2011年8月20日に行われたMONSTER baSH 2011 1日目の感想です。
※その日のツイートをもとに2015/2/25にアップしてます。
2011年に初めて行った香川県のフェス・MONSTER baSHの雑感です。
僕は野外フェスというものがとても好きで、この約10年間でいろんなところに行ってきました。
毎年マストで行っているフェスもあれば、一度だけ運良く行けたフェスもあって。
いつの間にかいろんなフェスを体験すること自体もすごく楽しくなってきたのです。
それで「毎年できれば1つは未経験のフェスに行きたい」と思っていて、今年の「はじめましてフェス」の代表が、このMONSTER baSH。
各地のフェスの日程・ラインナップを眺めつつ、今年は香川県まで行ってきました。
まあ、一番大きいのは2日目の大トリにACIDMANが出るってことでしょうか。
そんなMONSTER baSHm一日目(8/20)の雑感。
朝に羽田を発つ飛行機に乗って、高松空港に着いたのが9:40。
そこからシャトルバスに乗って、10:30に会場着。
まあオープニングアクトのbuck numberや特にa flood of circleも観たかったのだけど、そこは遠くからの遠征組ということでしょうがない。
初めての会場、国営讃岐まんのう公園は芝生の面積が広くて、気持ちのいいロケーション。
その芝生に荷物を置いて、11:00のDragon Ashにギリギリ間に合った。
(遅れたらかなり悔しいところだったよ)
これが当日のタームテーブル。
実線がフルで観たアーティスト、破線が一部(もしくは遠くから)観たアーティストです。
Dragon Ash
トップバッターから、僕の大好きな・特別なバンドなわけで。
セットリストはこの通り。
1.For Diver’s Area
2.La Bamba
3.AMBICIOUS
4.life goes on
5.Fantasista
6.運命共同体
Dragon Ashが30分って、短いなっ!
(ここまで短いDragon Ashは初めて観たかもしれない)
降谷さんの「おとなしいなあ、おい!」と、MC後の「今オレいいこと言った」ていう照れ隠しが印象的でした。
— いぬたく (@inutaku_) 8月 20, 2011
降谷さんの「観客との距離感や観客の温まり具合を見極める力」ってすごいなと改めて感じた。それに応じて煽り方を変えて、最終的にたくさんの人が盛り上がれるようにするのは素晴らしい(わたしは煽られなくても盛り上がるけれども)。 #mbs11
— いぬたく (@inutaku_) 8月 20, 2011
(オープニングアクトを除いて)午前中でトップバッターということもあってか、あるいは土地柄もあってか、フロントエリアでの盛り上がりも最高潮に熱いわけではなかった。
だから降谷建志も普段よりさらに煽り気味だったんだと思う。
こういう「会場の温度や空気の度合いを察知する感覚」、そしてそれをアクトに還元する方法・引き出しの多さって、降谷さんはすごい。
この日も「Fantasista」での「ミクスチャーロックは好きですかー!?」の頃にはすっかり温まっていて。
こうやってDragon Ashにも関わらずちょっと第三者的に書き記してしまうあたり、まだ自分がこのMONSTER baSHに馴染んでない様子がアリアリと出てる。
Dragon Ash後は、ごはんタイム。
食べたごはんは、iPhoneにメモったものをそのまま記しておきます。
・からポテ 500円 ★★★☆☆ 胡椒辛い
・富士宮焼きそば 500円 ★★★☆☆ ふつう
食べながら、遠くから聞こえるSHAKALABBITSをぼんやり聞いてた。
しかしメンバーの脱退に関して、こんな問題を抱えてるとは全く知らなかった。
SHAKALABBITS OFFICIAL WEB SITE
続いて、HYも遠くから聞こえるがままに。
「ホワイトビーチ」は夏の香り。
毛皮のマリーズ
マリーズはしっかり観たよ!
