ベルギー対アルジェリア
Belgium-Algeria Liveより
※アルジェリアは4-1-4-1になってるけど、実際は4-2-3-1でトップ下にタイデル。

第1シードとなったベルギーのグループ。
アルジェリア、ロシア、韓国とクセのある顔ぶれ。

アルジェリアはラインをやや深めに設定して、ワントップのスダニ、トップ下のタイデルも全くサボらずにプレスをかけるスタイル。
とても組織されてる守備。

ベルギーが攻めあぐねている間に、まさに一発のカウンターからアルジェリアにPK、そして先制!

ベルギーもヴィツェルのミドルを皮切りに、少しずつアルジェリアのPA付近に侵入できるようになる。
ただ基本的にカウンター志向のチームなので、こういう相手を崩すことに慣れてはいないんじゃないかと思う(そうでなくてもアルジェリアの守備は十分に堅いと思うけど)。

前半の終わり頃、アザールからシャドリに細かいスペースで通ったのが唯一の決定機かな。
でも後半に向けて、ベルギーは一つの成功例を手にした感じでもある。

後半10分過ぎ、アルジェリアのCKが惜しかった。

ただ次第にプレスが緩くなり始めるアルジェリア。
そこでヴィルモッツ監督は後半20分に早くも交代枠を使い切る。

ちなみにルカクはシュート0本どころか、PA内でボールに一度も触れてない。

フェライニを前目に置いてハイボールを狙うベルギー、その攻撃が早々に結果を生む。

さらに、カウンターから逆転!
これこそベルギーが最も得意な形だよね。

アルジェリアは同点に追いつかれた後に、引き分けで良しとするのか、勝ち越し点を奪いに行くのかが、チームとしてちょっと統一できてなかったんじゃないかな。

それで後半初めて人数をかけて攻撃に行ったところを、「こりゃ得意な形きたぜ」っていうベルギーにまんまとチャンスを与えたことになる。
あのゲームプランの失敗はとても勿体無かった。

終わってみれば、戦い方を替えられるぐらいの豊富なタレントをベンチに置いておけたベルギーが、その選手層の厚さと監督の的確な采配によって勝利をたぐり寄せた試合。

ただ、2点目だけはアルジェリアにも大いに非があるなあ。
あそこで色気を出さなければ、まだ分からなかった感はある。よりによってベルギーが一番喜ぶことをしちゃってたのでね…。

ベルギーはこういうアルジェリアみたいな戦い方をされるのが一番イヤだろうけど、むしろ決勝トーナメントに上がってから強豪国相手に一発がありそうなチームだなと改めて思いました。

ベルギー対アルジェリア