Ken Yokoyamaのラッシュボールでの発言について一番思うのは、それを正しく伝えるメディア(ライター)はどれ?ということ

Ken YokoyamaさんがRUSH BALL(ラッシュボール)2015でのライブ中にMCで話したことが話題になっているみたいです。

僕はそのライブを見ていないし、「どういうことを言ったのかな?」という興味がありましたが、ソースはTwitterで各参加者が投稿している断片的な情報のみ、らしい。

「らしい」というのは、僕は実際に検索をしているわけではないからです。

というのも、自分も観ていたライブのMCについて、その意図が歪められているもの、ハッキリ言ってしまうと受け手の理解力もしくはTwitter上での表現力・文章力の問題で「あのアーティストが言ってたこと(主旨)と全然違うじゃん」というツイートに、何年も前から遭遇しまくっているからです。

MCに関するツイートを検索しまくった友人の話でも「なんとなくは分かるけど……」というレベルですし、以下のようなブログでも「横山健が発した言葉は大体こんな感じだったようですね」というレベルだし。

RUSH BALL 2015にてKEN YOKOYAMAさんこと横山健がブチギレ。 : HAPPY and FUNNY LiFE

ただ、(特にKen Yokoyamaのような)アーティストにとっては、音楽だけでなく、言葉自体も一つの大きな主張なわけですよね。

だとすると例えば「ライブレポート」と呼ばれるものは、その言葉もストレートに載せてほしいと思うわけですが、音楽ファンの方はもちろんご存知の通り、そんな言葉はオフィシャルのレポートには載らないわけです。

RUSH BALL 2015 -2015.8.29-30@泉大津フェニックス-

そこで期待してしまいたくなってしまうのは、フリーの音楽ライターさん。

僕はTwitterで匿名的に発言している人の話は、半分ぐらいは疑っているので、(特にフリーの)プロライターさんに注目度の高いMCは正しく伝えるという役割を担ってほしいなと希望しちゃうんですが、今回に関してはそれはなかったようです。
(RUSH BALLにどんなライターさんが行かれていたのか存じないので、特定のライターさんを責めてるわけではないです)

また、ライターさんによって普段のギャラをどこからもらっているかというのは様々ですし、そういう事情もよく分かります。

ただ、そうすると、この記事のタイトルに行き着くわけです。

「一体、どこを見れば載ってるの?」
「(発信に信頼をおける)誰がそれを伝えてくれてるの?」
と。

「あ、それって存在しないんだ」という改めての気づきというか、ちょっと寂しい驚きがこの記事の結論なんですが、ライブとはその瞬間だけのもの、という原点に立ち返れば、それも仕方ないのかもしれません。

ただ、今回のKen Yokoyamaさんの発言は、(どうやら推測する限り)僕としては全力で同意したくなっていたかもしれない発言だっただけに、正確な情報源がほしいなと強く思ったのでした。

これだけ情報化社会になって、万単位の人がいた場所で起きた出来事でも、信頼できる情報としてアウトプットされることが難しい事例もあるんですよね……。