FUJI ROCK FESTIVAL ’10で音楽を浴びてきた!
フジロックは去年に続いて、3度目の参加。
すっごく楽しかった去年をさらに上回るほど楽しかった記録を、忘れないうちに書いておこうと思う。

朝。フジロックの朝。
去年と同じく東京を発つ頃にはけっこう雨が降っていた。8:00前に車で出発!

駐車場は浅貝。田代でシャトルバスに乗ってた去年を思えば、天と地ほどのラクさ。
11:00頃に着いたんだけど、チケット→リストバンド交換の列がすごいことになってたよ!
思えば去年もけっこうな雨に降られながらだいぶ並んだんだったけど、それ以上の列の長さ。

結局1時間ぐらい(!)並んで、ようやく会場入り。Superflyは終わっていて、グリーンではASHがやってた。シートとか敷いたりしながら観る。でもどちらかというと「今年もここに来られた!」的な嬉しさの方が強い。

レッドのOGRE YOU ASSHOLEを観たかったので、そして何より昼ごはんを食べたかったので、オアシスに行って金六イレブンのもち豚とそぼろのハーフ丼を食す。

Ogre You Asshole

 

オウガは5月のSense of WonderとROCKS TOKYOで二日連続で観て以来。今まで観た彼らのライブの中で一番良いと思った!野外というよりライブハウス的なレッドマーキーが合ってるのかも。でも客層的にはやっぱり邦楽フェスの方がオウガの曲をよく知ってる人が多いのかな、という印象。

暑くなってきたのでここぞとばかりにオアシスでマンゴースムージーを買いつつ、ジョニー・マーの加わったThe Cribsをシートから観る。イギリスっぽい。でもこれこそレッドマーキーが合いそうな気もした(前にフジロックに出た時はレッドだったのかな?)。

Cribsは途中で抜けて、黒毛牛ベーコン串などを食べながら再びレッドマーキーへ。この日のお目当ての一つ、Miike Snow。唯一のフルアルバム「Miike Snow」が大好きなのだ。

Miike Snow

 

そんで楽しみにしながら観た彼らのライブは、期待を突き抜けるぐらい素晴らしかった。新しく、ポップで、勢いのある音。音。音。その音の波。音の大波にさらわれながらひたすら心地良くなる体験、という点で、去年の(僕のベストアクトだった)Animal Collectiveを思い出した。
Miike Snowの正式なメンバーは3人だと思うんだけど、ライブはボーカル(アンドリュー・ワイアット)、2人のDJ(?)、ベース、キーボード、ドラムの6人だったかと(もしかしたらもう一人ギターいたかも)。ただ曲によって演奏パートは次々と変わり、ドラムを3人で叩くシーンなんかも(そんでまた、その時の音の波動と言ったら!)。
全員黒ずくめの服もかっこよい。ボーカルの歌唱力も含めて、すんごく良いライブだった!
ちなみにMiike Snowの「Miike」という表記は三池崇史監督に由来してるらしいぜ!(Miike Snow – Wikipedia, the free encyclopedia

Miike Snowを堪能して(やや抜け殻になりつつ)、ホワイトのtoeへ。ライブは初見だったんだけど、やっぱり上手い(ちょうど着いた時は土岐麻子が出てた最後の曲ぐらい)。

次は同じくホワイトでJaga Jazzist(ノルウェーの現地読みだとヤァガ・ヤヒストらしい)の予定なので、ところ天国で天国バーガーを注文。しかしちょうどその頃から雨が本降りになって、バンズがへなへなに…orz 最後の方はかなり水分含んでたよ!

そんな雨の中で、Jaga Jazzist。彼らの音楽も好きなんだけど、意外と普通だったかな。Miike Snowで受けたような衝撃はなかった(観る前の期待値はこっちの方が高かったんだけど)。観た位置が後方だったのも関係あるんかな…。

ホワイト3連続で、次はSPECIAL OTHERS。あらかじめ前に移動して、けっこうステージ近くで待機。

Special Others

 

最近スペアザを観たのは去年暮れのCOUNT DOWN JAPANと5月のARABAKIだったんだけど、CDJは屋内フェス、アラバキはなぜか屋根のあるステージで、個人的には「空の下でスペアザを聴きたい!」と強く願っていたんです。まずその願いが叶えられて嬉しい!周りの山は霧に包まれてて、引き続き雨も降らしてる空だったけど、そんなん関係ない!
やっぱりスペアザのライブはすべらないねー!特に彼らはMCでも自分たちの言葉で語ってくれるところが好き。その点は同じインストバンドでもtoeと対照的(toeみたいに寡黙に音楽だけ演るのも、それはそれでかっこいいと思うのだけど)。印象に残ったのは、ドラム(又吉”Segun”優也)のソロ。めっちゃ上手いわ、良い音だわで。

スペアザを満喫してからグリーンに戻って、THEM CROOKED VULTURESを横目で観つつ、食糧補給へ。豚バラ串とか、五平餅とか。

食べ終わったら、レッドのBROKEN SOCIAL SCENE
彼らの曲は前から好きなんだけど、そこまで響かなかったなー。新作「Forgiveness Rock Record」を聴いてなくてそこからの曲が多かったからなのか?

そんなわけで、MUSEに間に合うようにグリーンに移動。

muse

 

いやー、Miike Snowも素晴らしかったけど、終わってみればこの日はなんと言ってもMUSEなわけでしたよ!
すごいライブバンドなんだね、彼らは。世界のトップ・オブ・トップの一翼を観られた衝撃が忘れられない。あのライブ以降、音源を聴いてもライブの音が重なって聞こえちゃって、音源自体が以前より何倍も心に響いて聞こえてくるぐらいだもの。この日は朝から「MUSEのTシャツ着てる人多いなー」と思ってたんだけど、完全に納得。こんなライブなら絶対に単独公演行きたくなるもの。
ちょっとオーバーかもしれないけれど、例えばマイケル・ジャクソンというもう二度と現れないようなスーパースターを失ってしまった今、「ああ、世界にはこんなにすげえエンターテイナーなロックバンドがいるんだ!」と思わせてくれたというか。
ドミニクなんてモジモジくんのメタリック版みたいな衣装着てたのに(笑)、それでもすんごいかっこいいバンドになっちゃうんだからなー。
3ピースでこれだけの強い音を発せられる、そのかっこよさ。そし