2009年の年末、初めてCOUNT DOWN JAPAN09-10に行ってきた。

夏フェスには、
ロックインジャパンを初めとしてここ10年でいくつものフェスに行ってきたけれど、
屋内の大型フェスは初めて。
もっと言えば野外でもサマソニのような都市型のフェスに行ったことがない。
僕にとってフェスといえば、芝生や太陽や土に囲まれて味わうものだった。

もともとロキノン系アーティストは好きなだけに、
COUNT DOWN JAPANもメンツ的には毎年気になっていたものの、
どうも屋内でコンクリートに囲まれてフェスを過ごす自分が想像できなかったのだ。

けれど今年の夏。
自分にとって9回目のひたちなかが終わっていつものように亡骸のようになっていると、
COUNT DOWN JAPANのサイトに渋谷陽一さんのメッセージが載っていた。

以下、引用。

「居るだけで高揚したフェス感を堪能できるのは夏の野外フェスだけではありません。
閉ざされた屋内空間だからこそ実現できる非日常感、その可能性の限界に挑戦したいのです。
ただ、そう思えるようになったのは去年からです。
正直言って、あのコンクリートの無機質な空間との闘いは、ずっと厳しいものでした。
当初は、その無機質感をいかに隠すかにエネルギーの多くを使っていました。
今は、むしろ閉ざされた無機質感を利用し、楽しむかという発想に変わってきています。
屋内フェスは楽しいです。」

この部分は、まさに僕が気になっていたところで、
「えー、じゃあ渋谷さんがそう言うなら騙されたと思って行ってみるかあ!」
と思ったのだ。

で、4日間行ってみて。

いやー、よかったよ!!
ほんとに!!

行ってよかったあああー!!

もちろん夏の野外で味わうフェスとは違うけれども、
冬の幕張メッセも、そこらじゅうに音楽が満ちたすごくピースフルな空間だった。

音楽があって、
音楽が大好きな人たちが集まれば、
そこはとても素敵な空間になるんだね。

そしてそれを支えてくれるスタッフさんたちにも本当に感謝。

以下、観たアーティストと行動記録です。

■12月28日(月)■

人生初ののカウントダウンジャパン@幕張メッセ。
12:30ぐらいに到着。
¥1,000の出し入れ自由クロークに荷物を預ける。
夏のひたちなかでもあれだけ快適なだけに、
ここらへんの案内とオペレーションはさすがという感じ。
すごいねー。

13:00~アナログフィッシュ@コスモステージ

トップはアナログフィッシュから。
生ではこれまでチラ見・チラ聴きはしたことがあったけれど、
ちゃんと観るのは初めてだったかも。

よかったよ!
思っていたよりも良い意味で「まともな」バンドだった。
(もっと変態チックでひねくれてるのかと思った)
最新シングル「平行」のベースラインは、中毒になりそうな心地よさ。

初日のしょっぱなってこともあってか、ステージは半ばぐらいの入り。
(この時点ではそれが多いのか少ないのかよく分からんかったけれど)
けどCDJ初体験の自分としては、
「いやいや、これは思ってたよりぜんぜんイケるぞ!」
という感触を得られたのが個人的に大きな収穫。

楽しくなってきましたよ、これは!!

それからちょっと、フードエリアで腹ごしらえ。
ハム焼き、ハム汁…、みなと屋が空いてる時は2,3分で買えることに感動。
これじゃ、もう夏に並んで買うのが馬鹿らしくなってくるなー。

14:15~Perfume@アースステージ

アースステージの音がすばらしかったんだよ!

これまで、Perfumeは単独ライブに行ったことはないので、ロッキンで観た2回だけ。
(08年のレイクと09年のグラス)

もしかしたら単独ではこれぐらいバリバリの音を鳴らしてるのかもしれないけれど、
僕にとっては今までライブで聴いてたのと全然違う音に衝撃を受けた!
感動で涙ぐんでしまったほど。
「中田ヤスタカはこういう音に、この3人の声と踊りとキャラを乗せたかったのね!!」
それがようやく実感として理解できた気がした。
そういう意味では、中田ヤスタカのルーツ的なものって、
やっぱりクラブ(Perfume的に言えば「ディスコ」)にあるんだな、ということも実感。

これはかっこえーよ。
こういうアーティスト、今までいなかったもの。
その革新性がやっとわかった。
(同時に、これは野外より屋内向きのアーティストだなー、とも)

けどだからこそ、あーちゃんを中心とした掛け合いMCは、
そろそろ違うパターンに切り替えてもいい気がしたかなー。
十分に音と歌と踊りで語れてるからさ!

