イタリア対コスタリカ
Italy-Costa Rica Liveより

初戦、イングランドに2-1で勝ったイタリアと、(前評判とは裏腹に)ウルグアイに3-1で勝ったコスタリカのゲーム。
それぞれの感想はこちら。

点を取ってからのカテナチオ – イタリアvsイングランド 2014.6.14 | いぬと海
キャンベルを中心にしたカウンターの切れ味 – ウルグアイvsコスタリカ 2014.6.14 | いぬと海

日本がギリシャと引き分けてから最初のゲームなわけだけど、日本が低空飛行であってもワールドカップは続くんだよね。

イタリアはブッフォンが怪我から復帰。
ブッフォンがいつもの大声でイタリア国家を歌うシーン、TL上でも大盛り上がりだったな。
(というか世界的にやっぱりあの歌声は盛り上がるんだな)

現地時間で13:00キックオフのゲーム、気温29℃ということもあってか、イタリアは攻撃時にも前の選手を追い越すような動きはほとんど見られない省エネサッカーで、まずはバロテッリを狙う。

このあたり、19:00キックオフだった初戦のイングランド戦とは明らかに戦い方を変えてきた感じ。

この「前線のタレントにシンプルに当てて、あとはどうにかよろしく」的な戦い方は、もともとはイタリアのお家芸。
この試合もピルロのパスの正確性とバロテッリのフィジカル&ボールコントロールで、けっこうチャンスを作れてた。

前半20分までのパスの図。
コスタリカがボールを保持する時間の方が長いものの、アタッキングサードにはなかなか侵入できていないことが分かる。

ただ、コスタリカもピンポイントのクロスや、イタリアはキエッリーニのミスから、チャンスができかける場面も。

そしたら前半終了間際に、ブライアン・ルイスがヘッドで先制!

これはディアスとブライアン・ルイスを褒めるべき得点。

このままイタリアが負けると、イングランドはグループリーグ敗退が決まってしまう。

いやー、コスタリカ良いチームだったな。
(6/3のテストマッチで日本は3-1で勝ったんだけどな…)

後半スタート。
イタリアはモッタに替えてカッサーノを入れ、カッサーノをトップ下にした4-2-3-1へ。

イタリアはさらにインシーニェ、チェルチの両翼を投入。

3人の交代枠を使い切っても、イタリアのギアが上がらないんだよなー。
これは暑さも大いに関係しているんだとは思う。

この試合を担当したチリのオセス主審(日本対コートジボワール戦も担当)は、ちょっと不安定なジャッジが目についたな。
今大会、この後の出番はあるんだろうか…。

単純にチームの走行距離で見ると、コスタリカの個人平均が9,191mで、イタリアは8,551m。
単にこれだけでは測れないけれど、イタリアは終始体が重そうだった。

ウルグアイ、イングランド、イタリアが同居したグループDは、2戦終えてコスタリカが決勝トーナメント進出決定と、まさかの結果に。
これはサプライズ。

これでこのグループ、最後はウルグアイ対イタリアで決勝トーナメント進出のかかった試合に。
その試合も現地時間で13:00キックオフだから、こりゃウルグアイ有利かなー。

イタリア対コスタリカ