[Champagne]主催の“日本一遅い夏フェス”、This Summer Festivalに行ってきました。
その感想です。
[Champagne]、ストレイテナー、アルカラってすごく客層が若いなー。学生が7〜8割ぐらいを占めてる感じ。
— いぬたく (@inutaku_) December 9, 2012
あ、でも学生が多いのはフロア側だなあ。後方になると学生と社会人の割合が半々ぐらいかな。
— いぬたく (@inutaku_) December 9, 2012
僕はこの日は左側の後方から観てました。
アルカラ
アルカラは演奏が安定しててうまいなーと思ったことはあれど、かっこいいなーと思ったのは今日が初めてでした。
— いぬたく (@inutaku_) December 9, 2012
僕の中ではこれまで「しゃべりが上手い人」というのが最も強いイメージだったんですが、かっこよかったです。
最後にやった「夢見る少女でいたい」とか、音源よりもライブの方が圧倒的にかっこええ。
ストレイテナー
ストレイテナー、さほど高揚せずに観始めたのだけど、1発目の「Discography」で一気に入りこんじゃったわー。やっぱり自分が一緒に過ごしてた時代がある曲は思い入れが違うものだなあ。
— いぬたくさん (@inutaku_) 12月 9, 2012
いやー、一曲目の「Discography」はほんとにテンション上がりましたわ。
あそこらへんの曲は、5~6年前のストレイテナーというバンドの成長曲線と僕の記憶がシンクロして、2012年に聴くと感慨深いものがあります。
中盤、ホリエアツシがキーボードを弾いて「SIX DAY WONDER」、「シンクロ」を続けてやったところは、ちょっと圧巻という感じさえしました。
いやー、特にこの日のメンツでこの二曲をやるのって、勇気が要ると思うんですよ。
実際、この日のフェスでこんなにしっとりしたナンバーはこの二曲だけでしたし。
それでも(いつものように)この曲をやることって、ストレイテナーというバンドの広さをよく表していますよね。
あと、「SIX DAY WONDER」の後に、いったん拍手をもらいたくなるんじゃないかなと思うんですよ。
そこは自己確認というか、「よし、ついてきてくれてるよね」という保証がほしくて。
ただそこから拍を置かずに続けて「シンクロ」に入っていったのも、すごいなあ、と。
(そこはむしろ続けてやった方がいい、という判断があったのかもしれないですけどね)
何度でも言いますが、僕がストレイテナーで最も好きな曲は「SIX DAY WONDER」です。
ここ5~6年間は、ライブで観る度にやってくれていてとても嬉しいです。
ストレイテナーをちゃんと観たのは久しぶり(1年以上ぶり?)だったのだけど、ナカヤマシンペイってあんなにアグレッシブな立ち振る舞いをしてたっけ…。前はもっと大人しかった印象が。
— いぬたくさん (@inutaku_) 12月 9, 2012
ひなっちのベースの域を超えたベースはとても素敵なんだが、なぜわたしの中でベースヒーローになってないのかと思ったら、その原因は彼のふくよかな体型にあるのだと気づいた。たぶんわたしの中でかっこええロックンローラーの体型というのがあるんだと思う。
— いぬたくさん (@inutaku_) 12月 9, 2012
ひなっちは…、まあそういうことで。
(この自分の感覚にようやく気づきました)
ただ、去年だったかな、ROCK IN JAPAN FESで「SIX DAY WONDER」の時もやたらとベースをゴリゴリ鳴らしているのがわたしは好きじゃなかったんですが、今日聴いた同曲はすごくいい感じのアレンジで、心地良く聴けました。
This Summer Festival 2012.12.9 ストレイテナー セットリスト
1.DISCOGRAPHY
2.BERSERKER TUNE
3.VANISH
4.From Noon Till Dawn
5.SIX DAY WONDER
6.シンクロ
7.Melodic Storm
8.羊の群れは丘を登る
「シンクロ」は、近年のストレイテナーの中で、僕にとって最大のヒットです。
http://www.youtube.com/watch?v=dA1Q30GR6kg
[Champagne]
[Champagne]はBIGMAMAとの対バンツアー初日以来。
そのときはもうほんとにすごくて、「いやー、もう参りました」と言うしかないような、圧倒的なパフォーマンスでした。
そのライブの感想はこちら。
「シャンペインがすげえ」BIGMAMA×[Champagne] 星の屑ども作戦 第1話 RX強奪 2012.11.3 赤坂BLITZ | いぬと海
