」という感覚があることでした。
「体力的な理由でフェス全行程に行かない」
例えば僕は年末にCOUNT DOWN JAPANというフェスに4日間フルで行くのですが、それって「元気ですね!(自分には体力的に無理だなあ)」という受け止められ方をされることが多いのだと初めて知りました。
4日間フルで参加しない理由って、時間的・経済的な理由がほとんどだと思ってたんです。
(CDJに4日間じゃなくても他のフェスも組み合わせて4日間、という場合も含めて)
そこに体力的な理由も意外と加わってるんだなということに驚きました。
僕にとってはフェスと「疲れる」っていう感覚はかなり正反対の概念というか、まさか一緒に在るものと思ってなかったんですよね。
サザエさんのアニメの中に実写のキムタクは出てこないだろう、というぐらいの感覚で。
まあ、さすがにフジロックに3日間+αで参加していると、ちょっとは疲れを感じますが、他のフェスで「疲れた」と感じたことは、ここ5~6年間ないと断言してもいいぐらいです。
あ、ちなみに僕はフェスに行くと、基本的に休憩をしないです(ご飯ぐらいは食べますけどね)。
あれだけ音楽とライブに溢れているとどんなライブでもなるべく観たくなっちゃうので、本能のままにいろんなステージを歩き回ってます。
で、場合によっては汗だくになるぐらいにはしゃぐ感じです。
そう言えば、Twitter繋がりで「フェスでご挨拶しましょう」と言っていた人が、僕があまりにステージを駆け回ってるので声をかけにくかった、ってこともありました。
フェスでなぜ疲れないのかを初めて考えてみた
それで、自分はなぜ疲れないのだろうと考えてみました。
一つ目は、まあやっぱり楽しいからなんですよね。
もうちょっと具体的に言えば、生で音楽に触れている時は脳がかなりフル回転しているので、その状態はやっぱり快適なんです。
ただ、これは逆算でもあると思うんですよ。
何かに対して強い願望があるなら、それを叶えるための努力や改善をしますよね。
強い願望というのは、この場合「フェスを楽しみ尽くしたい」「なるべく多くのライブを観たい」みたいなこと。
そりゃ同じお金を払ってその空間に行くならば、楽しむだけ楽しみたいですよね。
それであれば、例えば日常の中で体力をつけるようにしたり、フェスの環境に応じて快適な服装を追及したり。
僕が疲れない背景には、そういう積み重ねもあるんじゃないかなーと思います。
要は、「フェス(音楽)を楽しむこと」と「日常をなんとかやり過ごすこと」のどっちに重きを置いて日常を過ごしてるか、なんですよね。
(なんか偉そうな物言いですが、でもたぶんそういうことなんだと思います)
自分にとっての快適さを考える
あと、なにげに大事なのは、「いかに快適に動くか」を考えることですよね。
フェスに限らず、人が集まるとムダな渋滞などがイベント内容と導線の関係上、生まれるわけです。
普段は1分で通れる道が5分かかったりとか。よくありますよね。
そういう、フェスのタイムスケジュール、それぞれの混み具合に伴う人の流れ・動きはいつも考えちゃいますね。
それによって(自分が観たいものはちゃんと観つつ)最も快適に動けるようにする、っていうのは無意識のうちに考えてます。
この「導線を見る」っていうのはいろんな場面に適用できて、例えばこのステージのこのライブならこのへんの場所が空いてる、とかも毎回考えちゃいます。
まとめてみます
まとめてみると、僕がフェスで疲れない理由って、以下の三つの要素なのかなという結論に至りました。
・楽しいから
・体力がある(ただしこれは日常の過ごし方によるところも大きい)
・効率的な動き方・回り方
これ、誰かに役立とうと思って書き始めたエントリではないのですが、もし「参考にしてやってもいいか」という方がいたら、どうぞご参考までに。
僕はと言えば、自分では当たり前と思っていたことが人との会話で当たり前じゃなかったんだと気づき、それを改めて自分で考えてみる、というプロセスが楽しかったです。
いやー、COUNT DOWN JAPANほか、年末のフェス・イベントシーズンまで、もう少しですね!