今年もフジロックが来たよ!
というわけで、忘れないうちに感想を書いておきます。
基本的には自分があとで(数年後?)読んでニヤニヤするためのものなので、今回は会った人とかも書いておきます。
ちなみにフジロック3日間では、こんな感じでした。
フジロック、タイムテーブルを見返しながら思い出してるけど、特にめっちゃよかったのは以下(観た順)。AO YOUNG BAND、no entry、ブンブン、Kemuri、Caravan、ものんくる、クラムボン、Txarango。 #fujirock
— いぬたく (@inutaku_) July 27, 2015
フルでは観てないけどすごくよかったのは以下(観た順)。Rei、Drakskip、GalacticとMacy Gray、Jim O' RourkeとGaman Gilberto、cero、toe、Hudson Mohawke、ノエル兄さん。 #fujirock
— いぬたく (@inutaku_) 2015, 7月 27
フジロック3日間、ある程度ちゃんと観たライブのステージ分布を集計してみた。合計40アクト、深夜は除く。 #fujirock グリーン:7 レッド:4 ホワイト:13 ヘヴン:8 アヴァロン:5 カフェドパリ:3 やはりホワイトよりも奥地が多くて全体の72.5%。
— いぬたく (@inutaku_) July 27, 2015
今年は行きも帰りも、現地でも一人での行動。
ベルセバ聞きながら苗場へ向かう。 #fujirock
— いぬたく (@inutaku_) July 23, 2015
ちょっと、これからの3日間がとてつもなく楽しみになってきたんだが…!!! #fujirock
— いぬたく (@inutaku_) July 23, 2015
苗場も近くなってきたので車内の音楽をRudimentalに変えるわ。 #fujirock
— いぬたく (@inutaku_) July 23, 2015
今年もこの3日間がきたわー! (@ フジロック ENTRANCE GATE in 南魚沼郡, 新潟県) https://t.co/YAA76Vx1uR pic.twitter.com/I4fGqZUwnW
— いぬたく (@inutaku_) July 24, 2015
会場には10:00頃には着いちゃって、例年通りグリーンステージで陣地をつくってゴロゴロ。
まだ金曜の11時前だけど、同じ時間を思い起こしても去年以上に空いてる感はあるな…。 #fujirock
— いぬたく (@inutaku_) July 24, 2015
(ちなみに金曜は空いてた感があるけど、土日は去年よりもお客さん多いぐらいかもと感じた)
そうこうしてるうちに、Route 17 Rock’n’Roll ORCHESTRAが始まった。
ROUTE17ロックンロールオーケストラでいきなり豊かな気分になったわー。ブラスバンドとダンサーの豪華なステージでのジャズ&ファンク、そしてトータスの「ガッツだぜ」から吉川晃司の「ファンキー・モンキー・ベイビー」〜「BE MY BABY」! #fujirock
— いぬたく (@inutaku_) July 24, 2015
吉川晃司、「ベイビー」の頻度高かった…。 #fujirock
— いぬたく (@inutaku_) 2015, 7月 24
デカいステージでこういう贅沢な日本製ファンクを聴けるのっていい。
「ガッツだぜ」ってポップソングとしても強いけれど、フジロックのグリーンでこの編成だと、この曲のファンクな部分の良さを強く感じる。
一発目でもう今年のフジロックもたまらんなと思ってる。 #fujirock
— いぬたく (@inutaku_) July 24, 2015
ほんと、フジロックの良さを表す一つのキーワードは、音楽的な「豊かさ」だと思うな。
そこからレッドマーキーでSTONE FOUNDATION。
STONE FOUNDATION、ソウルフルなグルーヴが心地よくて、それと一人だけ若い声量のあるボーカルとの組み合わせが面白い。というかこれはレッドマーキーよりもフィールドオブヘブンで聴いたらもっと良さそう。 #fujirock
— いぬたく (@inutaku_) July 24, 2015
レッドマーキーを出てFacebookを見たら、柴那典さんが「ハンモック気持ちいいー!」って投稿してたから、グリーン後方でハンモックを探してみたら一瞬で見つけて(笑)、ちょっと話してた。
そして今年一発目の奥地への遠征で、お目当てはジプシー・アヴァロンでのRei。
これは観に行ってよかった。
Reiって初見で全くノーマークだったけどめっちゃよかったわ。本人のギターとサポートのドラムのコンビネーションであれだけ盛り上がらせるのすごい。ああいうブルースギターが弾ける20代前半の女性シンガーってなかなかいないわ。 #fujirock
— いぬたく (@inutaku_) July 24, 2015
