アメリカ対ポルトガル
USA-Portugal Liveより

初戦、ガーナを相手にヘロヘロになりながら最後に勝ち越したアメリカと、ドイツを相手にぺぺが退場して自滅&大敗したポルトガル。
ポルトガルにとっては後がない一戦。

ライフゼロ状態のアメリカが折れない心で劇的な勝利 ガーナvsアメリカ 2014.6.16 | いぬと海
格上相手にPK献上&退場してたらそりゃ大敗するわ – ドイツvsポルトガル 2014.6.16 | いぬと海

怪我で出場が危ぶまれてるぐらいの報道もあったC・ロナウドは、むしろ初戦よりもだいぶコンディションが戻ってきてた感じ。
こういうの見ると、やっぱ上手いわーと思っちゃうよね。

立ち上がり5分、アメリカのミスからポルトガル先制。
ポルトガルにとっては大敗を喫した次の試合だけに、願ってもない好スタートを切れる幸運。

しかしポルトガルは初戦のウーゴ・アウメイダに続いてまたもワントップが負傷。

ちなみにハーフタイムにも初戦にコエントランが怪我した左サイドバックのポジションのアンドレ・アウメイダがさらにまた怪我して、ウィリアム・カルバーリョに代わってる(左サイドバックはミゲウ・ヴェローゾに)。

アメリカはC・ロナウドがあまり戻らないポルトガルの左サイドを中心にいくつも良い形が。
ただ前半は0-1で折り返す。

後半も攻勢なのはアメリカ。

もちろんポルトガルの守備組織が左サイドを中心に欠陥があるのもあるんだけど、ビハインドを負ったアメリカの追撃メンタリティって常に半端ないんだよね。

その熱く自分たちを奮い立たせるハートっていうのは、出場全チームの中でもトップクラスだと思う。
しかも歴代のアメリカ代表チームにそれが綿々と受け継がれてるっていうね。

エデルは物足りなかったなー。
ロナウドはいつキレてしまうか、観てるこっちがヒヤヒヤだったわ。
(まあワントップとしては3番手なわけだから、しょうがないんだけど)

そして後半19分に同点!

ずっと攻勢をかけ続けた末の同点弾がこれだけビューティフルなゴールだと、カタルシスがすごいよね。

このコビ・ジョーンズ(47歳)っていうの、笑ったw
(コビ・ジョーンズは94年からアメリカ代表としてワールドカップに出てたドレッドヘアの選手ね。って、調べたらまだ44歳だったぞ)

もうアメリカの試合やばいですよ。ほんと。
でもドラマはまだまだここで半分ぐらいなんだよね。

アメリカもポルトガルにカウンターを食らうようになってきていて、フィットしてないエデルに助けられてる感はあったけど、とはいえサイドにいるのはナニやC・ロナウドだからなー。

ウィリアム・カルバーリョの個人のボール奪取能力にポルトガルは助けられたシーンもいくつか。

ポルトガルはスタメンだとあくまでポゼッションにこだわるって意味でミゲウ・ヴェローゾを置きたがるけど、ウィリアム・カルバーリョっていうのも全然アリだと思った。

これについてはおめでとうとしか言えないw

そしてアメリカ逆転!

早く立たないってのは、その前の接触で倒れてオフサイドポジションにいたブルーノ・アウヴェスのこと。

いやー、アメリカすげえな…と思っていたんだけど、ここでもまだドラマが終わってなかった。

アディショナルタイム、ほんとにラストワンプレーであのクロスですよ。
あれが正真正銘のワールドクラスっていうプレー。

そうそう、「泥試合」っていうのが 的確な表現だなと思って、アメリカは確かにビハインドからのメンタリティがすごいんだけど、細かいところではたくさん組織的・戦術的なミスはあるんだよね。

でもそれをなんかチームとしての気力や雰囲気で補っちゃってるように見えるところが「泥試合」っぽいんだと思う(観てて楽しいんだけど)。
ただそれを最後に見逃してくれなかったのが、C・ロナウド。

ただ最後のドイツ対アメリカは、引き分けたら両チームとも決勝トーナメント進出っていうことにはなるんだよね。
果たしてどうなるのやら。

ところでTBS・佐藤アナがクリスティアーノ・ロナウドのことをロナウドじゃなくクリスティアーノ(時にクリスチアーノ)って呼ぶのがすごい気になったんだけどw

アメリカ対ポルトガル