あと、「チョコレート・ディスコ」のかしゆかの楽しそうな笑顔が印象的。
あー、すごく楽しんでるんだなー、と。
(今まではあーちゃん派)
かしゆかのかわいさに今さら気づく僕は、時代遅れですか。そうですね。

次は民生とマスドレと筋少ですごく迷ったけど、ケンヂさんに行くことに。
(ご飯食べてたらちょっと遅れちゃった)

15:30~筋肉少女隊@アースステージ

正直言って筋少の曲はほとんど知らないんだけれど、
大槻ケンヂさんが大好きなんです。
(特に彼の書く文章が大好き)

そういう頭の回転の速さが存分に楽しめるライブ。
40歳を迎えても「人間が嫌いだ!」と叫びながらメタルができるって素敵。
そこの「社会からはみ出てる感」は、
僕が最高に愛してるアーティスト・草野正宗さんにも通ずるものがある。

そういう人は観ているだけで勇気をもらえるよね。

けど、同じ時間の裏では民生が「茜色の夕日」歌ってたんだよなー。
それも観たかった!!
(志村については、別エントリでちゃんと書きます)

17:00~People In The Box@コスモステージ

ステージは満員ではなかったものの(失礼)、
なんだかTwitterでは異様に人気が高かった。
(このステージを観に来てる人が多かった)
なんかその感じは分かる気がする。

個人的には半年前にひたちなかのウィングテントで観て以来2度目。
僕がすごく好きな部分を持ってるバンド。

バンド自体はそのまま進化している、のだと思う。
けど個人的にはここまで轟音じゃなくていいんだよなー。
ごくごく趣味の問題なのだけれども。

そういうのは難し
いところだよねえ。

17:30~グッドラックヘイワ@ムーンステージ

ピープル後、いい感じの音に誘われてチラ見。
いやー、これはいいね!!
ノれる音でもあるし、心地よくなる音でもある。

失礼ながら知らなかったんだけれど、
これから要チェキや!!
さっそく帰ってから調べてみることにした。

18:00~avengers in sci-fi@コスモステージ

今回が初見だったんだけれど、なにげにかなり期待してた。
お客さんも多かったし、みんな盛り上がっていたけど、
個人的にはあと一歩な感じかなー…。

音がちょっと浮つきすぎている感じ。
特にドラムとベースのリズム隊がもうちょっと何かできるんじゃないかなー、
と思ってしまった。

例えばサカナクションがあそこまでノれるのは、
リズム隊もとてもすばらしいグルーヴ感を出しているからで。
個人的にはそこがちょっと物足りなかったところ。

ちょっと偉そうなことを言えば、
これからの成長に期待してる!
また観に行くから!!

18:25~坂本龍一@ギャラクシーステージ

感動しました。

なぜピアノだけの音でこれだけ人の心が動かせるのか、
音楽の才能がない自分にはそのための道筋が見当もつかない。

たぶん「一つ一つの音へのこだわり」なんだろうなー。
ピアノで言えば、もちろん音の性質や強弱もそうだろうけれど、
その鳴らし方やタイミングだとか。

そこが才能と経験に裏打ちされてるところなんだろう。
って、想像で分析しかできない。

たまたまアベンジャの直後に観てしまったので比較するのも気の毒なんだけれど、
教授はそういう部分で次元の違うところにいるんだろうな。

すごかった。
この日観たアーティストの中で、単独ライブを最も観てみたいと思ったひと。

19:00~阿部真央@コスモステージ

いいと思う!