ステージに現れた志麿くんの第一声「モンスターは俺だぁー!」 #mbs11
— いぬたく (@inutaku_) 8月 20, 2011
ただ龍神という方のステージはPAがよくないと感じたなあ。
志麿くんは相変わらずかっこよくてキュートだったけれど、PAがイマイチだったと思う。ボーカルマイクの音量が小さいよ。志麿くんもライブ中特に指示はしてなかったけど。 #mbs11
— いぬたく (@inutaku_) 8月 20, 2011
これは秦基博の後のツイート。
龍神ステージのPAはちょっとバンドが気の毒なレベルだなあ(弾き語りの秦基博の時はあまり気にならなかった)。遠目でなんとなく聞くにはいいんだけど、前方でちゃんと音を聴きたい場合は非常に厳しいよ…。 #mbs11
— いぬたく (@inutaku_) 8月 20, 2011
音が小さい、特に低音があまり響いてこないんだよねえ…。
これは物足りない。
マリーズの後はサンボマスターを遠くで聴きながら、またごはんタイム。
・てりたま丼 700円 ★★★★★ うまい。
このあたりから、雨が本格的に。
Twitterのハッシュタグにも影響を及ぼし始めた。
雨が降り始めてから、このハッシュタグが一気に過疎ってきたよ…。 #mbs11
— いぬたく (@inutaku_) 8月 20, 2011
秦基博は遠巻きに観ていた。
秦基博、これだけのお客さんの前でアコギ一本で勝負して、ちゃんと聞かせるのはすごいなー。 #mbs11
— いぬたく (@inutaku_) 8月 20, 2011
龍神ステージの音も、アコギや秦さんの高音中心の歌声ならあまり問題なかった。
THE BAWDIESも遠巻きに観つつ、また食べる。
・肉ぶっかけうどん 500円 ★★★★★ 揚げ玉もうまい。
BAWDIESって、どっちが鳥でどっちが卵か分からないけど人気が出るにつれてMCでいろいろしゃべるようになったなー。個人的にはあんなにしゃべらなくても音メインで勝負すればもっとかっこいいのにと思う。 #mbs11
— いぬたく (@inutaku_) 8月 20, 2011
僕のMCの好き嫌いはとても微妙なところでもあるんだけれど、BAWDIESのMC(と、それによる煽り)は最近はいつ聴いてもちょっとワンパターンなのが気になるかなあ。
その「テンプレートを使い回している感じ」があまり好きではないので、だったら音だけの方が僕は楽しめるなあと思うところ。
(音だけで十分にノれるしねえ)
例えばDragon Ashにも「ミクスチャーロックは好きですかー!?」という決め台詞はある。
ただ、降谷さんの場合、そこに至るまでの過程でその時・その場所だから感じていることを自分の言葉で語ってくれるんだよね。
そこのしゃべる内容や言葉の選び方のセンスってすごく大切だと思う。
とはいえ、BAWDIESのテンプレート(「心のブラジャー・パンティ脱ぎ捨てましょうか?」みたいなやつ)って、いつもとてもウケるんだよね。
だからそこに頼りたくなるのも、分かると言えば分かる。
the telephonesは、フロントエリアにちょっと行ったけど、途中で退散。
僕は2010年のアルバム「We Love Telephones!!!」がすごく好きなんだけど、やっぱりフェスでやるのはもうちょっと前の曲が中心なんだよねえ。
というのが理由の一つ。
もう一つの理由は、龍神ステージはけっこう前(スピーカー近く)に行かないと、ロックバンドの音は厳しいなあと思ったから。
ONE OK ROCKもごはん食べながら遠目から。
(今から思えば、もうちょっとちゃんと観ておけばよかったかもしれない)
・阿波池田 和一牛 和牛ハンバーガー 600円 ★★★☆☆ 味は悪くないけど、小さいよ!
ONE OK ROCK、最後に「ロックもそろそろ世代交代だぞ、バカヤロー!」と叫んで去っていった。 #mbs11
— いぬたく (@inutaku_) 8月 20, 2011
このツイート、僕は何の気もなしに発したんだけど、思ってたよりもRTされて、図らずもワンオク人気を実感したりもした。
この後は、Cocco、クラムボン、the HIATUSの至福の流れ。
Cocco
セットリスト
1.Raining
2.樹海の糸
3.ポロメリア
4.強く儚い者たち
5.音速パンチ
前日の金曜(8/19)にちょうどミュージックステーションに出てた。
前の日にテレビで観て、この日は生で観た、ということに。
Cocco、ロッキンの時の何かを背負い込んだ感じとはガラっと変わって、今日は登場した時からすごく明るくリラックスした感じだった。どんなCoccoでも大好きなんだけれど、歌だけを考えたら今日みたいなリラックス状態のほうがより本領発揮できるなあ。 #mbs11
— いぬたく (@inutaku_) 8月 20, 2011
ここで書いたように、生で観たのは2週間前のROCK IN JAPAN FES以来。
