ブラジルvsクロアチア

ブラジルvsクロアチア

はい、そういうことです。
今日から昼夜逆転、ワールドカップ中心の生活が始まります。

クロアチアは3ラインを作ってハーフラインからプレスをかけ始めてカウンターを狙う形。
立ち上がりにも左サイドからオリッチが抜け出すシーンがあったけど、2度目で先制。

これは前半20分までクロアチアがいかに効率的に(effectively)ブラジル陣内に侵入できていたかが分かる図。

ただブラジルも20分過ぎぐらいから押し返して、オスカルのミドルをプレティコサがファインセーブしたり。
その攻勢の後、クロアチアはほんの少しだけDFラインが下がり、メンタル的に臆病になってるかな、っていうところも見えた。

でもネイマール、あそこで決めるのはすごい。
ワールドカップ初出場なのに地元開催のエースとしての活躍が半ば義務付けられていて、それでもなおかつ結果を残すって。

1−1で前半終了。

この潰しに何度か成功していたのが左サイドバックのヴルサリコ。
ただ本職はCBの右利きってことで、後半にオスカルとの対面の一対一のシーンでは脆い部分もあったな。

海外サイトの前半のデータ。
タックル数が断トツで多いのがオリッチって、今日も頑張ってたな。

後半開始。

このサイドからのクロスは惜しかった。
後半のクロアチアにとって、数少ない決定機になりかけたシーン。

それで物議を醸したシーン、ロヴレンがフレッジを引っ張ったシーンを西村主審がPKの判定。

PKのジャッジは妥当だけれど、ブラジルにとっては助かったと思うだろうし、クロアチアにとってはふざけんなと思うだろうっていう、微妙なところ。
特にロヴレンはサウサンプトンでやってるだけに、「ええ、これで!?」とは思うだろうな。
いやー、審判って難しいね。

ネイマールが決めて、ブラジル逆転(プレティコサは手に当ててただけに惜しかった)。

さらにキレキレのオスカルがトーキックで決めて、3-1。

最終的には、(西村主審のアシストはあったものの)ブラジルの個の力がグッドチームであるクロアチアを上回った、っていう形かな。

でもクロアチアはモドリッチ&ラキティッチの中央が揃って良い動きをしているし、メキシコと争うであろうグループAの2位争いではやや有利な印象はある。
次戦以降はマンジュキッチも戻ってくるしね。

モドリッチとラキティッチの貢献は、このデータにも表れてる。

モドリッチとラキティッチ

パス成功率

モドリッチとラキティッチ

ファイナルサードでのパス本数

ブラジルは、守備組織(意識の統一)ができてないシーンも散見されるんだけど、それはいいのかなどうなのかな。
より鋭い攻撃をする決定力のあるチームだと、それは命取りにもなりかねない(=優勝までほんとにいける?)とは思います。

ブラジルvsクロアチア

Brazil-Croatia Live

Optaのデータ、日本版ハフィントン・ポストでもまとめてるみたい。
ワールドカップ 2014 – ブラジル 対 クロアチア | ハフポスト日本版

ただデータとして見るよりも、こっちの記事が時間帯ごとのブラジルの戦い方が分かって面白い。
ネイマールだけじゃない。勝負を決めたブラジルの駆け引きをデータで見る【ワールドカップ】