いよいよ最終日になってしまった!
1日目と2日目はこちらからどうぞ。
フジロック’10 1日目(2010.07.30) MUSEに乾杯
フジロック’10 2日目(2010.07.31) La Rudaで乱舞

エントランスをくぐってグリーンを歩いていると、Oasisの「Don’t Look Back in Anger」が大音量で流れてた!
いきなりやばい曲に出会っちゃったわー!そしてあのOasisのライブは二度と観られないのかと思うと、寂しさも改めて…。

まずは11:00からの→Pia-no-jaC←(@オレンジコート)にレッツゴー。

pia-no-jac

 

ピアノジャックを初めて観たのが去年のフジロックのアヴァロンだったので、個人的になんだか里帰り的な、「大きくなって戻ってきたなー!」的な感。いきなりFFⅣのボス戦のテーマをやってくれて、ワッハー!だよ!
オーディエンスの盛り上げ方や二人のMCコンビネーションもますます磨きがかかっていて、こりゃ盛り上がるわー。ピアノとカホン(という打楽器)だけでここまでアッパーにできるのは超人技。

ただ、MATT&KIMがお目当ての一つだったので、そっちに間に合うようにホワイトへ移動。

Matt and Kim

 

もうステージに登場した時からマックス・ハイテンション!
ライブで音楽を演奏することがすごく楽しいんだな、このフジロックで演奏することを心から楽しんでくれてるんだな、ということが一瞬で分かるプラスのエネルギー爆発!もともと曲も大好きなんだけど、この登場シーンだけでますます二人のファンになっちゃったよ!
演奏して歌ってる時も常にはじけていて、笑顔で、MCでも常に「俺(私)、胸いっぱいなんだ!」みたいなことを表情・仕草・言葉で伝えてくれて、挙句の果てにはスピーカーの塔によじ登っちゃったりなんかして、もう楽しすぎるステージ。
「アーユー・クレイジー?」「アーユー・ファッキンクレイジー?」とも連呼してて、そりゃもうみんなバカになって騒ぎましたさ!
この二人、音楽学校に入った時は楽器をまったく弾けなかったみたいだけど、このハートと努力でここまでやってきたんだろうなー。それを物語ってるかのような、ドラム・キム(♀)の男以上に太い二の腕。
良いライブを観た!

そこからはYEASAYERやALBERTA CROSSも観たかったんだけど、むしろヘブン~オレンジ~アヴァロンのぶらり周遊の旅に出ることに。

カルピスのかき氷を食べながら(美味かった!)、アヴァロンの阿部芙蓉美
MCの穏やかで静か(小声)な語り口から、いかにも北海道は稚内から歌のために出てきました、的な印象。歌声も普通に良いと思うんだけど、ちょっと野外向きではないのかもね。小さなコンサートホールとか教会とかにすごくマッチしそう。

そこからMOUNTAIN MOCHA KILIMANJARO(「フジロックじゃなくてフジファンク!」という言葉の通りだった)を聴きながらヘブン通ってオレンジに移動し、伊藤ふみお
Kemuriを解散してからソロ作品は聴いてないんだけど、相変わらずの気持ち良いスカ。Kemuriからちょっとパンク・ロック要素を引いて、ややポップに寄った感じ。元気そうでなにより。

ぶらり周遊の旅はまだ続き、アヴァロンのUpendra and friend plus Mr. Sunil and Babu。Upendraはよくフジに来てるけど、僕は初見。こちらはネパールのグループだけど、音楽的には昨日観たNARASIRATO PAN PIPERS(ソロモン諸島)の方が面白いと思ったかなー。

周遊の旅ラストは、ヘブンでOZOMATLI。誰もが楽しくなれるパーティー音楽。まさに無国籍。ヘブンというステージを象徴するかのような音楽と、楽しさ。
日系のヤマグチさんがいるおかげで、MCの日本語も流暢なのねー。

と、ヘブン~オレンジ~アヴァロンの旅はいったん終わり、久しぶりにグリーンへ戻る。
次は1stも2ndも大好きなVAMPIRE WEEKEND

Vampire Weekend

 

アルバム(音源)は大好きなんだけど、このフジロックのステージは響かなかったなー(PA横あたり、けっこう前で観てた)。
悪い言い方をすれば、
「セットリスト決めて、そのセットリスト通りやって、適当にコールアンドレスポンスで交流して、でいいと思ってるんじゃないの?」
と感じてしまうほど、ハートの伝わらないライブだった。音自体はやっぱり好きだからそれなりに楽しいんだけれど、何も訴えかけて来るものがない。
Twitterでは「楽しかった!」という声も多かったけど、その中で誰かが「思考することを止めたアメリカの象徴のよう」と表現していて、(アメリカ全体まで話を大きくするつもりはないけど)気持ちとしてはすごく同意した。

次はホワイトのFOALSも観てみたかったけど、黒カレー(あまり美味しくなかった)や五平餅を食べて休憩してから、そのままグリーンでBOOM BOOM SATELLITES

Boom Boom Satellites

 

まず、日本人アーティストがフジロック3日目のこの時間(Atoms For Peaceの前!)にグリーンでやるってのはすごいことだと思う(ブンブンの場合は純粋な“日本製”アーティストじゃないかもだけど)。
今年は邦楽ロックフェスにもよく出るし、僕も5月のROCKS TOKYOで観たんだけど、なんだか「メジャーで活躍してた日本人バッターが日本球界に戻って来て余裕でホームラン60本ぐらいかっ飛ばしてる」みたいな圧倒的な音。フジでも良いに決まってると思っていたし、やっぱり良かった。
MCや余計な感情を挟まずひたすらかっこいいだけに、ブンブンのライブが一定水準を下回ることはあり得ないと思うなー。
ただ、個人的にブンブンは8月末のRUSH BALLでもまた観られるので、途中でヘブンに向かう(こっちはフジでしか観られないから!)。

ヘブンで観たかったのは、DIANE BIRCH。イベリコ豚のブヒブヒ丼を食べながら。

Diane Birch

 

日本語が上手くて(この言語習得能力は小さい頃からいろんな国を回っていたからだろうか)、かわ