(当時の記憶を思い出しつつTwilogなども見ながら、2012年初頭に書いてます)
凛として時雨のホールツアー、VIRGIN KILLER SUICIDE。
もともと5月の予定だったのが震災の影響で延期になり、この7月6日に。
(ナタリー – 凛として時雨、新機軸を構築した初ホールツアー完結より)
時雨がホールツアーをやるのは初めてということで。
ただ時雨のライブでのわたしはモッシュゾーンに行かずにちょっと離れたところで観るスタイルのため、座席があっても自分の参加の仕方にはあまり違いがない。
(わたしの場合、モッシュゾーンに行くかどうかは完全にそのアーティストによる)
東京国際フォーラム、デカかったなあ。
こういうデカい場所でやるバンドなんだな、という実感と同時に、どうもお客さんの層がいつもよりもオシャレ感があった気もする。
普段のライブハウスで観る時雨好きのお客さんよりも、現実社会への適応度が高そう、というか。
(わたしは普段の時雨のお客さんみたいな人の方が好きですよ)
以下、開演前に感じてた部分のツイート。
時雨東京1:ライブ前のSEから世界が構築されていて、その音が静かになると客席の話し声も静まり、SEがまた鳴り出すと客席もまた話を始める。それが一つのうねりになっていて、あそこからすでに「ライブ」だった。
— いぬたく (@inutaku_) 7月 6, 2011
時雨東京2:国際フォーラムのお客さんの層、普通の人が多くて驚いた(悪い意味じゃないよ)。5,6年前には、時雨好きな人は見るからに独特な雰囲気の人ばかりで、例えばフェスでたくさんの人の中で時雨シャツを着てなくても「ああ、この人は時雨ファンだな」と分かるほどだったなあ。
— いぬたく (@inutaku_) 7月 6, 2011
時雨東京3:でもそれは時雨の音が大衆的になったとかいうわけでは全くなくて、本人たちは誰にも真似できないスタイルを保ちながら、実はそこにある「ポップさ」を周りが徐々に見つけていったことによって得られた広がりなんだと思う。だから時雨はすごい。
— いぬたく (@inutaku_) 7月 6, 2011
「still a Sigure virgin?」のレコ発ツアーの時は「I was music」からスタートして、それは「いいよ、おかしくなって」とTKに言ってもらうという誰でも納得のライブの幕開けだったわけだけれど、この日は「illusion is mine」から始まって驚くと同時に、いきなりテンション上がりましたわ。
「still a Sigure virgin?」の中で一番好きなのはこの曲かもしれない。
その曲がスタートになって、その次(2曲目)として歌われる「I was music」での「いいよ、おかしくなって」は、前にも増しておかしくなれそうな気がした。
さらにそこからの「DISCO FLIGHT」(!)、そして「Re:automation」。
このツイートで言及してるピエールさんのドラムから受ける感じは、特に「DISCO FLIGHT」で感じることが多い。
時雨東京4:ピエールさんがイントロで身を乗り出しながらスティック振り回してたシーンがすごくかっこよかった。それはたぶん「客を煽る」というよりも、ピエールさんから「あのやばい二人の後ろでドラムを叩ける喜び」や「これから始まる曲への高揚感」をわたしが感じたからだと思う。
— いぬたく (@inutaku_) 7月 6, 2011
時雨東京5:ピエールさんのドラムはその音だけで感極まる瞬間があるなあ。それほど歌ってる。
— いぬたく (@inutaku_) 7月 6, 2011
「シークレットG」のTKガットギター弾き語りも印象的だったな。
「延期してしまったお詫びに」と話していたTKの言葉も含めて。
そこからピエールさんタイムの後、「J POP Xーfile」「Telecastic fake show」「nakano kill you」ていう、殺しにかかってくる流れ。
いつも思うんだけど、時雨ってちゃんと序盤と終盤にこういう“時雨好きなら絶対に盛り上がる流れ”を厚めに用意してくれるのが偉いと思う。
TKの世界は内省的だけれど、バンドとしてのライブは開かれてるのよね。
ちなみにピエールさんタイムに関するわたしの感じはこんなところ。
時雨東京6:ピエールの部屋はぜんぜん嫌いじゃないんだけど、わたしにとっては全編ノーMCでひたすら曲やってくれたとしても十分に満足。エンターテイナーとしてのピエール(や345)も好きだけどそれを遥かに上回るぐらいアーティストとしての彼らが好き。
— いぬたく (@inutaku_) 7月 6, 2011
本編ラストとも言える「24REVERSE」も、もっとライブでやって欲しい名曲。
以下は終演後に感じた(思い起こした)部分のツイート。
この女子高生二人は、すごく印象的だったなー。
たぶん他の子と趣味が合わないんだろうな(笑)
応援してあげたい。
時雨東京7:わたしの前の列にすごくおとなしそうな女子高生二人がいた。クラスの中で時雨好きって共通項でつながってる二人なんだろうなー。いい二人だった。
— いぬたく (@inutaku_) 7月 6, 2011
終演後の自分のツイートを見返すと、すごくよかったことが窺える。
2011年はその後にトキニ雨(TOKYO DOME CITY HALL)とZepp Tokyoワンマンにも行ったのだけど、もしかしたらこの日が一番高揚度が高かったんじゃないかと思う。
今から思えば。
時雨東京8:ライブの途中から止めどない高揚感と同時に「うわー、このライブ終わったら次はいつ会えるのよ…」という不安感が激しく交錯してたんだけど、9月からツアーやってくれると聞いて救われた。本当に救われた。
— いぬたく (@inutaku_) 7月 6, 2011
時雨東京9:ホールツアーってことで映像がついてる曲もあったけど、ほとんどは曲に比べると凡庸に見えちゃったなあ…。時雨の音と曲に張り合えるような映像ってハードル高すぎると思う。
— いぬたく (@inutaku_) 7月 6, 2011
凛として時雨 TOUR 2011 “VIRGIN KILLER SUICIDE” 2011.7.6@東京国際フォーラム セットリスト
1.illusion is mine
2.I was music
3.DISCO FLIGHT
4.Re:automation
5.a 7 days wonder
6.this is is this?
7.Sadistic Summer
8.想像のSecurity
9.鮮やかな殺人
10.seacret cm
11.Tremolo +A
12.シークレットG
13.J POP Xーfile
14.Telecastic fake show
15.nakano kill you
16.a symmetry
17.24REVERSE
18.mib126