初戦、ポルトガルに完勝して優勝候補の呼び声をさらに強くしたドイツと、瀕死のアメリカに劇的な敗戦(って日本語あるのかな)を喫したガーナ。
死の組の中で、ガーナの方が後がない戦い。
しかもよりによってドイツに対して。
初戦の感想はこちら。
・格上相手にPK献上&退場してたらそりゃ大敗するわ – ドイツvsポルトガル 2014.6.16 | いぬと海
・ライフゼロ状態のアメリカが折れない心で劇的な勝利 ガーナvsアメリカ 2014.6.16 | いぬと海
ガーナのGKがクワラジーからダウダに替わったのはなんでなんだろ。
— いぬたく(サッカー用) (@inu_foot) 2014, 6月 21
Twitterで教えてもらったんだけど、初戦のアメリカ戦後のロッカールームでゴタゴタがあったらしい。
それが本当でこの起用にも関係してるんだとしたら、あまり良いことじゃないよね…。
アサモアからアツに展開してからのギャンへのグラウンダー、惜しい。
— いぬたく(サッカー用) (@inu_foot) 2014, 6月 21
ガーナは左サイドバックに置いたアサモアがこの試合でも起点として機能していた。
あ、実況のマイク直った。
— いぬたく(サッカー用) (@inu_foot) 2014, 6月 21
この試合のNHKの実況、なんか古いラジオを聞いてるような音質だったんだけど、あれ何だったの。
ここで「直った」って書いたけど、やっぱり最終的にあまり直らなかった。
解説の奈良橋さんの声は正常だったから、実況の方のマイクの問題だと思うんだけど…。
アサモア、ゲッツェに完全に裏取られたな。
— いぬたく(サッカー用) (@inu_foot) 2014, 6月 21
左サイドバック・アサモアはやはり守備面では穴でもある。
ムンタリのスペースを空けてボールに食いついちゃう守備は気になるけど、ボール持ってからの展開力はさすが。
— いぬたく(サッカー用) (@inu_foot) 2014, 6月 21
このムンタリも、中盤の守備では「ええ!?そこ空けて飛び出しちゃう!?」っていうシーンが何度もあって、ドイツももちろんそこを狙ってるんだけど、最終的に決壊はしなかったんだよな。
むしろボールを持たせて展開させたらやっぱりこの人の左足は正確。
ドイツは前半途中からアサモアのところを狙い始めてるね。
— いぬたく(サッカー用) (@inu_foot) 2014, 6月 21
前半終了、ドイツ 0-0 ガーナ。ボールを回しながらガーナの空いたところを突こうとするドイツ、惜しいクロスも数本。ガーナもPA付近でのドリブルからの仕掛けがいくつか。ただどちらも決定機までは至らない、ややおとなしい前半。
— いぬたく(サッカー用) (@inu_foot) 2014, 6月 21
ただ、前半はおしなべて大人しい内容。
ドイツはこういう展開になるんだったらサイドバックももっとボール回しに加担できる人は置きたい。まあバランスの問題でレーヴ監督は安全第一を選んでる、ってことなんだろうけど。
— いぬたく(サッカー用) (@inu_foot) 2014, 6月 21
ボールを持つ時間が長いのはドイツだったんだけど、そうなるとビルドアップ能力のあるサイドバックは欲しくなっちゃうところだなー。
ドイツも基本的にはショートカウンターのチームだから。
後半に入ってギアを上げた両チーム、試合は途端に動き始め、立ち上がり6分、ラームからのピンポイントクロスでゲッツェが先制。
ラームからゲッツェ!ピンポイントでドイツ先制!
— いぬたく(サッカー用) (@inu_foot) 2014, 6月 21
But de Götze pour l'Allemagne ! (1-0) #ALLGHA #CDM2014 https://t.co/DNkDCNVikV
— 6 secondes de Foot (@vinesfoot) 2014, 6月 21
ゲッツェ、頭から膝に当たってるなw
— いぬたく(サッカー用) (@inu_foot) 2014, 6月 21
ゲッツェ、ヘディングは苦手なんだろうな…っていう飛び込みだったけど、無事に得点。
ただその3分後にガーナが追いつく。
アンドレ・アイェウのヘッドでガーナ同点!
