フジロック2015、2日目の感想です。
1日目の感想はこちら。
[感想]フジロック1日目 2015.7.24 | いぬと海
この日は晴れた!
グリーンの10-FEET、ヘヴンのキセルをちょっとずつ観て、カフェ・ド・パリのPerroskyから本気で観た。
Perrosky(ペロスキー)はチリの二人兄弟バンド。
Perrosky、ギター+ドラムの二人兄弟編成だけど、ハーモニカ、テルミン、ウォッシュボードも駆使してロックを基点にブルース、ロカビリーまで多彩な音楽。それを数百人ぐらいのいい感じのお客さんと観られるっていうフジロックならではの楽しいステージだったわ。 #fujirock
— いぬたく (@inutaku_) July 25, 2015
例えば今回のフジロックでも人気者だったRäfvenって、僕も2009年のフジロックでとてもはしゃいだし、2011年のリキッドルームワンマンにも行ってTシャツ持ってるぐらい好きではあるんだけど(ていうかそのTシャツ、今回持って来るの忘れた笑)、楽曲の作り自体は一本調子でノリで盛り上げてる感は否めない。
そういう意味では、このPerroskyとか3日目にちゃんと観たスペインのTxarangoとか、楽曲に幅とバラエティがあって40~60分ぐらい飽きずに楽しめるバンドの方がより好きだなー。
Perroskyの後にせっかくだからポールダンスもちょっと鑑賞。
ポールダンスもフジロック。 #fujirock pic.twitter.com/rKHaJaFPjI
— いぬたく (@inutaku_) July 25, 2015
Perroskyが終わってヘブンに来たところで、梶原さんを見かけて声をかけた。
でも僕は間違えて「梶村さん」って言ってて、振り返ると同時に「梶原です!」って言われた。すいません(笑)。
この日は30℃超えの晴天で、Kemuriも本気出すかどうかちょっと迷っちゃったんだけど、いやいやそこはってことで、ホワイトステージのフロントエリア待機。
Kemuriはクッソ楽しかった!!
Kemuriのフロントエリア、くっそ楽しかったわ!!Kemuri大好きだけれど、伊藤ふみおさんがMCで「いろんなフェスに出させてもらってるけどフジロックはスペシャル」って言ってたようにフジロックで観るKemuriが一番好きだ!! #fujirock
— いぬたく (@inutaku_) July 25, 2015
Kemuriを心から楽しむなら、スカが流れた途端にみんな揃ってスカダンス踊り出すようなフェスやライブハウスよりもフジロックなんだよ! #fujirock
— いぬたく (@inutaku_) July 25, 2015
Kemuri、「New Generation」「Prayer」「Ohichyo」「P.M.A」とガンガンやってくれて、これでフロントエリアに飛び込まない理由がないでしょ!ぐわああ、楽しかったー!! #fujirock
— いぬたく (@inutaku_) July 25, 2015
最初のデカい左回りが収束したあたりで、目の前で亜依くんがダイブしてた。
あと、二回目の左回りで、PAの回りを丸一周したんだけど、そのときに目の前にいた女子二人組の様子。
Kemuriの巨大な左回りの真っただ中で流されながら自撮りムービーを撮る女子二人組がいる、2015年のフジロック。 #fujirock
— いぬたく (@inutaku_) July 25, 2015
Kemuriでの充実感にニヤニヤしつつ、グリーンに向かってNate Ruessをちょっと観る。
FUN.の魅力の大部分を担ってるのが彼のボーカルだと思うので、ソロでもぜんぜん問題なくいいんだろうなーと予想してたけど、その予想通り。
FUN.の曲もやってたけれど、だったらもうFUN.じゃなくてもいいんじゃね?っていう気も。
この日初めてフジロックに来たっていう竹島に会って、ホワイトへ。
その途中で、今日も柴さんがFacebookにハンモックとMacBook Airが写った写真をアップしてたので、またハンモックを見つけてちょっとおしゃべり。
ホワイトでは、2012年にレッドマーキーで観た以来の、twenry one pilots。
twenty one pilotsは3年前のレッドマーキーよりさらにライブでの盛り上げ方が小慣れてる印象。コールアンドレスポンスから始まって、観客席への飛び込み、衣装替え、ピアノからのバク転、肩車、歌詞に「FUJI」って織り交ぜる…っていうフルコース。 #fujirock
