前日にCoccoが出ると知って、行ってきました!
もろにCocco目当てな行動で申し訳ないけど、でもbanbiは生で観てみたいなと思っていたし、メレンゲやJackson Vibeもけっこう好きなんだよ!
渋谷eggmanって、もしかしたら今回初めて行ったかもしれない。
僕の整理番号は200番台だったけど、一番人数が多かった瞬間(Cocco出演時)でも200人台ぐらいの収容だった感じ(300人はいなかったかなー?)。
※調べてみたら、収容人数はスタンディングで350人ってなってた。ただこの日は撮影用スペースも。
トップバッターはメレンゲ。
相変わらず爽やかだった。
ボーカル・クボケンジのパーカー着てたりする佇まいは好き。
二番目がRake(レイク)。
このRakeってアーティストだけ知らなかったんだけど、アコギ一本で歌う男性ソロシンガーなのね。
けどこれがよかった!
疾走感のあるアコギ王道路線もあり、ファンクなナンバーもあり、それを一人で奏でられる実力も大したものだなーと思う。
Coccoファンが多い中、オーディエンスと一緒に歌おうと頑張ってくれていて。
僕もできるだけ歌ったよ!
歌詞はまあ、ありきたりっちゃありきたりなフレーズなんだけど、「100万回のI love you」とか曲名も含めて“すごくベタ”な感じが僕みたいに初めて観る人間にとっては分かりやすくて覚えやすかったり。
そういうフレーズ・言い回しって、僕は基本的に「もうちょっと言葉を練ろうよ」って思っちゃうんだけど、それはそれでこういうメリットはあるんだな、と。
そう考えると、例えば西野カナの支持層ってきっと「音楽が大好きで毎日いろんな音楽に触れてる人」ではないとすると、あの使い古されたフレーズや“ベタな感じ”はそこまで気にされてないのかも、とも思ったり。
「J-POPは『何か』を探しすぎ」ていうツッコミ(の形をしたちょっとした嘲笑)はある程度音楽に触れてる人間だから面白く感じるネタであって、そんなに音楽中心じゃない層にとってはさほど問題じゃないのかもね。
なんていろいろ思ってしまった。
三番目はbanbi。
最近やたらとスペシャとかで見かけるのでちょっと気になってた(でも曲は全く知らない)。
ツインギターが2トップみたいな形で前に並んで、その真ん中でワンボランチのようにベースがいて、さらにGKのようにドラムがいる編成。
この並びである意味がすごく分かるように、ベースがとても効いててよかった!
聴いててスムーズに心地いいメロディとギターのラインは大きな特徴なんだろうけど、そこにベースがすごくアクセントになってて「あ、これがたぶん“banbiらしさ”なんだろうなあ」と分かる感じ。
気に入りましたよ!
フェスとかでまた会えるなら、彼らのステージを選んでしまいたくなるかも。
そしてそして、やっぱり別格に楽しみだったCocco!
実はRakeの時からすでに奥さんと最前列&二列目のポジションにいました。
去年のCOUNT DOWN JAPANも最前列でCoccoを観られたんだけど、それとは距離の近さが違う!
こんな近距離(2,3m先にCoccoが!)で観たらどうなっちゃうのかしらとワクワク&ハラハラしてたけど、やっぱりすごかった。
メンバーはDr:椎野恭一さん(ロッキーTシャツ)、Gui:大村達身さん、藤田顕さん(アッキーTシャツ)といういつものメンツ。
「出演も急に決まったのかもしれないし、もしかしたらアコースティックな編成かも」とかちょっと予想してたんだけど、堀江さんがいないだけのいつものバンドスタイル。
やっぱり今のCoccoのモード的にはこういうバンドの音をやりたいんだろうなー。
セットリストはこの通り。
1.三村エレジー
2.玻璃の花
3.ニライカナイ
4.十三夜
5.蝶の舞う
「玻璃の花」を二番目にやって、「十三夜」「蝶の舞う」で圧倒して終わる、という展開。
意外と言えば意外だけど、これもまた今のCoccoはこういうモードなんだろうな。
(「十三夜」のラストでは10まで数えてた)
演奏中のMCはなくて、「蝶の舞う」が終わって「ありがとうや、ありがとう」と言って去っていったのみ。
でもMCや言葉は不要なほど、間近で観るCoccoはすごかった。
「すごかった」という表現がいいのか、「素晴らしかった」がいいのか、分からないのだけれども。
自分の身体や精神の一番奥から音楽を吐き出している人っていうのはこういう人なんだな、と改めて。
第三者なので勝手なことを言うけれど、やっぱりCoccoには「歌うこと」をしていて欲しい、これだけの“歌手”なのだから、と願わざるを得ない。
いや、ほんとにこんな人、今の日本になかなかいないと思うよ。
私たちも一緒に生きていく覚悟をしてるからさ!!
(と、こんなところでCoccoに向かって言ってみる)
イベントのトリはJackson Vibe。
Coccoが終わってちょっと会場が空いちゃって、ややかわいそうな感じはした。
けれどそれを吹き飛ばすような熱のこもったライブ。
昔からいいバンドだなあとは思っていたんだけど、僕がハマり切らないのは正直ボーカルの声がそんなに好きではないんだな…(こればかりは単なる好みの問題でごめんなさい)。
でもいいライブだったと思うし、今日のイベントのトリを飾るに相応しい熱さだった!
終わってみれば5つのアーティストそれぞれ色が出てて良いライブだったし、なんだか思いがけずすごく良いイベントを体験してしまった感じ。
出演するアーティストをどれもこんなに気に入る(フェスのような)ライブイベントってなかなかないわ。
収獲も新しい体験もあったし、Coccoはあんなに近くで観られてまたもや衝撃だしで、これは行ってよかった!ほんとに!