スペイン対チリ
Spain-Chile Liveより

オランダに1-5っていう衝撃的な敗戦を喫したスペインと、オーストラリア相手に3-1で凌いで勝利したチリ。

しかもこの前の試合でオランダがオーストラリアに勝ったため、ここでチリが勝つとグループBは早々に決勝トーナメント進出チームが決まっちゃうという。

スペインにとっては早くも後がないゲームだけれど、しかし先制したのはチリ。
シャビ・アロンソから奪ったショートカウンター。

スペインは前線から積極的にプレスに来るチリに対して思うようにボールを回せない。

イニエスタは一人だけ別格な感じではあったけど、やっぱりジエゴ・コスタをトップに持ってくるやり方は、選手同士でもしっくりきてない部分があったと思う。

そんなことをしてたら、フリーキックをカシージャスが弾いたボールがアランギスの正面に来て、冷静で上手いフィニッシュ。
スペインやばい。

この時点で「スペイン終わった…?」っていう雰囲気が世界を覆い始める。
同時に世界王者のスペインをネタにするツイートも増えて、王者の陥落ってやっぱりスキャンダラスな出来事なんだなあと実感(そしてそういうネタはサッカーに関しては嫌いじゃないw)。

スペインは前半からチャンスを全く作れないわけじゃないんだけれど、そういうチャンスに決め切れないのは「流れ」とかの言葉で片付けるのもなんだよな…。

ジエゴ・コスタについて言えば、アトレティコとは違って代表ではキャリアと習熟度の浅さもあって、常にしっくりきてないフィーリングを抱えながらプレーしていたのは影響がないはずはないと思うんだけど。

そのジエゴ・コスタからのオーバーヘッド・アシストを受けたブスケツも外してしまう。
ここらへんで、スペインをからかうネタがさらに増え始める。

チリは前半とは変わって、後半はウィングバックをまず下げるようになった。
オーストラリア戦での後半のガス欠も教訓にしたんだろうし、プレスのペースを抑えながら失点しないことを考えた後半の戦い方だった。

ここで言う「しっかりプレーする」ことができなかったのは、まあ6年間も世界王者として君臨してきた疲弊とかハングリー精神の欠如とかも大いに関係してるんでしょう。
そもそもサッカーなんていうメジャースポーツで王者が2008年から変わらなかったこと自体が驚きだよね。

あとはもうちょっと具体的に言えば、以下の「バルサが不調だからバルサ+アトレティコ風に若干変えようとした」ってところに同意。

あと、1試合目のオランダ戦で書いたんだけど、こういうチームに一番必要だったのはプジョルだったんじゃないか、っていう気もする。
もちろんプジョルがいることでやるサッカーの内容が変わるわけじゃないんだけど、チームを一つの方向性にまとめる部分では貢献したんじゃないかな、と思った。

クロアチアを追ってる長束さんのこのツイートには、2年前の悔しさが滲み出てる。

スペインに対するネタ画像では、これが好きだったな。
まあ、これからユーロに向けた2年間でスペインがどんなサッカーになるのか、新しい興味が増えましたね。

スペイン対チリ