いやー、Jリーグが開幕しましたね。
土曜・日曜はなるべくスカパーにかじりつく日々が始まりました。
毎年、特に開幕スタメンって、それだけでドラマを感じてしまいます。
去年まであまり出番がなかった選手がスタメンに抜擢されたり、ベンチ入りしていたり、あるいは逆に怪我もないのにベンチ入りできなかった選手がいたり…。
てことで、日本人の若手選手に絞って、ルーキー、もしくは去年まではあまり出番がなかった選手で、開幕戦のスタメンもしくはベンチ入りを勝ち取った選手をピックアップしてみました。
合計で26人になりました。
去年までにある程度ゲームに出ている選手は、取り上げていません。
ここでピックアップした選手たちが、今シーズンの最後にはどういう状況になっているのかも楽しみです!
以下、J1・J2クラブそれぞれ、北から南の順番に並べています。
J1編
茂木 駿佑(仙台)
柏アカデミー→仙台ユース出身のルーキー。
右サイドハーフで見事に開幕スタメン、後半23分まで68分間プレー。
金久保が怪我しているからというのもあるかもしれないですが、今のうちにアピールしたいところ。
車屋 紳太郎(川崎)
ザ・風間監督一門、筑波大卒ルーキーで、実際に風間監督時代に1年生で指導を受けていた選手。
それだけで特徴が分かりやすそうな左サイドバック(orウィングバック)。
三好 康児(川崎)
川崎サポ期待のユース上がりルーキーも、しっかりベンチ入り。
車屋や三好に限らず、川崎の選手を改めて見渡してみると、風間監督の匂いが半端ない(笑)。
Jクラブの中で一番監督の色に染め上げてるクラブじゃないでしょうか。
中島 賢星(横浜FM)
東福岡の10番、高卒ルーキー。
攻撃陣に怪我人が多すぎ、っていうチーム事情があってのベンチ入りかもですが、それを良いチャンスに、顔ぶれが変わらない横浜FMに新風を吹き込んでくれたら面白い。
和田 昌士(横浜FM)
ユース所属、2種登録の17歳。
こちらもベンチ入り。
中島と和田という若い二人が横浜FMのベンチに入ってるってだけで、外野から見ていてちょっとときめく感じある。
柴田 隆太朗(松本山雅)
拓殖大卒のルーキー。ベンチ入り。
2013年には栃木FCで特別指定を受けていた。
プレーを見たことないんだけれど、ベンチ入りしてる他の顔ぶれを見ると、反町監督としては喜山と岩間に次ぐボランチの3番手とみなしているっぽい。
ここのポジションって、岩上や岩沼もできるけれど、専属のボランチは意外と層が薄いので、即戦力と見なされてるんでしょうね。
(「岩」がつく選手が多いな…)
平松 宗(新潟)
国士舘大卒のルーキー。
成岡を押さえて、見事開幕スタメン。
この鳥栖戦をまだ観てないので、オンデマンドで観てみようかな、というぐらいに気になってます。
新潟は助っ人ブラジル人も優秀ですが、近年は川口、鈴木武蔵、小泉と、高卒の若手をきっちり戦力に仕上げてますよね(平松は大卒ですが)。
小屋松 知哉(名古屋)
松本山雅FC戦、スタメンで78分間出場。
この試合は観ていたけれど、まず去年の大怪我があっただけにスタメン自体が驚きもありつつ嬉しかったです。
名古屋のファーストシュートは小屋松の突破から。いいねー。
— いぬたく(サッカー用) (@inu_foot) March 7, 2015
前半の躍動感はよかったし、ゴールっていう結果が出たのも素晴らしい。
後半は前のスペースを閉じられると存在感が薄れていったので、そこからが次の課題かな。
小屋松がリーグ戦初ゴール…名古屋の若き“スピードスター”が完全復活 | サッカーキング
井手口 陽介(ガンバ大阪)
ガンバユース期待の18歳。
去年もナビスコには出てるけれど、今シーズンの公式戦では4試合目にして初めてのベンチ入り。
今野、小椋がベンチ入りしていない状況ではあるけれど、今年はもっと出番がありそう。
宮原 和也(広島)
ユース出身の19歳。
去年は開幕戦で途中出場デビューし、中盤では塩谷の代わりに出た試合もあったものの、23節以降はベンチに入れず。
ポジションが被るライバルと思われる丸谷、吉野、茶島を押さえて開幕ベンチ入りは果たしたあたりからも、今年は期待。
J2編
今瀬 淳也(水戸)
