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今年もフジロックが来たよ!

というわけで、忘れないうちに感想を書いておきます。

基本的には自分があとで(数年後?)読んでニヤニヤするためのものなので、今回は会った人とかも書いておきます。

ちなみにフジロック3日間では、こんな感じでした。

今年は行きも帰りも、現地でも一人での行動。

会場には10:00頃には着いちゃって、例年通りグリーンステージで陣地をつくってゴロゴロ。

(ちなみに金曜は空いてた感があるけど、土日は去年よりもお客さん多いぐらいかもと感じた)

そうこうしてるうちに、Route 17 Rock’n’Roll ORCHESTRAが始まった。

デカいステージでこういう贅沢な日本製ファンクを聴けるのっていい。

「ガッツだぜ」ってポップソングとしても強いけれど、フジロックのグリーンでこの編成だと、この曲のファンクな部分の良さを強く感じる。

ほんと、フジロックの良さを表す一つのキーワードは、音楽的な「豊かさ」だと思うな。

そこからレッドマーキーでSTONE FOUNDATION

レッドマーキーを出てFacebookを見たら、柴那典さんが「ハンモック気持ちいいー!」って投稿してたから、グリーン後方でハンモックを探してみたら一瞬で見つけて(笑)、ちょっと話してた。

そして今年一発目の奥地への遠征で、お目当てはジプシー・アヴァロンでのRei

これは観に行ってよかった。

ここらへんですでに「フジロックいいわー!最高だわー!」なモード。

グリーンに戻って、The Vaccines

まあ僕が1stが一番好きっていうのもあるのかな。

尾川くんが連絡をくれて(さっきアヴァロンのReiのところでも見かけた気がしてた)、オアシスでもちぶた丼(僕は温玉丼)を一緒に食べる。

尾川くんはけっこう豪快にもちぶた落としてた。

レッドマーキーでThe Districtsをチラ見、グリーンでOwl Cityをチラ見して、再びホワイト方面へ。

結局、デカいユニオンジャックは最後まで見なかった気がする(ノエルの時はあったっけかな)。

ユニオンジャックだけじゃなくオレンジコートでたまに振られる国旗とか、そういう光景は好きだったんだけどなー。
(その代わりに椎名林檎での旭日旗的なグッズが話題になってしまった)

ホワイトではサニーデイ・サービスの終わり頃だけちょっと観た。

ホワイトに渡る橋のところであっこくんとすれ違ったから声かけた(向こうはいきなり話しかけられてびっくりしてた)。

アヴァロンで津田大介さん×LOW-ATUSの鼎談をちょっと聞いて、TOSHI-LOWのトークはほんとに上手いなと思いつつ、カフェ・ド・パリへ。

今年の天井はグリーンだった。

AO YOUNG BAND、ほんとにめちゃくちゃ良かった。

3日間終わってみても屈指の、もしかしたら僕のベストと言ってもいいぐらい。

そもそもDachamboが大好き、フジロックのような場所で聴くDachamboはさらに大好きなんだけど、そのDachamboのフロントマン・AO YOUNGさんのバンド。

キレキレなギターとリズム隊が生み出すジャム的な展開、もう最高すぎるわ。

さらにアヴァロンでのno entryもとてもよかった。

一曲目にやったこの「heaven」から、まだ少し日の残るアヴァロンに似合うポジティブな心地よさ。

さらにさらに、ヘヴンでのKitty, Daisy & Lewisもそりゃよかった。

ここらへんの流れは、リアルタイムで続けて観ながら「そうそう、僕にとってのフジロックはこういうことなんだよ!」って思ってたわ。

次、もともとはブンブンASHかで迷ってたんだけど、どうもやっぱりフジロックでは特に、自分にとってのロックというジャンルの優先順位が低くなるんだな…と実感してたので、ASHはやめてブンブンに。
(ASHももともとは好きではあるんだけど)

アウスゲイルとブンブン、音楽ジャンルは違えど「読後感」ならぬ「ライブ後感」みたいなものがすごく似てた。

そもそも「KICK IT OUT」枠は、僕にとっては序盤に演ってくれた「Morning After」で十分満足してた。

いやー、ブンブンよかった。

むしろこの富士宮焼きそばを買いにアヴァロンに上がったところでちょっと聞こえてきた日食なつこがすごくよかった。

あと、あそこの飲食店で唐揚げ丼みたいなやつがあったと思うんだけど、それが今年は出店してないっぽくて、地味に残念。

Royal Blood、ベースボーカルとドラムの二人だけでかっこよかったのだけど、やっぱり自分にとってロックっていうモードではないんだな、ということも実感。

Royal Bloodを早々に切り上げて、気になってたアヴァロンのDrakskipへ。

それが正解でした。いやー、やはりこういうことですわ、自分にとってのフジロック。

ちなみにメンバーのうち二人がスウェーデンに音楽留学に行くために、約1年間活動休止するようで。

本場で音楽を吸収してさらにパワーアップして、来年のフジロック前に帰ってくるって言ってた。

もう一度言いますが、来年のフジロックには間に合うように帰ってくるみたいですよ。

今日のトリ・Rudimentalまでまだ時間があったので、グリーンに戻ってFoo Fightersを横目で見ながら陣地の撤収など。

デイヴ・グロールが長い演説してた。

Rudimentalは、まあアルバムの方が曲の完成度はよっぽど高くて、あのアルバムが音楽IQちょっと高めのインテリ学生だとしたら、ライブだと急に暴力的な本性が出たヤンキーになる感じ(笑)。

ボーカルの歌唱力も含めて、なかなかあのアルバムをライブで再現するのは難しいのかな。

まあ、ライブはまた別物のパーティー・ドラムンベースと思えばぜんぜん楽しいんだけれど(笑)。

ホワイトステージ最前列、巨大スピーカーの目の前で80分間ずっと観てたから、だいぶお腹いっぱいになりました。

オレンジコートの幻影をアヴァロンとカフェ・ド・パリに追い求める

この日は僕にとって「オレンジコートのない初めてのフジロック」だったんだけど、気づいたことがありました。

自分は、オレンジコートの幻影を、ジブシー・アヴァロンとカフェ・ド・パリに追い求めるんじゃないか、と。

まあそれはラインナップによってはヘヴンだったり、あるいはホワイト(最終日のTxarangoとか)だったりするんだけど、とにかく各地にちらばった“オレンジの欠片”みたいなものをかき集めたがってるのかな、と思いましたね。

でもそれぐらい、この日で言えば特にジプシー・アヴァロンのラインナップは自分好みで、そこらの音楽を聴きながら「やっぱりフジロックいいわー」と思いつつ、同時にそういう音楽を一緒に求めてるお客さんがいることを喜んでました。

そんじゃ二日目に続きます。