こういうCoccoが観られた。ただそれだけでも嬉しかった。
で、緊張がダイレクトに歌声に響くタイプでもあるので、この日の歌はすごかったです。
今から思えば、2011年の夏フェスでCoccoを3度観たうち、このMONSTER baSHが一番素晴らしいライブ・歌声だった。
Coccoメンバーはいつもの顔ぶれ。椎野さん、高桑さん、達身さん、堀江さん、あっきー。昨日のMステではドラムが白根さんだったけど、今日は椎野さんに戻ってた。スケジュールの都合とかだったのかな。 #mbs11
— いぬたくさん (@inutaku_) 8月 20, 2011
龍神ステージのPAの音バランスは確かに悪かったけど、それを指摘&指示しないバンド側もどうなんだろうとちょっとは思ってた。ステージは違うけど、それだけにCoccoの1曲目が終わってすぐ椎野さんが舞台袖に「Vo.の音上げて」って指示してたのは流石だなと思ったよ。 #mbs11
— いぬたく (@inutaku_) 8月 20, 2011
Coccoの1曲目後に椎野さんが「Vo.の音上げて」って舞台袖に指示したシーン、あれは単純に音のバランスを見極めてのことだったのか、それとも「今日のCoccoはいける」と思ってちょっとVo.を立たせ気味にしたのか。そういうの、本人たちに訊いてみたいなー。 #mbs11
— いぬたく (@inutaku_) 8月 20, 2011
この日にライブをちゃんと観た中で明確にPAスタッフに指示を送ってたのは、椎野さんぐらいだったと思うなー。
昨日のMステでのCoccoは「うちのこんなテレビじゃぜんぜん音が聴こえねえ!(特に堀江さん&高桑さんのパート)」と思いながら観てたんだけど、そのMステを観てたすべての人に今日のライブを聴いてもらって「これがCoccoとその素晴らしき仲間たちです!」と示したい。 #mbs11
— いぬたく (@inutaku_) 8月 20, 2011
こういうテレビとライブとの間の葛藤って常にあるよね…。
もちろん「大量の人に届けられる」というテレビの価値も重々分かっているのだけれど。
それにしてもDragon Ashでも書いたけど、30分って短いね!
あっという間でした。
clammbon/h3>
僕が20歳ぐらいの頃、人気が出てきたクラムボンを嫉妬まじりに「オシャレな人が聴く音楽でしょっ」とか思ってたんだけど、近年のクラムボンを観るにつけその才能にやられっぱなしですよ。天才を天才とちゃんと認められるようになったことは、自分の成長かもしれない。笑 #mbs11
— いぬたく (@inutaku_) August 20, 2011
僕が20歳ぐらいの頃、人気が出てきたクラムボンを嫉妬まじりに「オシャレな人が聴く音楽でしょっ」とか思ってたんだけど、近年のクラムボンを観るにつけその才能にやられっぱなしですよ。天才を天才とちゃんと認められるようになったことは、自分の成長かもしれない。笑 #mbs11
— いぬたく (@inutaku_) August 20, 2011
個人的に今日のクラムボンは、そのステージの音が悪いというそれまでの教訓を生かして大スピーカーの目の前に陣取ったのもよかったなー。それでもまだ音は足りないし、特にmitoのベースはちゃんと聴けたらもっとすごいところだったんだけど。 #mbs11
— いぬたく (@inutaku_) August 20, 2011
Coccoの1曲目後に椎野さんが「Vo.の音上げて」って舞台袖に指示したシーン、あれは単純に音のバランスを見極めてのことだったのか、それとも「今日のCoccoはいける」と思ってちょっとVo.を立たせ気味にしたのか。そういうの、本人たちに訊いてみたいなー。 #mbs11
— いぬたく (@inutaku_) August 20, 2011
the HIATUS
モンバスで初めて観る細美さんは「ここのステージはたくさん人がいるのになんか落ち着くんだよなあ」というようなことを言ってた通り、いつもにも増してリラックスした感じだった。そのホーム感が伝わってきたよ。 #mbs11
— いぬたく (@inutaku_) August 20, 2011
それにしてもフジロックでもやってた「西門の昧爽」のバラードバージョンはすごくいいなー。細美さんの歌がこれまでと全く違う聞こえ方するぐらいに一段違う次元に移行した感があるし、masasucksのハモりもすごくいい。 #mbs11
— いぬたく (@inutaku_) August 20, 2011
あと強く思ったのがHIATUSは絶対に夜がいい、ということ(思えば今まで観たのも全て夜な気がする)。今日のスタート時、18:35にはまだ少し日が残っていて、ラスト2曲のベテルギウス・Insomniaでようやく暗くなったときにやっぱり夜だと確信したよ。 #mbs11
— いぬたく (@inutaku_) August 20, 2011