昨日、今日と、倉敷に行っていました。
倉敷の美観地区にあるゲストハウス「有鄰庵」さんをお手伝いする仕事を、この1月からさせてもらっています。
有鄰庵さんの情報発信やコミュニケーションに関することや、5月に予定しているイベントのお手伝いをしているんですが、ひとまずその仕事内容の話はさておき。
この有鄰庵さんっていうゲストハウスがとてもいいなと思っているんですが、その様子を見ながら思ったことを書いておきます。
ゲストハウスの居心地はなかなか言語化できない
ゲストハウスって、宿泊をする場所でありながら、交流ができる場所なんですよね。
その点が、宿まることに特化してその快適性や居心地を追求するホテルや旅館と違うところ。
そのためにゲストハウスの良し悪しや泊まったお客さんの満足度って、より個人的かつ複雑なものなんだなということを強く感じたんです。
複雑というのは、そこにはより対人のコミュニケーションに左右される部分が大きいので、その価値を言葉にして伝えるのって難しいよなあ…っていう。
例えば倉敷から東京に戻って、対面で会った友達に「あのゲストハウスよかったよ!」とキラキラしながら話せば伝わるかもしれないですが(いわゆる口コミ)、それは基本的に最強の伝達手段なので。
そういう対面よりも、もうちょっとだけ広くあまねく伝えるのって、難しいよなあ…と思っていました。
でもゲストハウスは面白い
それを言えば、僕が好きな音楽のライブも、似ているのかもしれません。
ただ、ライブの場合は、なんだか批評という概念もすでに存在していたり、そもそも(ライブに行ったことがない人でも)なんとなくイメージできるぐらいにはメジャーな存在・エンターテイメントではありますよね。
その点、ゲストハウスって多くの人にとってはおそらくまだマイナーで、そんな中で「ここはいい!」っていう価値を伝えるのって、難しいよなあ…、と。
(はい、このエントリで三度目の「難しいよなあ」です)
でも僕がその難しさを感じて考えているのは、有鄰庵と出会って「ゲストハウスおもしれえ!」と思っていることの裏返しでもあるんですよ。
有鄰庵で、ゲスト同士、あるいはゲストがスタッフと交流しているのを見ていても、「ああ、こういう出会いはいいよな」と思います。
まあこのエントリは「難しいですよね」でひとまず終わりなんですが、ただこの面白さや価値はまずは自分の身近なところから伝えていきたいな、と思った二日間でした。