国士舘大卒のルーキー(上で挙げた新潟の平松と同じ)。
プレーを見たことないんですが、プレースタイルが塩谷そっくりで同じ20番をつけ、塩谷二世って呼ばれることもある、とか。
水戸の試合を観る時にちょっと注目してみます。
宮市 剛(水戸)
宮市亮の弟。
去年は湘南で4試合のみの出場。
レンタル移籍で来た水戸では開幕スタメンとなると、いよいよ今シーズンに期待がかかる。
江坂 任(群馬)
流通経済大卒ルーキー。
見事に開幕スタメン(おそらく左サイドハーフ)&フル出場。
流経のルーキーって言われると、J2では完全に即戦力扱いですよね(プレーは未見)。
大山 啓輔(大宮)
大宮サポ期待の大宮ユース出身、2年目19歳。
去年はU-22とナビスコ、天皇杯のみで、リーグ戦出場はなし。
今シーズンはまず開幕ベンチ入り。
北爪 健吾(千葉)
関東大学リーグ王者の専修大卒ルーキー。
開幕スタメンはならなかったけど、右サイドバックの座を金井と争うことになりそう。
三竿 健斗(東京V)
近年、安在和や安西幸、澤井、高木大、菅嶋、前田直、南と、続々とユース出身選手が戦力になっていく東京Vで、今年のユース出身ルーキーとして開幕スタメン。
ベルマーレの三竿雄斗の弟。
去年は2種登録で出場がなかったところ、今シーズンはボランチで見事に90分フル出場。
東京VvsC大阪戦は、iPadのオンデマンドでサブ視聴してただけなので、もうちょっとちゃんと観てみたい。
中野 雅臣(東京V)
上の三竿建と同い年のユース出身ルーキーで、去年同じく2種登録。
去年は2試合出場で、今シーズンはまず開幕ベンチ入り。
楠元 秀真(横浜FC)
産業能率大卒ルーキー。
野上、パク・テホンに次ぐセンターバックの控えとしてのベンチ入り、か。
星野 有亮(金沢)
専修大卒ルーキー(上の北爪と同じ)。
すいません、金沢の試合はまだ観たことがないので、これ以上コメントができないです…。
苅部 隆太郎(岐阜)
川崎ユースから明治大卒のルーキー。
岡山との開幕戦、後半30分から途中出場。
この試合は観ていましたが、まずデカい(188cm)。
ミスもあった場面がありそれは仕方ないですが、体を活かしたボール奪取と、そこから前に推進していく力は感じました(細かい局面で何かをすることはちょっと苦手そう)。
この身体が中盤にいると、特にJ2の肉弾戦では一つの武器になりそう。
西本 雅崇(C大阪)
小学からセレッソ一筋のユース出身18歳ルーキー。
プレーを見たことないんですが、激戦区のFWじゃなくて2列目ならシーズンのどこかで出場機会あるのかな。
内田 裕斗(徳島)
ガンバユースから去年ガンバに入団し、2年目の今年はレンタル移籍。
去年はナビスコとU-22のみの出場だったところ、徳島では左サイドバックで開幕スタメン。
ちなみに逆サイドは同い歳の広瀬陸斗で、「19歳の斗」コンビ。
佐々木 陽次(徳島)
FC東京ユースから東京学芸大卒のルーキー。
プレーを見たことないですが、どうやらポリバレントな選手みたいで、開幕ベンチ入り。
武内 大(長崎)
国見→福岡大ラインで、去年は特別強化指定選手として3試合に出場。
ルーキーイヤーとなる今年は開幕スタメン。
左利きのストッパーは貴重ですよねえ。
大谷 尚輝(熊本)
広島ユース出身の19歳で、広島からレンタル移籍(ユースの同期には、上で挙げた宮原がいる)。
去年はU-22選抜としてのみの出場だったところ、今シーズンは開幕スタメン。
福森 直也(大分)
関西学院大ではキャプテンを務めていたルーキー。
長崎の武内と同じく左利きで、讃岐戦は観ていないけれど、左のウィングバックだったのかな。
スタメンで64分間出場。
鈴木 義宜(大分)
宮崎産業経営大卒のルーキー。
福森と同じく、彼も大学時代はキャプテン。
そして彼も開幕スタメン(右のストッパーだったみたい)で、90分間フル出場。
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※すいません、アップして改めて数えてみたら27人でした。
そして若手とは正反対ですが、48歳にして9年ぶりに開幕スタメンを飾ったカズは、もう偉大としか言葉がないですよね。