Reiのライブ終盤では彼女のギターとドラムのテンションにつられて何人ものお客さんが立ち上がりだして、ああいう自然な反応があるのもフジロックは良い。 #fujirock
— いぬたく (@inutaku_) 2015, 7月 24
ここらへんですでに「フジロックいいわー!最高だわー!」なモード。
グリーンに戻って、The Vaccines。
The Vaccinesはロックフェスのメインステージによく似合う骨太さが好き。 #fujirock
— いぬたく (@inutaku_) July 24, 2015
ただVaccinesを2011年に同じグリーンで観たときは、数年後にはもっと圧倒的なライブするようになってるかもって思ったものでした(良かったけれどそこまで抜けてすごいわけでもなかった)。 #fujirock
— いぬたく (@inutaku_) 2015, 7月 24
まあ僕が1stが一番好きっていうのもあるのかな。
尾川くんが連絡をくれて(さっきアヴァロンのReiのところでも見かけた気がしてた)、オアシスでもちぶた丼(僕は温玉丼)を一緒に食べる。
尾川くんはけっこう豪快にもちぶた落としてた。
レッドマーキーでThe Districtsをチラ見、グリーンでOwl Cityをチラ見して、再びホワイト方面へ。
Owl Cityのライブちゃんと観たの初めてだと思うけど、こういうバンドサウンドよりももうちょいピコピコいってた方が好きだな。 #fujirock
— いぬたく (@inutaku_) July 24, 2015
そういやVaccinesのときUKのバンドなのにフロントエリアでユニオンジャックのデカいフラッグを振ってる人がいなかったんだけど、今年は持って来てる人いないんだろうか。だとしたらちょっと寂しい。 #fujirock
— いぬたく (@inutaku_) July 24, 2015
結局、デカいユニオンジャックは最後まで見なかった気がする(ノエルの時はあったっけかな)。
ユニオンジャックだけじゃなくオレンジコートでたまに振られる国旗とか、そういう光景は好きだったんだけどなー。
(その代わりに椎名林檎での旭日旗的なグッズが話題になってしまった)
ホワイトではサニーデイ・サービスの終わり頃だけちょっと観た。
ホワイトに渡る橋のところであっこくんとすれ違ったから声かけた(向こうはいきなり話しかけられてびっくりしてた)。
サニーデイ・サービスが終わったときに隣にいた女性のお客さんが「バンドやりたいなあ」って漏らしてた。 #fujirock
— いぬたく (@inutaku_) July 24, 2015
アヴァロンで津田大介さん×LOW-ATUSの鼎談をちょっと聞いて、TOSHI-LOWのトークはほんとに上手いなと思いつつ、カフェ・ド・パリへ。
今年の天井はグリーンだった。
カフェドパリの天井、去年(赤)と今年(緑)。 #fujirock pic.twitter.com/OY7RVFDaqd
— いぬたく (@inutaku_) July 24, 2015
AO YOUNG BAND、ほんとにめちゃくちゃ良かった。
3日間終わってみても屈指の、もしかしたら僕のベストと言ってもいいぐらい。
そもそもDachamboが大好き、フジロックのような場所で聴くDachamboはさらに大好きなんだけど、そのDachamboのフロントマン・AO YOUNGさんのバンド。
キレキレなギターとリズム隊が生み出すジャム的な展開、もう最高すぎるわ。
AO YOUNG BANDのグルーヴとそれに絡むDachamboの人のギターがたまらなさ過ぎるから今からでもCafe de Parisに来た方がいい。まじで。 #fujirock
— いぬたく (@inutaku_) July 24, 2015
AO YOUNG BAND素晴らしすぎた。ここまで断トツのマイベストアクトだわ。 #fujirock
— いぬたく (@inutaku_) July 24, 2015
さらにアヴァロンでのno entryもとてもよかった。
一曲目にやったこの「heaven」から、まだ少し日の残るアヴァロンに似合うポジティブな心地よさ。
さらにさらに、ヘヴンでのKitty, Daisy & Lewisもそりゃよかった。
ここらへんの流れは、リアルタイムで続けて観ながら「そうそう、僕にとってのフジロックはこういうことなんだよ!」って思ってたわ。
AO YOUNG BAND、no entry、KITTY, DAISY & LEWISの三連発は至福だったわ。自分の好みをよく理解してこの選択をした自分を褒めてあげたい。 #fujirock
— いぬたく (@inutaku_) July 24, 2015
次、もともとはブンブンかASHかで迷ってたんだけど、どうもやっぱりフジロックでは特に、自分にとってのロックというジャンルの優先順位が低くなるんだな…と実感してたので、ASHはやめてブンブンに。
