スペインvsオランダ

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2010年大会の決勝のカード、スペインvsオランダ。
写真はその試合でのデ・ヨングのえげつないファウルのシーンだけど(笑)、こういうのもまあ気分が高まるよね。

スペインvsオランダ

スペインはディエゴ・コスタがスタメン。
オランダはテストマッチのガーナ戦のスタメンがそのまま。

4年前とのスタメン比較だと、オランダの守備陣がファン・ハールによって総とっかえされてるのが面白い。

試合はやはりスペインがボールを支配するんだけど、最初の決定機はオランダ。
高い位置でボールを奪って、その瞬間にはフリーランを始めていたスナイデルに通り、カシージャスと一対一を迎える。

スペインはシャビからディエゴ・コスタにスルーパスがピタッと通り、ディエゴ・コスタはシミュレーションっぽかったけどPK獲得。
これをシャビ・アロンソが決めてスペイン先制。

ここらへんのオランダのDFラインは凸凹が目立ち、スペインは中央寄りにポジションを取るシルバも含めて中盤でいつも通りのパス回し→オランダのDFライン裏へ、っていうシーンが。

これはハーフタイム時点で、シルバのプレーエリアを示したもの。
フォーメーション上のスタートポジションは右ウィングなんだけど、中央寄りでシャビやイニエスタとパス交換しながら中盤で数的優位を作ろうとしている意図が分かる。

スペインvsオランダ

イニエスタの超絶スルーパスから抜け出したシルバの一対一は、シレッセンがギリギリまで倒れずにナイスセーブ。
(結果的にここで追加点を奪われなかったのはデカかった)

そしたら、きましたよ、一発が。
ブリントからのロングボールを、ファン・ペルシーがめちゃくちゃ上手いヘッド!

ブリントにプレッシャーにいけなかったアスピリクエタ、ファン・ペルシーをフリーにさせたピケとセルヒオ・ラモス、っていうスペイン側のエラーもあるんだけれど、とはいえこれを決めるのはすごいわファン・ペルシー。

オランダのテストマッチはエクアドル戦とガーナ戦を観たんだけど、3バックの試行に加えて、ファン・ペルシー&ロッベン&スナイデルのコンディションがすごく良いのが印象的だったんです。

ただ、この時点ではまだスペインが地力でまたリードするんじゃないかと思ってました。
ファン・ペルシーの同点弾はあくまで「一発」なので。

そしたら、同じような形で(またもブリントから)、ロッベンがベルカンプ・トラップから逆転弾ですよ。

スペインのセンターバックの不備を、オランダの化け物二人が一度も見逃さずに2点を叩き込んだ形。

リードされてから、スペインはどうもおかしくなる。
ディエゴ・コスタのマルティンス・インディへの頭突きも、上手くいかなくなったフラストレーションと無関係ではないはず。
(これ、その場ではお咎め無しだったけど、後からサスペンションを受ける可能性もあると思う)

どうもこの後のスペインの戦いっぷりと、センターバックの二度に渡る失態を見てると、今のスペインに足りないのはプジョルのようなリーダーだったんじゃないかとも思えてしまう。
能力的な資質としては、ピケとセルヒオ・ラモスの方が現代的なセンターバックではあるんだけど。

それでスペイン崩壊へ。

3失点目(セットプレーからデ・フライ)はまだカシージャスへのファン・ペルシーのファウルを取られてもおかしくなかったけど、トラップミスをかっさらわれた4失点目は何の言い訳もできない。

そしてカウンターからのロッベン独走。
セルヒオ・ラモスもCBとしては足が遅い方じゃないのに、それでもぶっちぎるって、コンディション良いんだなー。

試合後、ファン・ハールの3バック(5バック)を称える声もあったけど、そこはそんなに重要でもないというか、戦術がハマったからスペインを押さえられたのとはちょっと違うと思う。
そういう意味で、この意見に同意。

ブリントからのニ本のボールを確実に(しかし難しい)ゴールに結び付けられたファン・ペルシーとロッベンっていう化け物ありきだとは思う。
そしてそのリードを奪った後はスペインが自滅していったというか、自分たちの力でもう一度ペースを取り戻すメンタリティがなかったというか。

いやー、ファン・ペルシーとロッベンの輝き、半端なかったわ。