特定非営利活動法人 潜水医学情報ネットワークが毎年主催されている、
「第11回潜水医学講座 小田原セミナー」が今年も行われます。
そのセミナーに申し込みをしました。
当日の主なプログラムをサイトから引用してみます。
「内容の転載、並びに本ページへのリンクにご協力ください」と書いてあるので、
微力ながら全力で協力します(笑)
12:15 開会
12:15~12:30
1. 挨拶
日本高気圧環境・潜水医学会関東地方会 理事長 石原 哲
特定非営利活動法人潜水医学情報ネットワーク 理事長 西村 周
12:30~13:15
2. 報告講演 東京島嶼の離島医療と救急搬送
前小笠原村診療所所長 島津メディカルクリニック川崎診療所所長
順天堂大学医学部脳神経内科助教 越村 勲
13:15~14:00
3. 教育講演 レジャーダイバー10年間の潜水事故分析
日本海洋事業株式会社 毛利 元彦
14:00~14:15 休憩
14:15~15:00
4. 教育講演 エイジングとダイビング(動脈硬化症の重要性)
江東病院 循環器内科 小泉 章子
15:00~15:45
5. 報告講演 減圧症にならない潜り方
信愛会山見医院 山見 信夫
15:45~16:00 休憩
16:00~16:30
6. 質疑応答 ダイバーの健康管理 各講演者内容含む
応答者 越村 勲 ・ 毛利 元彦 ・ 小泉 章子 ・ 山見 信夫
司会 野澤 徹
16:30 閉会
17:00~ 懇親会 3,000円 一人様
■はい、初めて行きます。すいません
僕はこのセミナー自体は参加するのが初めてなので、
ぜんっぜん偉そうなことを言えません。
(今まではそれよりも土日は潜っていたりしたもので…)
講演のテーマは年によって変わりますが、
今回のテーマは今回のテーマで、なんでも学んできたいと思います。
今まではこのセミナーに参加された方とお話しして、
内容などをうかがっていた程度のものでした。
ただ、その方とも話したりしていたのですが、
個人的にはこういったセミナーの内容を
全国的に、いろんなダイバーさんにも広めたいのです。
■こういうセミナーの内容を興味のあるダイバーさんに広めたい
講演をなさる方はこの日のために資料をまとめたり準備をなさるでしょうし、
それが集約されたこうしたセミナーは、もちろん各地で行われるわけでもありません。
物理的に足を運ぶのが無理な方が興味を持ったとしても、
この日の講演内容を正確に知ることはなかなか難しいかと思います。
それが現在のダイビングをとりまくメディアの一つの問題かと思っています。
とはいえ雑誌メディアでこんな記事ばかり書いてても
直接は売り上げに貢献できないという現実も分かります(笑)、
そういう時に(そういうネタに対して)インターネットを使えばいいのに、
と前から思っていました。
そこで、僕が立ち上げるサイトでは、
こうしたセミナーの取材やレポートもちゃんと行っていきたいと思っています。
今年はできませんが、
主催者の方々が了承してくだされば、
講演の様子を動画でも流せればいいなーと思っています。
ウェブであれば、
ある人は「減圧症にならない潜り方」のところだけ見る、
ある人は「エイジングとダイビング」のところだけ見る、
ということも可能ですし。
(減圧症だけ興味がある人は、わざわざその45分だけのためには来ないですよね…)
ただ、それは僕ができればいいなと思っていることのまだ半分に過ぎません。
■潜水医学に興味・知識がない人も振り向かせたい
そもそも、現在の状況では、
「こういうセミナーに行きたい!」と思うダイバーさんの方が奇特です(笑)
いやいや、もちろん素晴らしいことなのですが。
上で講演のプログラムを書きましたが、
こういったことに親しみのない人にとっては、
エベレストのごとく敷居が高いかと思います。
そこで僕がサイトを運営していくのであれば、
難しいことを(初心者の方にも)わかりやすく伝えることを徹底したい、
と思っています。
例えば、(今回のテーマには含まれていませんが)
「浮上の際の浮上スピードは、分速何メートルが好ましいか」
のような議論があります。
「1分間に9メートルだ!」
「いや、18メートルだ!」
という議論が交わされたりしていました。
それを多くのダイバーに伝えようとする際、
いきなり議論に入って「何メートルがいいんだろうか?」と語る前に、
まず「なぜ今その議論が大事で、問題になっているのか」
という前提の状況から丁寧に説明することが重要なんじゃないかと思います。
そこで初心者の人にも
「あー、だからこの話は大事なのか。それって私にも関係あることだよね」
と、“自分事”だと思ってもらうことが大事なんじゃないかと思うのです。
そうやって問題を噛み砕いて説明してあげるのも、
メディア側の大切な役割なんじゃないかと考えています。
(もちろん、今の雑誌メディアも潜水医学や潜水事故は取り扱っていますけれどもね)
去年のこのセミナー後あたりに、
参加された方とそんな話で盛り上がったのを思い出しました。
あとは僕の方で早くサイトをオープンさせないといけないですね(笑)