今年で11回目のロックインジャパンフェス。
ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2010 – rockin’on inc.
僕が参加するのは10回目で、フェス自身より1年遅い10周年。
観たもの、思ったもの、感じたこと、あと食べたものを綴ってみる。

観たアーティストをタイムテーブルに落としてみると、こんな感じ。
印象に残ったアーティスト、先に書いておきます。

●素晴らしかった!
世界の終わり阿部真央OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUNDSCOOBIE DOthe HIATUS

●大好きなのだから、素晴らしくないわけがない!
LOW IQ 01Cocco

ロックインジャパン2010 1日目観たもの

黒の実線:最初から最後までちゃんと観た
黒の点線:部分的に(3曲以上)観た

なお、観たアーティストの後ろに「僕がそのアーティストのライブを観るのが何回目か」を書いてます。
僕が観慣れてる人と初めて観る人では、感じることも書くことも全然違うと思うので、どうぞご参考までに…。

買いたいアーティストグッズもある日なので、東京を6:00過ぎに車で出発。
常陸那珂湊ICで降りて、西駐車場へ(たまたま当たったけど、ここは近くて便利!)。
会場内には8:30過ぎに到着。

グラスの物販エリアに行くと、ちょうどDJブースで片平実がプレイし始めたとこ!
RAD、テナー、アジカン、サカナと、いきなりロッキンっぽい選曲でテンション上がるわー!

オフィシャルTシャツの行列は早くもえらいことになっていて、ジブリコラボのまっくろくろすけTシャツはすぐに完売(通販してくれればいいのにね)。

そこからフォレストの方に帰ってきて、完熟マンゴーかき氷で体を冷やしつつ、3日間の僕たちのトップバッター・世界の終わり(2回目)へ!

世界の終わり

 

ステージに向かって左、モッシュピットのちょい外で。
藤崎彩織が入場して大歓声が上がってから全5曲、素晴らしかった!特に「死の魔法」~「幻の命」の流れでは泣いたよ!(これから始まる3日間のオープニングだってのに!)
「“重い”曲をやってから楽しい曲まで、ステージの雰囲気をどう変えるかを考えてる」という藤崎の話がロキノンに載ってたけど、この日は深瀬のMCで上手い具合に乗り越えられてた。

「次の曲でもう終わりなんだけど…」
「ええーっ!」
「だって…、そうなんだもん」
「(会場笑)」

「みんなが歌ってくれるのは嬉しいので、知ってたら歌ってください」と深瀬が言った後、ラストはやっぱり「インスタントラジオ」!最後は楽しく踊って、最高にハッピーな終わり方。
しょっぱなから素晴らしいライブだった。DJ LOVEはピエロの姿してるのに、彼がシャウトしても心揺さぶられるのはなぜだろう。不思議だ。
終わって、Twitterにふとつぶやいたこと。
「深瀬慧は死をテーマに歌ってるようでいて、やっぱり生命を歌ってるんだな。と間近で観て思った。」

おいおい、それにしても一番最初のアーティストからこんなにしっかり書いてたら、3日間分でえらいことになるよ!けど、いろんなアーティストがそれだけたくさんのものを与えてくれたという証。

ウィングテントは日陰でまだよかったけれど、とにかく今年のロッキンは暑いので、森のキッチンで休憩。冷やし鶏茶漬けもぐもぐ。パークステージからGOING UNDERGROUNDの「トワイライト」が聞こえてきて嬉しかった。これも色褪せない名曲だよねえ。ロッキンでも何度も聴いたなー。

鶏茶漬けを食べ終わってから、フォレストの安藤裕子(4,5回目)へ。

安藤裕子

 

安藤裕子を知らない若い(20歳ぐらい?)男子4人が座ってて、「もっとおばさんかと思ってた」って話してたんだけど、「それ“安藤優子”のイメージでしょ!」とツッコミそうになった。

歌ったのはどうやら新しいアルバムからの曲が多かったよう。鮮やかな赤いワンピースを着たねえやんは、ちょっと声がいつもよりハスキーであまり出てなかった気もする。
メンバーのことをなぜか全員の出身中学を添えて紹介するというねえやん的なMCの後、珍しくメッセージ性のある言葉。
「皆さん、会えるうちにいろんな人の顔を覚えておいてください。声が聞けるうちに覚えておいてほしいと思います」
そして最後に歌ったのは、これも新アルバムから「歩く」。後で調べてみたら、この曲は昨年亡くなった幼なじみの母親を思って書いた曲だったみたいで。
世界の終わりは言うに及ばず、やっぱり「死」というのはアーティストにとって大きなテーマになるね。

女性ソロアーティスト繋がりというか、次は阿部真央(3回目)。

阿部真央

 

個人的に彼女はずっと注目してる。力強く響く声、ハスキーな声、女の子らしい声、それらを全てまとめるように君臨するめちゃくちゃ女の子っぽい歌詞。なかなか稀有だし、いろんな人に刺さる要素を持ってると思う。
この日のライブもよかった!今まで観た中で一番よかった!「I wanna see you」や「ふりぃ」はやっぱり盛り上がるしねー!
彼女の場合、もともと歌唱力は全く不安に思わないんだけれど、この日は(僕が今まで観た中で一番)ステージ上の表情や仕草に硬さがなくて自然体だった。
「ポーカーフェイス」という歌でも歌ってる通り、もともとはそういう表現が苦手な人なんだと思う。

自分がどう見られてるか? 弁えてるつもり 「腫れ物注意」と言われてるの知ってます
ポーカーフェイスはいつからか身に付けた悪い癖 笑わない私をいつも 皆避けてゆくのよ
「ポーカーフェイス」

でもステージ上で観客と絡んだり、ふと笑ったりする阿部真央はかわいいよ!その調子でぜひライブを続けていってほしいなーと、こっちまで幸せな気分になった。

僕が歌うのは誰かが褒めてくれるから
「S.O.S」

そう言う