キセルとCaravanのライブが、六本木EX-THEATERという音の良い場所で、しかも座って聴けると知った時には、速攻でチケットを買いましたね!

というわけで、行ってきました。

inutaku-20150413

しかもこの日は最前列っていう、素晴らしいポジション。
SMASH friendsのおかげですよ。

キセル

トップバッターはキセル。

ライブで聴くのはちょっと久しぶりだったけど、いやもう素晴らしかった。

去年リリースした「明るい幻」からの曲が多かったな。
最後の二曲も、「時をはなれて」から「声だけ聴こえる」だった。

そのアルバム「明るい幻」、辻村豪文(兄)が「自分で言うのもなんだけど地味なアルバムで…」と紹介すると、友晴(弟)が「でもオカンが『ジワジワ来るな、このアルバム』って言ってたで」ってフォローしてた(笑)。

途中、友晴が一曲だけミュージックソーを持ってやってくれた「君の犬」は嬉しかったし、大好きな「町医者」で広がる世界と浮遊感は素晴らしくてうっすら涙ぐんだ。

音の良い環境で聴くキセルは、音楽というカテゴリを飛び越えて、もはや一つの「空間」とか「雰囲気」のような存在にまで達してしまってるかのように、とってもよかった。

一日後のツイート。

Caravan

今日はどんな編成かとワクワクしていたら、ギターとCaravan二人だけっていうのはちょっと残念。
(ギターは、二人では初めて組むって言ってたYota Kobayashiさん)

もしかしたらチケットの売れ行きによっても編成が変わる(誰を呼べるか決められる)のかもしれないけど、できれば事前に編成を知りたいわー。

ベースは伊賀さんなのかなどうかなとか思って会場に行ったものの、そんなレベルではなかったわ。

というかこのライブ当日も一切ツイートはしないなど、CaravanのTwitter離れが進んでいる。

Yota(ヨウタ)さんのギター自体は、序盤の「Feed Back」や「ハミングバード」ではとてもオルタナティブに歪んだ音を出して目立っていて、とてもよかったんだけど。

あと、この日のライブを見ながら、自分の中で去年の朝霧でのCaravanがハマりにハマり過ぎていてあのシーンを超えるのは難しいなとも感じちゃいました。

それは「Soul Music」を聴いた時にすごく感じたんだけれど。

「それは光 僕を照らしていた」の箇所が特に、あの夜の空と澄み切った空気の朝霧で聴くのとは、曲の表情がまったく違っていたよ。

場所が違うと全く別物だから、比べるものではないし、この日が悪かったってわけじゃないんだけれど。

この日、会場のお客さんもCaravan目当ての人が多かったっぽいけれど、ギターと二人編成だったらキセルが後の出番でもよかったんじゃないかなとも思った。

僕はてっきり、Caravanがある程度のバンド編成で、だから二番目に出てきてハッピーなエンディング、みたいなシーンになるのかなと思っていたよ。

って、あれこれ言ってるけど、Caravanもよかったですよ。

「サンティアゴの道」が着実にアンセムへと向かっていて、あれはほんといい曲。

キセルも、Caravanも、今年の日比谷野音は素敵な空間になるに違いないです。