クロアチア対カメルーン
Cameroon-Croatia Liveより

初戦、ブラジル相手に健闘しながらも敗れたクロアチアと、メキシコ相手に0-1で済んでよかったねっていうカメルーン。
どちらも1敗ながらも、その中身にはだいぶ差があった感じ。

ただこの試合はカメルーンの入り方がとてもよくて、右サイドのムカンジョ、ソング、エムビアの縦に速い攻撃で、クロアチアの左サイド(サイドバックは怪我明けのプラニッチ)を攻めこむ。

けれど、先制したのはクロアチア。この試合のファーストシュートを見事に得点。
こういう決定力があると、チーム全体が助かるよなーっていう展開。

カメルーンは、失点してもビハインドをものともしない、なんてメンタリティとは程遠かったようで、攻撃もだんだんとトーンダウン。

そしていよいよ前半40分。
クロアチアのカウンターの中でマンジュキッチが倒されたのは見てたんだけど、まさか肘打ち(それも縦方向!)を食らってたとは。
ソング、想像の斜め上をいくな…。

こりゃもうカメルーンにとっては止め刺されたぐらいの行為でしょ。

バルセロナ陣営とレアル・マドリー陣営で、「ぺぺとソング、どっちがひどいか?」みたいなことだもんね。
まあ、文句なしにソングの方がひどいと思うけどw

ちなみにピープルズエルボーって、これね。

前半のカメルーンとクロアチア、それぞれの自陣でのクリア回数を記したデータ。
11分のオリッチのゴールがファーストシュートだったはずなのに、いつの間にかクリア回数はカメルーンが倍以上に。

後半の立ち上がり早々、カメルーンのGKイタンジュのパスミスを受けたペリシッチが独走して追加点。

そうそう、イタンジュがパスを送った相手であるヌクルは全く受ける準備ができてなかったし(だからどっちかと言えばイタンジュの責任なんだけど)、ハーフタイム直後でもこんな集中力の無さを見せつけられると、監督がフィンケでも誰でも、もはや修正なんて不可能なんだろうな…と思わされる。

さらにコーナーキックからマンジュキッチ。
クロアチアにとってはマンジュキッチが決めたのは次戦に向けても大きいね。

まさにその通り↑。

クロアチアの中で唯一にして最大の悩みどころは、サミールのポジションだなあ。

このエムビアの怠慢もひどかったな…。

さらに終了間際にはアス・エコトがムカンジョと口論して頭突きを見舞うw

試合終了後、エトーがアス・エコトをなだめてた。

エトー派とソング派の対立ってよく言われるけど、リゴベール・ソングから続くソング派(ていうかソング家)がちょっと頭がおかしいだけで、エトーは真っ当なことばっか言ってるんじゃないかな、とか思わなくもない。
詳しいこと全然知らんけど。

この試合を数年後に思い返す時は、マンジュキッチの2得点なんてのは後回しで、「ああ、ソングが肘打ちかました試合ね」「ああ、アス・エコトがムカンジョに頭突きした試合ね」ってことになるんだろうな…。

カメルーン対クロアチア