今年もやってきたFUJI ROCK FESTIVAL ’11。
1日目、2011年7月29日(金)の雑感をつらつらと。
例年、食べものの備忘録を忘れて「あれ、去年気に入ったのってなんだっけ…?」状態になるので、今年は食べものもちゃんとメモしときました。
■よかったアクト
毛皮のマリーズ
The Vaccines
Coldplay
■すごくよかったアクト
Noah and the Whale
MANU CHAO LA VENTURA
AMADOU & MARIAM
いつも前夜祭からではなく金曜朝からの参加。
今年も6:00ぐらいに東京を出て、車で苗場へ。
今まで駐車場運が悪かったんだけど、今年は「場内2」ってやつでちょっと興奮してた。
けど「場内1」と「場内2」はだいぶ距離が違うね…。
(「場内2」はもはや「場外」と言ってもいいようなレベル)
それでも他の駐車場よりはだいぶ楽だから、これは感謝しなければ。ありがたい。
苗場は今年も雨。
ある友人は「あまりに雨がデフォルトになってるからちょっとな…」と言ってたけど、わたしはぜんぜんかまわない。
雨が楽しめなくてフジロックが楽しめるか!
子どもの頃は雨の中でも平気で遊んでたじゃないか!
●毛皮のマリーズ @ホワイトステージ
マリーズは大好きなんですよ。
ワンマンにも行くし、年末の武道館ももう予約済だけれど、フジのステージに立つマリーズ、そして志麿くんが観たかった。
この日はおそろいのカーキ色の軍服(人民服?)で登場した4人。
志麿くんにはもっとロックスター然とした衣装を着てほしかった気もするけれど、フジロックという舞台での立ち位置なんかも意識したのかどうなのか。
今年の夏フェスはぜんぶあの衣装で通すのだろうか。
(でもロッキン3日目の大トリはロックスターでいてほしいな)
マリーズはフジロックに出られた嬉しさと意気込み、そしていつも通りの志麿くんのキュートな仕草と笑顔が心にとっても伝わってきた。
セットリストもほぼベストのようなもので、最初はアウェー感が漂っていたけれど、途中からどんどんお客さんも温まってきた感じが嬉しかったなー。
もう、ここは完全にファン心理。
でもいいライブだったと思う。
○チキンクリーム 600円 @ところ天国 KITCHEN SOLNA CAFE
★★★★☆
パン生地もよくできていて、中に入ったチキンクリームのシチューもうまい。
添えられたマンゴーが冷たくて甘いのも好印象。5点でもよかったかも。
●The Vaccines @グリーンステージ
音源を持ってないんだけど気になってたバンド。
「かっこええUKバンドってこういう感じだよね!」ていう好例のようなライブ。
初日のこんな時間からこんないいもん観ていいのかー、と幸せ。
↓この曲、ライブで聴いたらこれよりもずっとよかったよ!
ヘブン方面に移動して、オレンジコートでちょっとだけMIDDLE EAST観る。
楽しげで踊れそうなパーティバンドだった。気になる。
(しかしわたしにはNoah~が待ってるんだ)
○鮪ほほ肉丼(かつおだし汁トッピング) 700円+100円 @湘南御飯(ヘブン)
★★★☆☆
鮪ほほ肉がちょっとパサっとしてるなー。
かかってる海苔ももうちょっと多いと嬉しい。
○胡瓜一本漬け 200円 @湘南御飯(ヘブン)
★★★☆☆
最初はうまいと思ったけど、食べてるうちにちょっと塩辛くなってくる。
もう少し薄味でもいいと思う。
●Noah and the Whale @フィールドオブヘブン
行く前からいろんな人と(Twitter上でも)話してたけど、ここThe Pains Of Being Pure at Heartと被るのは致命的だよねえ。
けど彼らを選んで本当によかったと思える素晴らしさ!
ドラム以外の4人でギター、ベース、キーボード(3台!)、バイオリンを次々と持ち替えていくスタイルも好きだし、なにより音がめっちゃ優しくて心地よくてなおかつかっこええ!
改めてライブで聴いてみて、ベース、キーボード、バイオリンがシンプルなリフで展開していく、そのトリップ感がすごい。
音の数を増やすんじゃなく削いでいった上ですごく心地よい点を見つけてるんだろうなあ、と。
初来日だけど日本を気に入ってくれたみたいだし、ファンのこともfantastic!って言っててくれて嬉しかったよ。
(The Pains~もどうやら素晴らしかったようで、この14:00頃は至福な時間だったみたいですね)
○モチコチキン 400円 @店名忘れた(ヘブン)
★★★☆☆
ハーブの唐揚げ。ちょっと塩辛くて味が濃いかなー。
またグリーンに戻るんだけど、やたら人が多くて渋滞気味。
金曜の昼間からこんなに渋滞したことあったっけ…?
