2013年11月24日 J2第42節
V・ファーレン長崎 0-1 徳島ヴォルティス
後半22分:宮崎 光平 0-1
今年も大混沌なJ2最終節。
まあ3位〜6位をプレーオフにしたらそりゃ最終節までもつれるだろう、ってことなので、毎年そうなるのは必然でもあるんだけど。
試合前の状況は、こんな感じ。
◆J2上位の順位表(第41節終了時点、上位8チーム)
1位 G大阪勝点86(25勝11分5敗)得失点差+53 ※優勝、自動昇格が決定
2位 神戸 勝点80(24勝8分9敗) 得失点差+34 ※自動昇格が決定
———[自動昇格]————————
3位 京都 勝点70(20勝10分11敗)得失点差+23 ※プレーオフ進出が決定
4位 長崎 勝点66(19勝9分13敗)得失点差+9
———[プレーオフ準決勝ホーム開催]——
5位 千葉 勝点65(18勝11分12敗)得失点差+19
6位 徳島 勝点64(19勝7分15敗)得失点差+4
———[プレーオフ進出ライン]————
7位 札幌 勝点63(20勝3分18敗)得失点差+11
8位 松本 勝点63(18勝9分14敗)得失点差-1
【J1昇格への道・J2第42節】カオスの最終節。プレーオフ出場の残り3枠を目指し、勝点3で5クラブがひしめく大混戦。 | J's GOALニュース | J's GOAL
それで当該チームである長崎vs徳島のゲーム。
今日も機能的なハイプレスを見せる長崎に対して、徳島のビルドアップは成り立たないどころか、長崎は何度もボール奪取からチャンスになりそうなシーンを産む展開。
長崎の試合は何ヶ月ぶりかに観たんだけど、幸野志有人がさらに攻撃の中心になっていてチャンスメイクを試みるんだけど、最後のところで精度を欠く。
長崎vs徳島、前半10分まではどんどん前から来る長崎に対して徳島はロングボールも使いながらどちらかと言えば前半セーフティに後半勝負、っていう展開かな。
— いぬたく(サッカー用) (@inu_foot) 2013, 11月 24
長崎の前からのプレス、時には引いて受けようとするドウグラスにDFの山口がハーフラインを超えてもチェックに行くっていう判断がよく訓練されてるな。
— いぬたく(サッカー用) (@inu_foot) 2013, 11月 24
しかし徳島のセンターバック橋内と千代反田は足元も上手くないし、長崎のプレスの餌食になりやすいタイプだなー。
— いぬたく(サッカー用) (@inu_foot) 2013, 11月 24
それで0-0のまま後半に入ると、徳島が先制。
その7分前に、この日はほとんどボールに絡めなくて10人で戦っているのにも近かった津田に替えてキャプテン・斉藤大介を入れていたのがとても効いてたんじゃないかと思う。
少なくとも、このゴールにつながったビルドアップで斉藤が見せた落ち着きとタメは、今日の徳島に初めて現れたシーンでもあった。
解説の三浦淳宏さんも言ってたけど、得点の前に徳島が初めてペースを落ち着かせられたのが代わって入った斉藤のところ。そこからの展開で先制点。
— いぬたく(サッカー用) (@inu_foot) 2013, 11月 24
そこからは鳥取vs千葉(千葉が2点取られてから追いつく)も気になるものの、札幌vs北九州をタブレットで同時に観ながらの展開。
このプレーオフ圏内が各会場の経過によって数分単位で変わっていく展開は、まさに最終節ならではだよなあ。
この長崎のゲームは、末永を投入してパワープレーも試みるものの、千代反田を中心に跳ね返して無失点に押さえた徳島が勝利。
ここまでの結果を見れば、小林監督はやっぱり見事な手腕だなー。
【J2最終結果】
4位 徳島 67 +5
5位 千葉 66 +19
6位 長崎 66 +8
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7位 松本 66 0
8位 札幌 64 +11
PO組み合わせ…京都vs長崎(西京極)/徳島vs千葉(ポカスタ)
— よしだ (@kosugi_jujiro) 2013, 11月 24
長崎は負けても6位でプレーオフには進めることに。
ハイプレスは見事だし、観ていてとても好感の持てるチームではあるんだけど、いかんせんラストのところの「質」が足りないっていうのは惜しいところ。
そういう意味でも、去年から今年まで同じように好感を持てるサッカーをしながら最後のクオリティがJ2ではなんとか通用したけどJ1では厳しかった湘南の姿がダブる。
いずれにせよ、J1昇格プレーオフも見逃せないですね。