— いぬたく(サッカー用) (@inu_foot) 2014, 6月 21
But d'Ayew pour le Ghana ! (1-1) #ALLGHA #CDM2014 https://t.co/NnXk3bGnTP
— 6 secondes de Foot (@vinesfoot) 2014, 6月 21
交代出場したムスタフィより先に飛び込んでのヘディングで、同じ得点でもヘディング自体はゲッツェのものよりもずっと難易度が高い。
これはアンドレ・アイェウよく決めた。
さらにガーナは、ドイツがやりたかったようなショートカウンターが見事に炸裂。
ラームのパスをムンタリがカットしたところからのショートカウンターでギャン逆転!
— いぬたく(サッカー用) (@inu_foot) 2014, 6月 21
But de Gyan pour le Ghana ! (1-2) #ALLGHA #CDM2014 https://t.co/uYUfW4Ln18
— 6 secondes de Foot (@vinesfoot) 2014, 6月 21
謎の確信を持って全速力で突っ込んでいったら弱いパスが来てかっささっていくとかいう、謎のムンタリワールド。
— 結城 康平@姫のいないW杯なんて (@yuukikouhei) 2014, 6月 21
「謎の確信」笑ったw
ギャンはさっきのゴールでワールドカップ5ゴール目で、アフリカ人最多に並んだ。ちなみに5ゴールタイなのはロジェ・ミラ。
— いぬたく(サッカー用) (@inu_foot) 2014, 6月 21
ロジェ・ミラって懐かしいどころか、初代スーパーフォーメーションサッカーの「ミイラ」だったっていう印象の方が強いわ。
ただまだドラマは続いて、満を持して今大会初出場のクローゼがファーストタッチでゴール!
うおー、クローゼ、ファーストタッチでゴールか!!
— いぬたく(サッカー用) (@inu_foot) 2014, 6月 21
But de Klose pour l'Allemagne ! (2-2) #ALLGHA #CDM2014 https://t.co/gUVJzW5rXT
— 6 secondes de Foot (@vinesfoot) 2014, 6月 21
ヘヴェデスがそらしたボール、クローゼよく反応したなー。
— いぬたく(サッカー用) (@inu_foot) 2014, 6月 21
このボールに反応して決めるには、よほど頭の中で準備してないと無理だわ。
それも含めて、クローゼ、もってるなー。
A record equalling moment for the one and only Miroslav Klose: Will he break the record tonight? #WorldCup pic.twitter.com/ydFzUSKsmq
— Sky Sports Football (@SkyFootball) 2014, 6月 21
PHOTO: #GER's Miroslav Klose has equalled Ronaldo's #worldcup goalscoring record #GERGHA – http://t.co/YBdnLinsAb pic.twitter.com/geyNk6sVbQ
— FIFAWorldCup (@FIFAWorldCup) 2014, 6月 21
CONGRATULATIONS: Miroslav Klose becomes the joint top World Cup goalscorer of all time! pic.twitter.com/oWYNYTG0fo
— BBC Sporf (@BBCSporf) 2014, 6月 21
これでクローゼはロナウドのワールドカップ通算得点記録に並ぶ、15得点目。
まあ、ロナウドが言ってるらしい数々の暴言を読むと、ロナウドのことを抜いてほしいと思っちゃうわ。
大衆紙『ビルト』によると現地時間8日夜、ドイツ代表がガーナ代表と対戦するブラジル北東部の町フォルタレザで開かれたファンフェスタに来賓として出席したかつての“怪物”は舞台上で、客席に向かってクローゼに対する敵意を話したという。
