家は東京にありまして。

倉敷に滞在して働いているとき、東京にいるうちの3歳児の写真を奥さんがiCloudにアップしてくれた通知がよく届く。

それで3歳児の写真を見ては、「今日もめっちゃかわいい!」と愛情のような感覚に包まれるんですけれど。

それと同時に、その愛情を自社の社員に対してもめっちゃ向けたいなと思うんですよね。

愛情を、「社員に向けなきゃいけない」という感覚ではなく、「向けたい」という明確な意図というか、欲求に近いものが。

この数年、そういう風に愛情を周りに注ぎたくて仕方がないような感覚に陥ることが多いんだけれど、この源泉ってどこから湧き出るものなんだろうか。

うちの会社が大事にしたい価値観の中に「与えて、与えて、与える」という一節がある。

これは自分が比較的得意な部分だからこそ入れられたところがあるんだけど、自分でもいつ頃からここまで「なにか、愛情のようなものを注ぎたくて仕方ない」という境地になったのかがよくわからない。

20代の頃はここまでじゃなかった気がするんだけどな。

あ、でもダイビングのインストラクターの仕事をしていた瞬間は、それに近かったかも。

講習生やお客さんに、とにかく自分のもつスキルや経験を伝えたくて仕方ない、みたいな。

ただ、社員の場合は3歳児とは違って、「今の自分や今の会社では、そこまでは与えられないです、ごめんね」っていうものもあるんだけれど。

そこの線引きはしないとお互いが不幸になるというのを前提で、それでも何か与えられるものは与えたいんですよね。

オチは特にありませんが。