音楽をメディア化することについての講義をしてくれる音小屋というものがあります。
これは2012年4月に第一期がスタートしたもの。
講師は、元ロッキング・オン社でその後「MUSICA」を立ち上げた鹿野淳 @sikappe さん。
第三期までは音楽ジャーナリストを育てる講座だったところ、この10月から始まる第四期は初めてイベント・プロデュース部門が新設され、「音楽ジャーナリスト」と「イベントプロデュース」の二部門となってます。
音楽メディア人養成学校「音小屋」、第四期はジャーナリスト、イベントの2部門 | NEXUS NEWS
僕はこの「音楽イベントをプロデュースする」ということに興味があったので、応募したところ、幸運にも受かって講義を受けられることになりました。
その第1回が昨日、10月6日(土)に行われたので、感想を書き記しておきます。
ちなみに今回の第四期は2013年3月まで半年間にわたる講義で、今までの講義が約2か月間で音楽メディアの総論を教わる「短編小説」だとしたら、今回の講義は一つのイベントをつくる「長編小説」のようなものだと、鹿野さんが言っていました。
この音小屋の講義を受けてブログを書くことをあらかじめメールで問い合わせていたところ、こんなお返事でした。
“ブログに関しては、書かれるならご自分の解釈を書いていただければと思います。
この日あった授業が、どういうものなのかをドキュメンタリーとして記載はしていただきたくありません。
あくまでも、授業を受けて自分がどうした、どう思ったか、などということに関してはこちらとしては関知しません。”
というわけで、内容に関しては書かずに、自分が思ったことを書き記しておこうと思います。
イベントプロデュースは合計13人
鹿野さん曰く、「選考は迷ったが、ここにいる13人がベストとか最上というわけではなく、最後は僕が気が合いそうかどうかのフィーリングで決めました」。
その後に全員がそれぞれ自己紹介。
その自己紹介を聞いたことも踏まえてちょっと意外だったのが、ああ鹿野さんってほんとに自分が気が合いそうな人を選んでるんだなあ、ということ。
もし自分が鹿野さんのような主催する立場だったら、13人中2人ぐらいは「MUSICAくそったれ!」「鹿野がなんぼのもんじゃ!」ぐらいな人を入れると思います。
(そういう人は一人も応募しなかったのかもですが)
それともう一つ、これはイベントの講座なんですが、「お金をしっかり稼ぐ」ことへの執着は誰からも感じなかったんですよね。
まあこういう講義で「俺は金持ちになりたい!」とかいきなり語られてもそれはそれでイヤなんですが(笑)、僕がちょっと象徴的だなあと思ったのが「イベントを開くにはお金がかかるので、そのためのお金を(仕事やバイトで)稼がなきゃ」という言葉。
つまり、「イベントで(生きていくための)お金を稼ぐ」んじゃなくて「お金を稼いでそのお金を投資してイベントを開催する」ってことなんですよね。
ここは僕が大人になりすぎているのかもしれませんが、ちょっと気になりました。
そもそも、業界にいるプレーヤーがそれぞれ儲かってお金が回らないと、その業界は廃れてしまいますものね。
あ、ちなみに僕が最年長じゃなかったのはホッとしました。笑
次回以降を楽しみにしておきます
次回までに課題ももらったので、それを楽しみつつ、次回の講義も楽しみにしておきます。
このブログでどこまで書けるか分からないのですが、思ったことを書き記しておくぐらいはしておこうと思います。
ところで。
音楽イベントのプロデュースを学ぶ音小屋(第4期)っていう講義の初回を受けてた。他に12人いて、わたしは自己紹介で「ここにいる人にも興味があるのでいろいろしゃべりましょう」とか言ってたくせにこの後にライブがあるから一人だけ先に帰るっていう。
— いぬたくさん (@inutaku_) 10月 6, 2012
僕は自分以外の他の12人の方々にもすごく興味があるんですよね。
(あ、音楽ジャーナリスト部門も含めれば同期は35人になるんですね)
それを自己紹介で話したのってたぶん僕だけだったと思うんですが、そいつだけが終わってからの飲み会にいないっていう。笑
なんなんですかね、この一人コントみたいなやつ。
それで行ったライブの感想はこちら。
モーモールルギャバン / SAKANAMON 2012.10.6 吉祥寺CLUB SEATA | いぬと海