「あなたたちが持っているエネルギーに私は賭けたい。そのエネルギーとは、ドイツとクローゼに敵対するエネルギーだ」また、それから遡ること2日、ブラジル最大の放送局『ヘジ・グローボ』で中継されたドイツ代表対アルメニア代表の試合に、コメンテーターとしてスタジオ出演したロナウドは、攻撃の要MFマルコ・ロイスの負傷を見て、「クローゼじゃないの?」という本気ともジョークともとれる発言をしたそうだ。
クローゼのW杯記録更新は嫌? ロナウド氏の発言がドイツで波紋 – ライブドアニュース
以上の2-2になるまでの展開が20分間の間の出来事。
なかなかジェットコースター的な試合展開。
どっちかと言えば疲れが見えてきたのはガーナだった。
ガーナの守備陣の方が隙が多いな。堪え切れるかな。
— いぬたく(サッカー用) (@inu_foot) 2014, 6月 21
クローゼがフリーになってたけど枠外。
— いぬたく(サッカー用) (@inu_foot) 2014, 6月 21
この時間帯になっても数的優位を作るためにガンガン上がるドイツのサイドバックすげえな。諸刃の剣だけど。
— いぬたく(サッカー用) (@inu_foot) 2014, 6月 21
ドイツのサイドバックはハーフタイムに書いたようにビルドアップ能力はないんだけど、こうやって走らせるとすごいね。
(ムスタフィは交代出場だけど、その策もここの部分では効いてた)
ガーナはムンタリがポルトガル戦に出場停止に。
好調のムンタリが出場停止は痛い。
— いぬたく(サッカー用) (@inu_foot) 2014, 6月 21
この試合見てムンタリが愛される理由が少しわかった気がするw
— ぶんた (@s_bunta) 2014, 6月 21
結局、2-2になってからの20分間はお互いに攻め合うもゴールは生まれず。
ただ十分にスペクタクルな内容でした。
試合終了、ドイツ 2-2 ガーナ。静かな前半とは対照的にゴールが生まれて、特に最後の20分間はオープンな打ち合いに。ドイツはフリーランニング、ガーナは縦へのスピードと、それぞれ持ち味を出した攻撃で楽しい試合でした。
— いぬたく(サッカー用) (@inu_foot) 2014, 6月 21
以下は、この試合のガーナのストロングポイントが表れてる一つのデータ。
FT #GER 2-2 #GHA http://t.co/1zyRy9ezQl Both full-backs for GHA, Asamoah and Afful, a problem for GER all evening pic.twitter.com/JvoBNLcDgW
— Stats Zone (@StatsZone) 2014, 6月 21
左サイドバックのアサモアからは中~長距離の展開がガンガン発動されているのが分かり、それに対して右サイドバックのアフルはかなり高いポジションでボールを受けられているのが分かる。
ガーナくらいフィジカルとテクニックをバランス良く備えていると、引いてからのカウンターで十分に強豪国を苦しませられるという好例。通常、自陣の深い位置から前に出ていく時に失われるエネルギーは膨大で、時間の経過とともにスピードや手数(前に出ていける人数)が減るが、彼らは維持できる。
— 暁 空也 (@Kuya_Akatsuki) 2014, 6月 21
特に両サイドのアタッカーには走力があり、一気に陣地を回復してゴール前まで迫れるのは大きい。中央にはムンタリやボアテングらミドルレンジから狙える選手がおり、トップのギャンはサイドに流れてもチャンスメイクできるスピードと中央で競って勝てるパワーもある。スタイルに合う人材が揃っている。
— 暁 空也 (@Kuya_Akatsuki) 2014, 6月 21
ガーナのサッカーは、サイドの走力(アサモア以外の3人)を一つのキーにするって意味では、モウリーニョのスタイルに近いかな。
やっぱりアフリカのチームの中では組織力と攻守のバランスにおいて一つ抜けてる感があるし、グループリーグで敗退してしまうには惜しいチーム。
(ただアメリカもすごく良いチームだからな…。悩ましい)
このグループはポルトガル一弱状態で、前評判通りかなりの死の組と化してますね。
次の試合、ドイツ対アメリカをメインで観るだろうけど、ガーナ対ポルトガルの行方もとっても気になる。