— いぬたく (@inutaku_) July 25, 2015
twenty one pilots、お客さん全員を座らせたときは「10-FEETか!」と心の中で突っ込んだけれど、ライブでお客さんに一体感を味あわせることの大切さは世界共通で大事なんだな…と、理解はできるけど少し微妙な気分にもなった。 #fujirock
— いぬたく (@inutaku_) July 25, 2015
たぶんこういう(ライブ受けする)スタイルの一つのルーツになってるのは、オハイオ州コロンバスっていう、製造業と金融業が盛んでありながらも文化的・音楽的には乏しい都市でのし上がってきた、ってところなんだろうけれど。
もともとダイナミックな演奏や歌唱力と、音楽的な実力もあるんだからそれだけでやってくれてぜんぜんいいんだけどなー。
(っていうのはマイノリティな意見だってのはわかってる)
次はフィールド・オブ・ヘブンでCaravan。
Caravan、今日もウッドベースはTOKIEさんなのね。ともかくCaravan観る最高の環境は苗場か朝霧! #fujirock
— いぬたく (@inutaku_) July 25, 2015
ライブ前のこの「Caravan観るなら苗場(フジロック)か朝霧(朝霧Jam)」ってツイート、内容もタイミングも兵庫さんと被ってたみたいで、ちょっと光栄(兵庫さんの書く文は好きだから)。
フジロック2日目フィールド・オブ・ヘブン、Caravan、サウンドチェックからそのまま「FREE BYRD」でスタート。いきなり最高。いろんなとこでこの人のライヴ観てきたけど、ここフィールド・オブ・ヘブンと朝霧JAMで観るのがいちばん気分いい。あと日比谷野音。
— 兵庫慎司 (@shinjihyogo) July 25, 2015
Caravan、2015フジロックセットリスト。 FREE BYRD TRIPPIN' LIFE ハミングバード アイトウレイ 光の舟に乗って その瞬間 Back to roots again サンティアゴの道 #fujirock
— いぬたく (@inutaku_) July 25, 2015
フジロックのヘブンと朝霧で聴くバンド編成のCaravanは最高です。もう最高です。 #fujirock
— いぬたく (@inutaku_) July 25, 2015
Caravanはとにかく良かった。
Kemuriといい、Caravanといい、「フジロックが一つのホーム」みたいなアーティストを観られるのはすごく嬉しいこと。
周りのお客さんなんて関係ない、と思う部分もあるんだけれど、それでもやっぱりライブってのはアーティストだけでなく観客も一緒になって作り上げる空間と時間なので、それがどこで行われるのか、どういうお客さんがいるのか、っていう部分はすごく重要だなと改めて思った今回のフジロックでもありました。
Caravan、「Back to roots again」をやってくれたのはちょっと意外だった。そしてラスト、堀江さんのアコーディオンとicchieさんのトランペットが響く「サンティアゴの道」は感涙です。もう感涙でした。 #fujirock
— いぬたく (@inutaku_) July 25, 2015
Caravanの余韻に浸りながらカフェドパリのTxarango。でも余韻が強すぎるからTxarangoは明日のホワイトに全力投球するかな。 #fujirock
— いぬたく (@inutaku_) July 25, 2015
浸りきったライブを味わうと、なかなか次のライブへの切り替えができない時ってあるよね。
ホワイトに行ってSuper Furry Animalsをちょっと観るも、あまりピンとこず、ヘブンに戻って、Philip Sayceをぼんやり聴きながらハワイのモチコチキンサンド食べる。
夕焼けが綺麗だった。
暮れていく空を見ながら音楽きいてるとか、なんて良き日なのか。 #fujirock pic.twitter.com/8lwDCJI9kz
— いぬたく (@inutaku_) July 25, 2015
やがてものんくるの時間になったので、アヴァロンへ移動。
ものんくるは菊地成孔プロデュースってところからちょっと期待してはいたんだけど、期待以上にすごくよかった!
