韓国対アルジェリア
South Korea-Algeria Liveより

初戦、低調ながらアキンフェエフのミスのおかげで得点できた韓国と、ベルギーに対して組織的な守備を見せながらフェライニの高さからやられたアルジェリア。

それぞれの試合の感想はこちら。
アキンフェエフのミスが一番印象に残ってしまうような内容 ロシア対韓国 2014.6.17 | いぬと海
戦い方を変えられるほどのタレントと監督の采配で逆転 ベルギー対アルジェリア 2014.6.17 | いぬと海

韓国のパブリックビューイング、すごいなー。

試合は、アルジェリアが前から積極的にプレッシャーをかける、ベルギー戦とは違った戦い方を見せる。
プレスをかけ始める位置、ボールを奪う意図のある位置が、全く違うチームになってるぐらい。

そのアルジェリアの守備と攻勢の前に、韓国は明らかに戸惑っていたというか、軽いパニック状態。

ブライミはすごく良い選手だった。
アルジェリアとしては、ベルギー戦のように前線から精力的な守備を続ける場合はタイデル、ボールを持った時の突破やクリエイティビティを発揮したい時はブライミ、っていう分かりやすいプランAとプランBの使い分けなのかな。

そんなアルジェリアペースの中、順調すぎる先制点。

完全にアルジェリアペースではあったけど、ホン・ジョンホとキム・ヨングォンはこの試合を通じてちょっとひどかったな…。
そりゃホン・ミョンボ監督も困るわ。

同監督はまた『FIFA.com』に対し「結果がすべてを物語っている。我々は準備の面と試合中の双方でミスを犯した」「特に守備のエリアで集中力が欠けており、いつものスタンダードなプレーができなかった」と、語っている。
4失点大敗の韓国 洪明甫監督「いつものプレーができなかった」(ISM) – ブラジルワールドカップ特集 – スポーツナビ

しかも韓国はこの失点直後も一向に改善もされなければ、前を向く姿勢もなかった。
そのせいで早々に追加点を奪われてしまう。

さらに10分後、これもセンターバック二人の拙い対応から決定的な3点目。

そもそもロングボールに対するホン・ジョンホのヘディングのクリアがスリマニの真正面に飛んじゃってたしね…。

韓国はほぼ決壊というか、たぶん彼らのワールドカップ史上でも最もひどい45分間だった。
ハーフタイムにホン・ミョンボ監督がどう奮い立たせるのかが気になった。
(解説の岡田武史さんは「ホン・ミョンボがピッチにいれば…」って言ってた)

後半、韓国は前半とは違って積極的な姿勢を見せる。

その積極的な姿勢っていうのもまだ恐る恐るな感じではあったんだけど、後半5分に(アルジェリアのミス絡みながら)得点を挙げられたのが精神的に大きかったと思う。

アルジェリアのブゲラのミスではあるけど、あそこでゴールに向かって切り返すのがソン・フンミンなんだよなー。
ロシア戦に続いてこの試合でも、韓国の中では最も目立ってた、良い選手。

この得点によって、韓国はいよいよ本来の姿を取り戻した感がある。
サッカーってほんとメンタル面が面白いほど作用するスポーツなんだなー。

ただ、10分ちょっとは韓国の時間帯が続いたんだけれど、またもや拙い守備であっさりとワンツーでの突破を許して4点目を奪われてしまう。
これでいよいよとどめを刺されてしまった感。

韓国はセンターバック二人があまりにラインを下げさせられ過ぎちゃってたなー。
とはいえあれだけ人数は揃っていながら、フェグーリをフリーにさせるのはいただけない。
キム・ヨングォンも、侵入するブライミに対して危機感が薄すぎる。

アルジェリアはワールドカップで4得点した初めてのアフリカのチームに。

マイケル・オーウェンも「この試合がこれまでのベストゲームの一つになるなんて予想していなかった。アルジェリアはすごく印象的」と。

韓国はキム・シヌクを投入してからパワープレー狙い。

でも(日本と違って)ちゃんとセンターバックもしくはサイドバックがフリーで上げられるポジショニングとパス回しをして、そこから斜めに上げることを徹底してるんだよな。

ここらへん、東アジアの中でもパワープレーに慣れてる国っていう感じが強い。
チーム(国)全体の文化のような感覚で身についてるんだろうね。

キム・シヌクに当てるパワープレーの狙い通り、1点を返すことに成功。
ただ、反撃もここまで。

スタメンを5人変更してたアルジェリアは、初戦とは全く違う戦い方を仕掛けられたこと、それを忠実に遂行できる全員の共通理解があったことが素晴らしかった。

こういうグッドチームを発見できるのがワールドカップの楽しみですねー。

この写真↓もかっこええ。
なんか怒った時のナメック星人みたいだな。

韓国対アルジェリア