ベルギー対ロシア
Belgium-Russia Liveより

初戦、アルジェリア相手にフェライニの高さとカウンターで逆転勝利したベルギーと、アキンフェエフのミスをなんとか取り返して韓国と引き分けたロシア。

初戦の感想はこちら。
戦い方を変えられるほどのタレントと監督の采配で逆転 ベルギー対アルジェリア 2014.6.17 | いぬと海
アキンフェエフのミスが一番印象に残ってしまうような内容 ロシア対韓国 2014.6.17 | いぬと海

2002年、懐かしいな…。

ロシアはこの試合も整理された守備から入る戦い方。
カペッロらしい。

ただベルギーも特に序盤はメルテンスの右サイドからの突破を武器に攻め立てる。

これ、特にセンターバックのイグナシェヴィッチとベレズツキのところは前半で2回も左右が入れ替わっていて、なんでなんだろうと思った。
インサイドハーフも1回、左右が入れ替わってたし。
(どちらも流れの中で、とかじゃなく)

アルジェリア戦に続いて、ルカクは怪我の影響なのか貢献できてなかったなー。

ロシア、これは決めたかった。
終わってみても、ロシア最大の決定機がこれだったかもしれない。

コンパニとヴァン・ブイテンだったらそりゃね…っていう。

ただ、後半も両チームともにあまりペースは上がらない。

どこかでこんな風な思惑があるからリスクを冒し切らないんじゃないか、とも思った。

と思ったら、やはりカウンターからベルギー先制!
最後はアザールが決定的な仕事した。

得点後、前がかりになったロシアにカウンターを浴びせてミララスが決定的なチャンスを迎えることも。
もうカウンターだと躍動感が違うんだよなあ。

カペッロ監督は(初戦のアルジェリアと同様に)ベルギーにカウンターをやらせない戦い方を敷いてきたんだけど、結局はカウンターからDFラインを晒されて、ベルギーのタレントに攻略された形。

守備から入るっていう同じような戦い方のウルグアイ、エクアドル、コスタリカあたりと一番違うのは、前線でボールを収められるフォワードがいるかどうか、違いを生み出せるタレントがいるかどうか、かな。

今大会のロシアの前線だと、それがちょっと厳しい。

そのヴィツェル本人の喜びのツイート。

ベルギーは、アルジェリア戦と同様に、相手が「カウンターを発動させない」っていうことを重視した戦い方をされるとやりにくいんだけど、その中で勝ち点6を取って決勝トーナメント進出を決められた、っていう結果が何より大きい。

決勝トーナメントに行けば(ドイツにせよアメリカにせよガーナにせよ)もうちょっと前に出てきてくれる相手になるので、その方がやりやすいと思います。

ベルギー対ロシア