これだけメディアや情報が増えても、人間、読みたいものしか読まないことが多いんですよね。
だから、触れているメディアがそのままその人自身だな、とよく思います。
食べているものがその人を形づくるのと同じように、触れているメディアもまた、その人を形づくります。
「読みたいものしか読まない」というのは、言い換えると、「自分と同質のものを半ば無意識のうちに選んでいる」ということ。
例えば、ソーシャルメディア上で誰かがシェアしている記事を見て、その人にガッカリしたこと、ないですか?
僕はめっちゃあります。
(こんなこと言うとまた知人から怖がられるんですが)
最近で言うと、いわゆる日本のバイラルメディアの記事を紹介してるのを見かけると、とても微妙な気分になります。
(これもこういう風に具体的に書くと、「あ、自分のことかな……」とか思われてまた面倒なんですが)
触れるメディアを変えることで自分を変えることもできる
ここからは前向きな話をします。
ちょっと自己啓発的な話になっちゃいますが、「今の自分より成長したい」みたいに思っている人におすすめなのは、まず接触するメディアを変えることです。
例えばテレビで言えば、NHK総合とかEテレとか、すごく面白いですよ。
ニュースを観るにしても、地上波のニュースよりもBSで各局が22時からやってるようなニュースの方がフラットでいろんなニュースを取り上げてくれてます。
スカパーと契約してる人なら、BBCやCNNのチャンネルを観るのも面白いでしょう。
僕も民放のバラエティは大好きだし、毎週録画してる番組もだいぶあるので、バラエティ観るのがダメだとかそんな奴はバカだとか言うつもりはないですよ。
(いや、でもほんとはバカで、僕もそのバカのうちの一人なのかも)
ただ、僕が言いたいのは、メディアなんて少しの手間を使って探せば、面白いものはたくさんある、ということです。
そして自分が「面白そうで好きだけどちょっと背伸びしないと馴染めないな」というように感じるメディアがあったら、それは自分の考え方や生活を良い方向に少し変えてくれることになるかもしれません。
食べ物や人間関係と一緒ですよね。
少しずつでもいいので、摂取しているものや触れているものを変えると、その人自身が変わっていくんだと思います。
逆に言えば、そのエネルギーを使わずに、楽なほう、楽に理解できちゃうほうばかり追っていたら、たぶん進歩はないです。
バイラルメディアとかしょうもない記事を相手にしてたら、何よりその人自身がつまらない人になっていきますよ。
最後、ちょっと進歩至上主義的なうさんくさい話になりましたかね。
自分ももっと人の心を震わせたり、人の人生をちょっと変えたりできるようなコンテンツを作らないとなー。