正直、その日に比べると「圧倒的にすごい」とまでは感じなかったです。
うーん、音響のせいもあるのかな(赤坂BLITZは音もとても良かった印象です)。
ただ、川上洋平のボーカルの声量だけとっても、赤坂BLITZの方がすごかったのは確かかと。
それでも、もう十分に勢いのあるライブではあるんですが。
ふと邪推したのは、対バンと自主企画の違いはもしかしたらあるのかな、ということ。
この日は川上洋平が何度も何度も「楽しい」と言っていたのが印象的でした。
この人がこんなに「楽しい」って口にしてたことあったっけ?というほどに。
(ワンマンでもそこまで言ってなかったように思います)
そうやって「満たされていること」はもちろん本人にとっては善なのでしょうが、ライブへのプラスアルファの影響を考えると、例えば対バンで「死んでも負けられねえ」みたいな執念があった方がその思念が突き抜けた状態に至らせる、ってことはあるんだろうなあと思いました。
(僕が観た赤坂BLITZは初日ってことも関係してるかもしれないですし)
まあ、こんな風に「理由」をあれこれ考えて記すのって全くもって勝手な暴論なんですが、この日も十分に凄かったとはいえ、11/3の赤坂BLITZの衝撃を上回るほどではなかったな…というのが正直なところです。
帰り道にたまたま会った友人にそのことを少し話したら「贅沢すぎる!」って言われましたが。笑
(ちなみにその友人は11/3の赤坂BLITZは観てないです)
とはいえ、この日の“フェス”で最も心を打たれたのは、タイトルにも書いた「5人が2,000人」になった、という点。
川上洋平がMCで話していて、[Champagne]がまだ5人ぐらいしかお客さんがいなかった時代から、「俺たちはフェスを開催する!」って言ってたみたいなんですね。
それが今日、ようやく2,000人を埋められるようになった、と。
いやー、すごいです。
そこまでの思いの強さや、信念を(早い段階から)ずっと持ち続けることって、普通の人にはできないと思います。
[Champagne]が普通のバンドではないことを、改めて思い知らされました。
「おめでとう!」と「これからも期待してます!」という言葉をかけてあげたいです。
以下は、終演後に本論とは関係ない部分をツイートしたもの。
[Champagne]のアンコール、特別ゲストとして呼ばれたストレイテナー・ホリエアツシと川上洋平が二人だけでアコギを持ちながら歌ってくれたのは、Oasisの「Don’t Look Back In Anger」!
— いぬたくさん (@inutaku_) 12月 9, 2012
ちなみに1組目のアルカラが終わった直後にSEで流れてたのも「Don’t Look Back In Anger」でしたよ。「あー、[Champagne]らしいなー」と思ったので印象に残ってた。
— いぬたくさん (@inutaku_) 12月 9, 2012
「Don’t Look Back In Anger」は大好きな曲だし川上洋平&ホリエアツシさんがやってくれたのは嬉しかったんだけれど、あの曲に二人の声は少し細すぎるというか…。いや、大好きな曲だけに、ね。
— いぬたくさん (@inutaku_) 12月 9, 2012
This Summer Festival 2012.12.9 [Champagne] セットリスト
1.The
2.El Camino
3.Kill Me If You Can
4.City
5.Revolution, My Friend (w/ひなっち)
6.言え
7.Rocknrolla!
8.Cat2 (w/稲村太佑)
9.Burn(Deep Purpleカバー w/稲村太佑)
10.kids
11.starrrrrrr
12.Waitress, Waitress!
(encore)
13.don’t look back in anger (Oasisカバー w/ホリエアツシ)
14.涙がこぼれそう
15.Don’t fuck with Shirai Masaki
この日は「city」をやってくれて嬉しかったなあ。
川上洋平のブログにアップされてる写真を見ると、アンコールに「For Freedom」が入ってるんですが、これは直前で変更になったんですかねえ。
そう言えば路上ライブ時代にやっていたという「涙がこぼれそう」という曲はフレーズがとても若かったというか、ある意味では現在の[Champagne]がどれだけ進化しているのかが分かる機会でもありました。
第49話:This Summer Festival 2012、ご来場ありがとうございました。|川上洋平オフィシャルブログ「しゃんぺんな日々5」Powered by Ameba