すごくジャジーな演奏がありながらも歌唱力が引き立ってる音で、めっちゃ聴き応えがあるバンド。
ものんくる、まだ一曲目「南へ」聴いただけだけどすごくいいわー。このフリースタイル的な演奏はクラムボンが好きな人はいかにも好きになりそうなのに、被ってるのもったいない。 #fujirock
— いぬたく (@inutaku_) July 25, 2015
ものんくるを途中で去るのはとても後ろ髪引かれたんだけど、クラムボンを最初から観ないわけにもいかない。
365日すべての夜に野外でクラムボンのライブが聴けたらいいのに、ってぐらいクラムボンめちゃくちゃよかった。夜のホワイトステージをすごく意識したであろう選曲。夜というものに対して僕が感じる大好きな要素(美しさ、静謐さ、高揚と興奮)がすべて詰まってた。 #fujirock
— いぬたく (@inutaku_) July 25, 2015
クラムボン、ミトさんが「このステージに似合うと思って」と言ってやった「noir」が特にめっちゃよかった!ひっそり踊りながら夜の闇に溶けていきそうな音(ちなみにnoirは黒という意味)。僕が夜のホワイトステージのクラムボンに求めてたのはああいうことだよ! #fujirock
— いぬたく (@inutaku_) July 25, 2015
クラムボン、「バイタルサイン」「KANADE Dance」からの「波よせて」でお客さんたちが「ウェイバー ウェイバー ウェイバー ララ」って歌い出した瞬間にもう号泣してしまった。たぶん幸せすぎたのでしょう。 #fujirock
— いぬたく (@inutaku_) July 25, 2015
↓この人とは感性が似てる気がする。
今のとこ今年のベストアクトだったわクラムボン。夜の野外でのクラムボンなんて幸せしかないや。波寄せての時にふと夜空を見上げたら月が浮かんでて泣きそうになったわ。クラムボンは日本の宝です。
— POCO (@poco1229) July 25, 2015
クラムボンのライブを観たのは、もしかしたら2011年に両国国技館のワンマンを観て以来だったかも。
それで(今更ながら)思ったことは、けっこう好きなアーティストもライブを観るのをちょっと間隔を空けた方が心に響くのかな、ということ。
もちろん最上級に好きなアーティストは、どれだけ短期間に何度観ようがその度に心の奥に突き刺さるんだけど(例えば僕の場合はスピッツとか、Dragon Ashとか、Coccoとか)、世の中そこまで最上級なアーティストばかりでもないわけで。
それでも(最上級ではなくても)十分に好きなアーティストについては、1年に1度とか数年に1度でも十分に幸せに楽しめるのかな、と。
クラムボンで言えばこの「バイタルサイン」~「KANADE Dance」あたりの流れは王道パターンなんだろうけど、それをやけに新鮮に楽しめたことから、そんな風に思いました。
あとは「星間飛行」と「ナイトクルージング」のカバーもやってた。
以下、クラムボンでその他に頷いた感想たち。
特にクラムボンは本当にめっちゃよかった。 昼も良いけど、クラムボンは夜の野外の方がずっと好きだ。 Re-雨以降の流れは本当に凄く引き込まれたし、何回も言うけど、ナイトクルージングがもう…。 苗場で聴けて良かった…。
— skmt (((((さかもと))))) (@skmt_ter) July 27, 2015
フジロックだいたい何聴いてもよかったけどクラムボンがよすぎて忘れられない…なんだったんだろうあの空間は…野音にも、他のフェスにもなかった、圧倒的だった
— natsu (@otoiro_sketch) July 27, 2015
クラムボン最高だったぁ、、 バイタルサインからの流れが物凄くグッときて、なぜだかよく分からないけどいきなり号泣して、なんでこんなに涙が出るのか分からなくなって笑った。 クラムボンは魔法がかかる ⁎ˇ◡ˇ⁎
