鹿野淳さん@sikappe がやっている音楽イベントを学ぶ講座・音小屋第四期イベントプロデュース科に参加して、ほぼ2ヶ月が経ちました。
ここまで思った感想などを書いておこうかなと思います。
これまでに書いた(第1回~第3回)の感想はこちらから。
音小屋第四期の記事一覧|いぬと海
今回企画しているイベントを対外的にリリースできるタイミングもまだなので、例によって講義の内容自体には触れられないぼやっとしたものになっちゃうんですが、一言で言えばとても楽しいです。
何が楽しいって、(普段特に友達のいない僕が)いろんな人と接することが増えたのが楽しいですね。
そもそも、同じプロジェクトを僕のような30オーバーの社会人と高校生が同じ立場で考えて進める、っていう機会なんてあまりないですものね。
その新鮮さがまず楽しいです。
同時に、決まっていることがほぼ皆無のイベントを、コンセプトから13人で考えることの難しさも感じました。
コンセプトって要は個々人がやりたいこと、「これをやれば世の中に刺さる!」って考えたことなわけで、それを話すには人それぞれのバックボーンや価値観から理解しないと難しいんですよね。
それをいきなり「13人で一つのコンセプトを共有してイベントを作り始めよう」というのは、基本的にはなかなかシビアなことだったと思います。
僕は「ああ、この人はこういう場所からこういう角度で見てるんだな」と思ったりするんですが、あの作業はなかなか出口(ゴール)が見えなくて辛かった人もいるんじゃないかと思います。
(まあ、その山もひとまずは乗り越えてなによりでした)
ジャーナリスト科の人たちと合同飲み会もやったりして
「合同飲み会」という言葉の持つリア充感に驚くわけですが。
昨夜は、我々イベントプロデュース科と同時に行われているジャーナリスト科の人たちと初めてちゃんと話す機会がありました。
そこでも同様に、新しい人に触れることの楽しさを感じましたねえ。
「人と触れることの楽しさ」を、別の表現にすると、こんなことでしょうか。
(これは昨夜、その飲み会が終わった後に発してたツイートです)
どんな人でも光るところがあって、それを見つけるのはちょっとした宝探しのようで楽しい。
— いぬたくさん (@inutaku_) 11月 26, 2012
いやー、やっぱり「音楽ジャーナリスト科で勉強したい」とか「音楽イベントをやってみたい」って思い立つ人って、それぞれちゃんとしてるなーと思います。
何かに対する熱量があって、それと同時に何かに対する自分の尺度が確立されている人が多い感じですね。
僕が高校生とか大学生の頃なんてほんとに何もやれてなかったので、それだけでも十分にリスペクトです。
いやー、高校生の頃からこういうものに応募しようって思うところがすごいよなあ。
自分なんていかにゲームする時間を増やすか、レベル99まで上げるかしか考えてなかったからなあ…。デーモンスピアでメタルキング倒したりして。
音楽イベントと同じぐらい、人はおもしろい
で、最近1ヶ月ぐらいの僕の楽しみは、もちろん音楽イベント自体はちゃんと成功させなければいけないのですが、それと同時に(というかそれを実現するために)自分たち13人が組織・グループとしてどう成り立つのか、そしてその13人がどうなっていくのか、にすごく興味があります。
当たり前のごとく、人って半年間もあればすごく変わっていくものですし、組織ってものも人が構成している以上はアメーバのようにカタチを変えるものですし。
(実際、この2ヶ月でも音小屋メンバーの言動って徐々に変わったりしてますしね)
その移り変わりを見ているのがすごく楽しいです。
というより、ただ傍観しているよりも、自分なりに(自分の価値観でしかないのですが)その組織をうまく機能するために自分ができることは何か、っていうことを考えるのがとても楽しいです。
まあ、こんな偉そうなこと言っててもぜんぜん大したことはできてませんが。
とにかく音楽イベントそのものと同じぐらい、人っておもしろいものなんだよ、ということを実感しています。
これ、自分が思ってた以上に、3月に講座が終わったら寂しく感じそうで、おもしろいなー。
※
本題と関係ないですが、音小屋メンバーに紹介したらとても好評だった音楽です。
ここまで読んでくださった方、よかったらどうぞ。