(ASHももともとは好きではあるんだけど)
ブンブン、とてもよかった。単に踊らせるだけ・音圧がすごいだけではなくて、音楽の向こうに人間としての崇高な何かがある気配を感じさせてくれるところ、観た後の感覚が去年同じホワイトステージでアウスゲイルを観た後の感覚に似ている。 #fujirock
— いぬたく (@inutaku_) July 24, 2015
ブンブン、そんな感じだったので最後は「KICK IT OUT」が来るかなと思いながらも「STAY」をやってほしいなと思っていて、そんな中でやってくれた「STAY」の最初のフレーズを川島さんが歌い出した瞬間に少し泣きましたわ。 #fujirock
— いぬたく (@inutaku_) 2015, 7月 24
アウスゲイルとブンブン、音楽ジャンルは違えど「読後感」ならぬ「ライブ後感」みたいなものがすごく似てた。
そもそも「KICK IT OUT」枠は、僕にとっては序盤に演ってくれた「Morning After」で十分満足してた。
いやー、ブンブンよかった。
ハナレグミ聴きながら富士宮焼きそば食べる。 (@ FIELD OF HEAVEN in 南魚沼郡, 新潟県) https://t.co/ENR09P6v57
— いぬたく (@inutaku_) July 24, 2015
むしろこの富士宮焼きそばを買いにアヴァロンに上がったところでちょっと聞こえてきた日食なつこがすごくよかった。
あと、あそこの飲食店で唐揚げ丼みたいなやつがあったと思うんだけど、それが今年は出店してないっぽくて、地味に残念。
オニオンスープ飲みながらRoyal Blood待機。 (@ WHITE STAGE in 南魚沼郡, 新潟県) https://t.co/vvgGRzthgq
— いぬたく (@inutaku_) July 24, 2015
Royal Blood、ベースボーカルとドラムの二人だけでかっこよかったのだけど、やっぱり自分にとってロックっていうモードではないんだな、ということも実感。
Royal Bloodを早々に切り上げて、気になってたアヴァロンのDrakskipへ。
それが正解でした。いやー、やはりこういうことですわ、自分にとってのフジロック。
スウェーデンやフィンランドの民族音楽をやってる日本人4人組・Drakskip、めっちゃ好きだわー!しかも夜のアヴァロンに弦楽器の響きが似合いまくり。 #fujirock
— いぬたく (@inutaku_) July 24, 2015
ちなみにメンバーのうち二人がスウェーデンに音楽留学に行くために、約1年間活動休止するようで。
本場で音楽を吸収してさらにパワーアップして、来年のフジロック前に帰ってくるって言ってた。
もう一度言いますが、来年のフジロックには間に合うように帰ってくるみたいですよ。
今日のトリ・Rudimentalまでまだ時間があったので、グリーンに戻ってFoo Fightersを横目で見ながら陣地の撤収など。
デイヴ・グロールが長い演説してた。
3日間で一番楽しみなRudimentalへ!夜のホワイト!トリ! #fujirock
— いぬたく (@inutaku_) July 24, 2015
Rudimental、ホーン隊3人とシンガー3人が入場してきたスタートの高揚が最後まで続く、期待通りの楽しさだったわー!フジロック的にはBasement Jaxxのようなポジションにつきそうなお祭り的ライブ。 #fujirock
— いぬたく (@inutaku_) July 24, 2015
Rudimentalは、まあアルバムの方が曲の完成度はよっぽど高くて、あのアルバムが音楽IQちょっと高めのインテリ学生だとしたら、ライブだと急に暴力的な本性が出たヤンキーになる感じ(笑)。
ボーカルの歌唱力も含めて、なかなかあのアルバムをライブで再現するのは難しいのかな。
まあ、ライブはまた別物のパーティー・ドラムンベースと思えばぜんぜん楽しいんだけれど(笑)。
ホワイトステージ最前列、巨大スピーカーの目の前で80分間ずっと観てたから、だいぶお腹いっぱいになりました。
オレンジコートの幻影をアヴァロンとカフェ・ド・パリに追い求める
この日は僕にとって「オレンジコートのない初めてのフジロック」だったんだけど、気づいたことがありました。
自分は、オレンジコートの幻影を、ジブシー・アヴァロンとカフェ・ド・パリに追い求めるんじゃないか、と。
まあそれはラインナップによってはヘヴンだったり、あるいはホワイト(最終日のTxarangoとか)だったりするんだけど、とにかく各地にちらばった“オレンジの欠片”みたいなものをかき集めたがってるのかな、と思いましたね。
でもそれぐらい、この日で言えば特にジプシー・アヴァロンのラインナップは自分好みで、そこらの音楽を聴きながら「やっぱりフジロックいいわー」と思いつつ、同時にそういう音楽を一緒に求めてるお客さんがいることを喜んでました。
そんじゃ二日目に続きます。