— ⋆✩*ゆきぽん∗✩*⋆ (@yuki0118nina) July 27, 2015
初めてのクラムボンをあんなロケーションで聴けるだなんて、贅沢極まりなかった。この森の住人ですかというくらい音も声もそこにあったもの全てと共鳴していて、聴いてるこっちは完全にその曲の中に入り込んでしまってる感覚。まるでひとつの大作映画を観ているようだった、心奪われて虜。
— YURU (@yrqqq) July 26, 2015
クラムボン後は、またアヴァロン~ヘブン方面に帰宅。
ぐるぐるウィンナー食べながら井乃頭蓄音団。 (@ Gypsy Avalon in 南魚沼郡, 新潟県) https://t.co/11V6lCJTzE
— いぬたく (@inutaku_) July 25, 2015
井乃頭蓄音団は、皮肉交じりに「お前ら、(どうせ)ロックが好きなんだろ~!」って言ったらその皮肉が通じずに一部から「イエー!」ってストレートな返事が返ってきちゃって、ちょっと困ってた。
富士宮焼きそば食べながらGalacticとメイシー・グレイ。 (@ FIELD OF HEAVEN in 南魚沼郡, 新潟県 w/ @undermywheels) https://t.co/Jk5JWNDcom
— いぬたく (@inutaku_) July 25, 2015
ヘブンで夜に聴くGalacticとMacy Grayが外れるわけがない。
暗くてどこまでが焼きそばでどこからが紅生姜なのか全く見えない。 #fujirock
— いぬたく (@inutaku_) July 25, 2015
このツイートをしたら、僕がどこにいるか平井くんにバレて、「いぬさん、今ヘブンにいるんですか?」ってLINEが来てちょっと合流した。
Galacticとメイシー・グレイ、ちゃんと立って前方で観たら2時間でもずっと心地よく揺れていられそうなのに、それを座って焼きそば食べながら聴いてるの、すごい贅沢してる感がある。 #fujirock
— いぬたく (@inutaku_) July 25, 2015
今日のトリ的なやつは、MUSEよりもベルセバを選択。
MUSEは今年リリースされたアルバムがそこまで好きではなかったので、自分の中で2010年にグリーンのトリで観た時の感動は超えないんだろうな、っていう理由が大。
ベルセバ、アルバムによって好き度が上下するんだけど、スタートから「Nobody's Empire」〜「I'm A Cuckoo」やってくれて嬉しかった。 #fujirock
— いぬたく (@inutaku_) July 25, 2015
ベルセバが僕の好きな曲を序盤にかなりやってくれたので、心置きなくMUSEに移動。
僕がグリーンに着いてから「Starlight」とか「Uprising」とかやってくれないかなーというスケベ心もあったんだけど(笑)、あとでセットリスト見たらもろに序盤~中盤にやってた。
レッドマーキーで23:00からBanvox、24:00からGalantisを聴いて、ちょっとうるさすぎるな…と思ってレッドマーキーから出る時に渡辺くんに会って、そこから平井くんも合流して三人でごはん食べる。
この時に田村さんからも声をかけてもらって、婚約者を紹介してもらった(ちょっとジャック・スパロウみたいな服装してるな、と思ったけど、初対面でまだそこまで言えなかった)。
D.A.N.を観にルーキーアゴーゴーへ行き(いい感じだった)、さらにまたレッドマーキーに戻ってきてRL Grimeを聴く。
さっきの二人のDJよりこっちの方が好み。
最後にクリスタルパレステントあたりで平井、竹島、松原と会って、この日は終了。
遅くまでお疲れ様でした。