○もち豚丼 700円 @越後もち豚 地ビールの店 @オアシス
★★★☆☆
乗ってる豚肉が一枚って少ないなー。 CP悪い。玉ねぎとソースは美味い。
もち豚はやっぱり金六イレブンかな…。
●MANU CHAO LA VENTURA @グリーンステージ
これはやばかった!
楽しすぎで踊れすぎ。
僕はグリーンのやや後方で眺めつつ観る感じだったんだけど、あれはモッシュエリア楽しいだろうなー!
そのポジションでも十分楽しかった!
再びヘブン方面に移動。
オレンジコートでAFRICAN HEAD CHARGEをまったり観る。
アフリカ音楽好きだけど、これはそこまでハマらなかったなー。
○夏野菜の豚生姜丼 700円 @太陽食堂
★★★★☆
十穀米もタレもうまかった。ゴーヤだとかヘルシーそうでいい感じ。
○ミネストローネ(小) 300 @太陽食堂
★★★★☆4点
ふつうにおいしい。
●AMADOU & MARIAM @フィールドオブヘブン
みんなARCTIC MONKEYSに行ってるのか、ヘブンはやけに人が少なかった。
でもほんとに楽しかったー!
1時間ずっと踊りっぱなしだったわ。
あのアフリカンリズム、特にドレッドヘアの人の太鼓(パーカッション)のグルーヴ感がすごかった!
こういうライブを観られるのがフジロック、そしてフィールドオブヘブンのいいところ。
ホワイトに移動して、CSSをちょっと観る。
初めてライブ観たけど、ボーカル(LOVEFOXXX) が「これぞロックバンドの女性ボーカル!」ていう雰囲気をもっている人だった。
彼女たちの中で僕が好きな曲はあまり聴けなかったなー。
●Coldplay @グリーンステージ
いやー、いよいよだよ!
フジロック前に「どの曲が一番楽しみ?」と訊かれたら「Viva La Vida!」と答えるぐらいのミーハー心は持ち合わせているよ!
アクト前から花火が上がっちゃうあたり、もう世界的なスターの雰囲気がビシバシ感じる。
僕を含めた多くの人からの彼らへの期待感が、その“スター感”を作りだしてるんだろうな。
(入場シーンだけで花火が上がるなんて、なかなかないよね)
2曲目でいきなり「Yellow」をやってくれて、「うおーっ」って思ったりね(そのときの照明はもちろん黄色) 。
日本語MCを間違えて、「I’m sorry, my japanese is fuckin’ terrible」とか言っちゃうクリス・マーティンがとってもお茶目(彼は素敵な人だねえ)。
そして「Politik」のクリスのピアノ弾き語りに続いて、その流れで「Viva La Vida」のピアノイントロ!
いやー、きましたよ!ここで「きました!」と思わずしていつ思うのか!
うぉおおーおおーおー!って歌えて幸せでした。
アンコールでは大好きな「Fix You」もやってくれて。
嬉しかったです。
できれば「Lovers In Japan」と「Speed of Sound」もやってほしかったけれどね。
まあ、ただColdplayってライブバンドとはちょっと違って、「歌モノバンド」だなあとは強く思ったなあ。
歌モノバンドの中では本当に世界で最上級なんだと思うけれど。
クリス・マーティンの歌のパワーがすごすぎて、やや彼のソロみたいになっているというか。
よくソロのミュージシャンのライブで、バックバンドが彼の歌を際立たせるための演奏をすることがあるけれど、Coldplay自体がそういうバンドなのかな、と。
クリスは人柄的にも素晴らしい人間っぽそうだし、日本で言うとMr.Childrenみたいな感じなのかなー。
ちょうど1年前の同じ場所・同じ時間(初日のトリ)のMUSEを思い出して、その対比が印象的だった。
個人的には、MUSEぐらいゴリゴリ(時にはオタク的に)ギターをかき鳴らしてくれるバンドの方が好きではある。
↓これは2年前の東京でのライブだけど、この曲のライブ映像は世界のどこの会場のを観ても、ちょっと泣きそうになるね。
多くの人に伝わる楽曲の素晴らしさって、こういうことだよなあ。
1日目、おわり!