Fuji Rock Festival’13、行ってきました。
余韻が体内に残っているうちに、感想を書いておきます。
(去年の分の感想をまだ書いてないんだけど。笑)

ちなみに行く前に気になった人たちをまとめたエントリはこちら。
フジロック2013、おすすめか分からないけど僕が絶対に観るアーティストとタイムテーブル予定 | いぬと海

11:30のオレンジコートに間に合うのか

毎年、車で金曜の朝に東京出発→日曜の深夜に東京帰宅、ってスタイルなんだけど、今年のフジロック初日は、大きな目的が。

それは、11:30からオレンジコートで始めるTurtle Islandを観ること。

それには、10:00ぐらいには苗場に着いている必要がある。
というわけで、7:00過ぎに東京を出て(眠い)、なんとか10:30頃に苗場着。

雨はまだ降っていなくて、けっこう晴れ(思えばこのあたりの時間が3日間の中で一番晴れてたかな)。

チケットの列は例年と比べると鬼のような長さではなくて、11:25ぐらいにグリーンステージに陣地を構えることに成功。

オレンジコートに着いたのは、11:45~11:50ぐらいだったと思います。
Turtle Islandも半分ぐらいは観られてよかった。

翌日、エントランスのCD売り場に行ってTurtle Islandを探してみたんだけど、3曲入りぐらいしか流通がないみたい。
と思ったら、フジロック明けに全国流通フルアルバムの発売が発表されてた。

Cafe de Parisでキューバの音楽に戯れる

オレンジコートでぐるぐるウインナーを買って、Cafe de Parisの方へ。
(ぐるぐるウインナーはやっぱり朝霧食堂のが一番おいしいと思った)

けっこうフジロックに来てるくせに、Cafe de Parisまでちゃんと来たのは初めて。

SLACK LINES(スラック・ラインズ)ってのやってた。
ピンと張ったロープの上で、バランスをとって飛び跳ねながらパフォーマンスをする競技らしい。

世界3位の人がいるみたいで、確かにその人だけ跳躍力が違う感じ。
こういうのをボーっと見てる時間もいいものでした。

一通り見た後、カフェの中に入って、キューバのバンド・Los Guanchesを観る。
演奏もダンスも、まさに直輸入感。

途中で立ったり座ったりしつつ、楽しみました。
ここにも書いたけど、どんなスタイル・聴き方でも楽しめるってこと自体がとても生活に密着してる音楽だと感じたなー。

圧巻のcro-magnon

フィールドオブヘブンで、cro-magnon
いやはや、すごかった。

最初にゲストとして登場したのは、このステージの一つ前が出番だったSOIL&”PIMP”SESSIONSの社長。
言葉でお客さんを煽ってたんだけど、それまでの3人で発していた音楽の完成度が高すぎて、正直「これ、要る?」って思っちゃいました。すいません。

cro-magnonはこれから自分が行くフェスで出演する場合は、必ず観たいアーティストに加わりました。

ヘブンの枝豆コロッケ、美味い。
皮ごとかじれる桃も買ったけど、まだあまり熟してない感じだったな。

そこから通りすがりのホワイトステージで、始まったばかりのYellowcardを少しだけ見るという贅沢。
Yellowcardって、どうも凡庸な感じがするんだよなあ…。
中学・高校時代に聴いていたら、ちょっと特別なバンドになりそうな気もするけれど。

そういやこんなシーンがあった。

1日目のベストアクト、Rhye

レッドマーキーまで戻ってきて、Rhye
素晴らしかった。

最初はとにかくボーカルの(予想通りの)美声に心を奪われていたけれど、それだけではなかった。

これ、やっぱり「Open」で正しかった。
歌い出しの「I’m fool〜」での歓声すごかったな。

Rhyeを最後まで観てから、グリーンのFUN.へ。
途中、ささぼバーガーなるものを買った(ケチって限定の1,000円の方じゃなく600円の方)。
値段の割にボリュームはあったけど、肉の味は天国バーガーの方がしっかりしてるかな。

FUN.、2月のstudio coastでのワンマンを観ていたので想像はついたけれども、やはりグリーンの広さも物ともしない強い歌声。
さっちゃん(嫁)が一人で最前列まで行って聴いてたのにも驚いた。

グリーンにMy Bloody Valentineが流れる中でちょっと昼寝して、再びホワイトへ。
目指すは、Of Monsters and Men
この頃には雨が降り出していて、完全に防水態勢に。

フジロックに行く前に書いたエントリでも「Of Monsters and Menってライブはそこまででもないのでは」的なことを書いたんだけど、予想通り、まあ普通かな…。
女性ボーカル(ナンナ・ブリンディース・ヒルマルスドッティル)の声も褒め言葉としてハスキーと言える範疇なのか掠れ声なのか、ちょっと微妙でもあるし…。

あとはお客さんにもまだ曲が浸透し切ってない部分はあって、例えば「」でヘイ!が起こってたのは、かなり前方だけ。
でも「Little Talks」では無事(?)に多くのヘイ!が沸き上がってて、僕もヘイ!ができたので悔いはない。

フジロックのBRAHMAN

Of Monsters and Menで雨が強くなり、そのままグリーンのBRAHMAN

なにげにBRAHMANで注目してたのは、ブルガリア民謡が流れた時に両手を合わせる人の割合。
邦楽フェスの前方エリアだと5~6割を占めるんだけど(ワンマンだと8割ぐらいか)、フジロックだと1割、2割いかないのではぐらいだった。
やっぱりぜんぜん客層が違うねえ。

しかしBRAHMANが大きなフェスに出る時って、映像スタッフのレベルが高いよなーといつも思う。
オリジナルの映像を差し込むのもそうだけど、メンバーたちをリアルタイムで撮るカメラもオリジナルのスタッフがいるんじゃないかと感じるほど。

前半は「超克」からの曲が多くてフジロッカーは様子見な感じもあったけれど、中盤からお馴染みの曲も多くなって。
TOSHI-LOWはフジロックでもモッシュエリアのお客さんの上に立ってた。

ほんとにTOSHI-LOWは名演説家。
こういう、普段の邦楽フェスとはちょっと違う立ち位置になるところとか、リアルタイムで空気を読む力がすごい。

TOSHI-LOWの全文書き起こしがアップされてたので、貼っときます。
やっぱり細かいところのニュアンスは伝わりきらないけれど(「!」の使い方だとか)。
BRAHMAN MC全文書き起こし | FUJIROCK EXPRESS ’13 | フジロック会場から最新レポートをお届け

でも実はこの時間帯、Flying Lotusを観てもよかったかな…という気はちょっとしてる。

BRAHMANが終わって、もちぶた丼(そぼろと豚のハーフ)を食べて、そこからまだSkrillexまで1時間ぐらいあったので、その日は帰っちゃいました。

「Skrillexは期待以上でも以下でもなかった」的な感想ツイートを読んで、ちょっと安心したり(笑)。

1日目、終了ー。