個人的には、
2009年に"スターアーティスト"への階段を駆け上ったのがSuperflyでなく阿部真央でも、
ぜんぜん違和感はなかった。
(もちろんSuperflyも好きだし、彼女はほんとに才能ある人だと思う)

曲や歌唱力に疑うところはまったくないので、
あとはキャラの立ち方なんだろうかなんだろうかとか思案しながら観ていたけれど、
(女性ソロシンガーってやや飽和気味なのかもしれないし…)
ライブ自体は何の問題もなくよかった。
うん、よかったよ!

そのままやっていれば、順調にもっと多くの人に伝わっていくと思う。

20:30~ユニコーン@アースステージ

個人的には今年3回目のユニコーン。
とはいえ僕は残念ながらリアルタイムではそこまで熱烈にハマってはいなかったので、
なんとなくいつも傍観気味になってしまう。

やっぱりこういうフェスでトリを飾れる実力はすごいと思う。
(↑こういう見方がすでに傍観的な気もするが…)

冬なのでアンコールでは「雪が降る町」をやってくれるだろうとも思っていたのだけれど、
あと3日間あるので無理せず途中で帰宅。

でも十分に楽しかったお!

1日目の私的ベストアクトはPerfumeか坂本龍一だなー!

■12月29日(火)■

続いて2日目。
(長文すいません!)

13:00~氣志團@アースステージ

会場に着いてご飯食ってたら朝礼に間に合わず(涙)
氣志團をちょっと楽しんだ後に本命のBIGMAMAへ。

13:30~BIGMAMA@ムーンステージ

早めに移動してよかったー、というぐらいの人の多さ。
生で観るの2度目だけれど、すっごくよかった!
彼らをずっと追っているわけではないのでどこがどうとか具体的には分からないのだけれど、
めっちゃ成長してるんだと思う。
セトリも、かなりベストに近いものだったのでは。
(少なくとも僕は大満足だったよ!)

ボーカル金井さんが、
自分の思いを自分の言葉でしっかり伝えられる人だということも素敵。
(それって、特にロッキング・オンのフェスにおいてはとても大事なこと)

「いつも同じこと言うんだけど、この時間この場所を選んでくれてありがとう」
「これからも驕らず謙虚でやっていきたいと思います」

それをちゃんと言葉にできるところが素晴らしい!
これからも観続けていきたいバンド。
単独もぜひ行きたい!

14:00~のあのわ@コスモステージ

のあのわもいいよー!
いいんだよー!

BIGMAMAと同じく、夏のひたちなかで観て以来2度目。
(あの時はシーサイドだったなー)

Yukkoチェロが盗まれたり不幸なこともあったけれど、
それでも彼女の歌声には"希望”なんていう漠としたものを感じてしまう。
なぜ感じるのかというのは分からないけれど、
聴く人にそんな印象を抱かせる声ってすごいと思うんだ。

もちろん相変わらず壮大で幅の広い楽曲自体も大好き。
一つ一つの曲に、いちいち物語を感じてしまうわ。

Yukkoが言っていた。
「今年はずっと走り続けてきたので、来年はジャンプする年にしたい」
いやー、ぜんぜん余裕で飛べると思うよ!
もっと高いところまで!

今日はBIGMAMA、のあのわと、いつにも増して素晴らしいスタートだ!!

15:10~LOW IQ 01 & MASTER LOW@ギャラクシーステージ

いやー、いっちゃんと彼らは、僕の中で別格なんですよ!
ほんとにもう!!
この日も前述の2バンドを含めて楽しみなアーティスト目白押しデーなんだけれど、
それでもやっぱり別格なのよねー!!

2009年はソロ(LOW IQW 01とMASTER LOW)で活動を開始してから10周年。
それはつまり僕がファンになってから10年ということでもあるのだけど、
いつもいつもずーっと、楽しすぎるライブを見せてくれたんだよ。

さらに今年はその10周年のおかげでいっちゃんの活動が例年になく活発で(笑)、
生で観られるのがこれで5回目!
こんな素晴らしい年があっていいのだろうか!
他の年の自分に嫉妬されるぞ!

そうやってライブを活発にしたせいなのか、
正直いっちゃんの声も例年よりも好調なようで(笑)

とにかく楽しすぎるんだ。
今回も楽しすぎたんだ!

「Little Giant