FUJI ROCK FESTIVAL ’11、2日目、2011年7月30日(土)の雑感をつらつらと。

■よかったアクト

Battles
the HIATUS

■すごくよかったアクト

The Naked and Famous
RA RA RIOT
CONGOTRONICS vs ROCKERS

朝はちょっとゆっくり寝て、12時頃から現地で行動開始。
グリーンのクラムボンも観たかったけれど、まあ他で観ようということで諦めてしまった。

この日はなんだか朝から邦楽バンドのあまり嬉しくないニュースが多かった。
オウガからベース平出が脱退、plentyからドラム吉岡が脱退。
(昨夜はチャットモンチーからドラム高橋が脱退、なんてニュースも)

そんなニュースに触れながらもグリーンでFountaines Of Wayneを聴いていたら、彼らのシンプルで良質な音にちょっと勇気をもらった気がしたよ。

○天国バーガー 600円 @ところ天国
★★★★★
やっぱりうまい。ポテチもついててこれが600円で他の邦楽フェスで売ってる佐世保バーガーが1,000円なのは不条理を感じてしまう(たしかに大きさは違うけど)。

●FUNERAL PARTY @ホワイトステージ

FOWも好きなんだけど、今回はFUNERAL PARTYを観ようと決めていた。
期待通りストレートな音で疾走してくれていて、気持ちよかった!

(しかしここのFOWとFUNERAL PARTYの被りも酷だよね…)

The Naked and Famous @レッドマーキー

すごく楽しみにしてたバンドの一つ。
レッドマーキーのかなり前の方で観てた。

楽曲も好きだけど、ライブもよかった!
けど最高によかったのは、ラストのところ。
それまでもMCで日本を慮ることをチラホラと言っててくれたんだけど、最後、「ニッポン、ガンバレ」っていうセリフの後の「Young Blood」では涙腺が崩壊したよ。
(言ってくれたのはたぶんトム・パワーズかな)

海外バンドのライブ・MCでここまで泣けたのは初めてかもしれない。
「Young Blood」はもともと大好きな曲だったけど、これでずっと忘れない曲になったなあ。

2日目のこの時点でも、「今年のフジロックに来てくれる海外アーティストは本当に日本のことを思ってくれてる人ばかりだなあ」と実感。
感謝の言葉しかない。

○豚汁雑炊 500円 @おにぎり処・酒処 ゆた(オアシス)
★★★☆☆
少し味が薄いかな。雑炊じゃなくて豚汁にしてもよかったかもしれない。
○ゆでたまご 100円 @おにぎり処・酒処 ゆた(オアシス)
★★★★☆
塩もついててふつうにおいしい。皮がむきやすいところも好印象。

BEST COASTをレッドマーキーで。
悪くないけど、彼らは屋根のないところで観てみたかったなー。

○豚トロ串 500円 @五平餅屋(オアシス)
★★★★☆
脂っぽすぎないところがよい

そしてハナレグミという名の至福のお昼寝タイム。

ラスト、原田郁子と「サヨナラCOLOR」をやったらしいけれど、次のRA RA RIOTのために観てない(これはちょっと残念)。
(この時間オレンジコートでやってたOBRINT PASもよかったらしいなあ)

●RA RA RIOT @レッドマーキー

素晴らしかった!
音の中で踊りまみれるってのはこのことだね!

音源で聴く以上にベースとドラムのグルーヴ感がとても気持ちよくて、その上で弦楽器とキーボードが乗っかっちゃうんだから、これはもう無敵というほかないよ!

これも最前列に近いところで観てたんだけど、周りのお客さんのノってる感じ・踊ってる感じもすごくよかったなー。
とても素敵な時間・空間だった。

○五平餅(のり正油) 300円 @五平餅屋(オアシス)
★★★★☆
脂っぽすぎないところがよい

五平餅を食べながら、グリーンでBattles
「Atlas」はやっぱりすげえ曲だなー。
なんとなく“ながら観”しちゃったけど、前で観ればもっとよかったのかもしれない。

●the HIATUS @ホワイトステージ

もしも外国人から「おすすめの日本の音楽ある?」って訊かれたら彼らを教えるだろうというぐらい、世界中でも他にない音を奏でてるバンドだと思ってる。
そのHIATUSを他の海外バンドに混じってフジロックで観られること、それをすごく楽しみにしてた。

で、欲を言えばステージ前方の「いつものHIATUSファン」と一緒にではなくて、少し後方の「普段はHIATUSのライブを観ないフジロッカー」に混じって観てみたい、と思ってた。
でもねえ、ライブが始まると、特に柏倉さんのドラムをこの目で観ていたいという衝動に負けて、やっぱりある程度は前で観てしまった。

「3年間、フジロックに出たいとずっと思ってました。最後にしないけど、最後のつもりで歌います」と言ってた細美さんがとにかく嬉しそうで、楽しそうだった。
その細美さんにに「おめでとう!」と「今日もありがとう!」を伝えたいと思ったよ。
フジロックのHIATUSもいつも通りのクオリティだった。

フジロックで他の海外アーティストのライブを聴いてる流れの中でも、それでも柏倉さんみたいなドラムを叩く人って世界的にも稀有だなあと思う。
あれはほんとすごいよ!

あと、「西門の昧爽」のアコースティックバージョン、初めて聴いたけど素晴らしかったなあ。

HIATUSの後は、食糧をたくさん買い込んで、アヴァロンへ。

○カンパーニュのハチミツ&バター 400円 @ルヴァン(ヘブン)
★★★★☆
パンがうまい。もうちょっとハチミツ味が濃くてもいいなー。
○からあげ黒酢丼 500円 @加納食堂(アヴァロン)
★★★★☆
鶏肉が柔らかい、そして量も多い。
○朝霧シチュー 500円 @朝霧食堂(アヴァロン)
★★★☆☆
具は多いけど味が薄い。シチューというより温かいビシソワーズみたい。

●Maia Hirasawa @ジプシーアヴァロン

夜のアヴァロンの幻想的なライティングのステージと彼女の歌がすごくよく合ってた。
でも「Matis and Maia」や「Gothenburg」だとかのスケールの大きな曲は、オレンジコートあたりでコーラス隊も増やした豪華なセットで観てみたいと思ったよ。

「Matis and Maia」のときだったかな、演奏中に無音になるところで隣のホワイトから流れてくるライブ音に「うるさい!」って(日本語で)言ってて笑ってしまった。
それを言ったホワイトの相手がフジの常連・Asian Dub Foundationだっただけになおさらおかしかった。

またヘブンに戻って、ちょっとWIDESPREAD PANIC
ギターとピアノの音が研ぎ澄まされてて、かっこええ。

●CONGOTRONICS vs ROCKERS

もう楽しいのなんのって!
アフリカンリズムが心地よすぎて、踊りまくる体が止まりませんよ!

オレンジコートもすごい人の数で、日本でこれだけたくさんの人がアフリカンリズムに乗ってそれぞれが心地いいように体を揺れ動かしている光景に、胸が熱くなった。
一生この時間でもいいな、と思うぐらい心地よかったよ!

3日間の中でも特に鮮烈だったライブの一つ。

80kidzもチラッと行ったけど、もうCONGOTRONICSでお腹いっぱい・胸いっぱいになっていたので、そのまま帰路へ。
(80kidzはロッキンのトリで十分楽しませてもらいます)

2日目、おわり!