吉祥寺のCLUB SEATAというライブハウスの3周年をお祝いするイベント、「CLUB SEATA 3rd ANNIVERSARY SPECIAL LIVE”DUEL in HEXAGON vol.2″」
と言いつつこのライブハウスには初めて行ったんですが、クラブと一体なだけあってライブハウスとしてみたらちょっと変なつくり。
ステージの前に二台のモニタがある壁みたいなものが下りていて、客席からちょっと段差に上ると、ドラムに立ったゲイリー・ビッチェの顔が見切れますよ(笑)
クラブとライブハウスの融合だからなのか、SEが一貫してBOOM BOOM SATELLITESで、それは僕にとって嬉しいことでした。
会場に入ったらいきなり「キキラ!」って言われたらテンション上がりますよね。
今日はモーモールルギャバンと赤い公園とのツーマンだったのですが、ギター・津野米咲の体調不良によってSAKANAMONが代役に。
今日のライブはモーモールルギャバンと赤い公園のツーマンで、この2バンドと言えば今年のロックインジャパン、フォレストの大トリ(アンコール)で観た幸せな合唱が忘れられない。赤い公園が体調不良でキャンセルになったのは残念だけど、どうぞお大事に。
— いぬたくさん (@inutaku_) 10月 6, 2012
ライブ初見のSAKANAMON
Twitterでも感想は書いたのですが、まああまり個性を感じなかったですね…。
3人とも全くヘタなわけではなくちゃんとしてるんですが、すごくちまっとまとまってしまってる感じ。
ライブ初見のSAKANAMON、無味無臭というか、全く個性を感じなかったなあ。”疾走感溢れるギターロック”みたいなところなんだろうけど。打ち込みが入った曲でキャッチーなのが数曲あったので、そういう方向に注力したら売れることは売れるのかも、とは思った。
— いぬたくさん (@inutaku_) 10月 6, 2012
打ち込みが入ってる曲はキャッチ―だなあと思いました。
ただそれが完全に打ち込みで、その場で誰も演奏して音を鳴らしてるわけではないっていうのは、ちょっとロックバンドのライブとして弱い気はします。
SAKANAMONはだいぶ前にYouTubeだかで聴いたことはあって、それでも現に自分はCDを借りたりしてないわけなので、まあライブを観てもハマらないのは道理というか。
— いぬたくさん (@inutaku_) 10月 6, 2012
先輩のモーモールルギャバンと同じGetting Betterからフルアルバムを出すらしいSAKANAMONがMCで「良い意味で変な先輩のいるレーベルなので面白い音楽ができそう」って言ってたんだけど、「あなたたちの音楽は特に変じゃないよ」とツッコミたくなったのは大人げないですかね。
— いぬたくさん (@inutaku_) 10月 6, 2012
ほんとは不良でもないのに「オレ、ワルだぜ」って言ってる人のような感を受けました。
って、このツイートをモーモールルギャバンも終わった後に連投したら、すぐさまSAKANAMONのメンバーにふぁぼってもらいました。
たぶん「SAKANAMON」のエゴサーチを自動的にふぁぼるようにしてるんでしょうね。
「なんかすいません」と言いたくなる気持ちもなくはないのですが、前に僕が某バンドのリーダーと話した時に「感想は気を遣わずに思ったことを書いてくれた方がいい」って言ってくれてたので、その言葉を信じてこれからもなるべく本音を言うようにします。
モーモールルギャバン、すっかり安定の楽しさ
そういや、このライブ前夜に書いた小ネタはこちら。
ランニング中に聴いてた曲の名前が女性にバレたらやばいと悟った話 | いぬと海
この↑エントリでも書いたのですが、2012年に僕が「いま一番ライブが楽しいバンドは?」と訊かれたらモーモールルギャバンと答えると思います。
最初は後方の段差があるところから観ていたのですが、嫁がフロアで観たいようだったので、2曲目(細胞9)からフロアに移動。
しかしフロアだとかなり前じゃない限りこのCLUB SEATAってところはステージ上が見にくいですね(笑)
(かといって後方の段の上だと立ち上がったゲイリーが見切れるし)
モーモールルギャバン、今年もう何度も感想を書いたのであんまり新しいことを言えないのだけど、安定の(それでも飛び抜けた)楽しさだったよ。
— いぬたくさん (@inutaku_) 10月 6, 2012
モーモールルギャバン、ユコ・カティの髪が少し短くなってゆるいパーマ(?)までかかってたのがわたし的には常にクライマックスでしたね。
— いぬたくさん (@inutaku_) 10月 6, 2012
あんまりちゃんとMC聞き取れなかったんだけど、赤い公園のメンバーに切ってもらったらしい。
モーモールルギャバン、最近はミドルテンポでシンプルな曲がライブでは特に好きだなあ。「僕は暗闇で迸る命、若さを叫ぶ」とか大好き。生きづらさを歌う中で音楽的にも延々とトリップできるって、なんて素敵なことなの。
— いぬたくさん (@inutaku_) 10月 6, 2012
これはほんとたまらないですね。
“笑うがよい 僕は暗闇でジタバタ
叫ぶがよい 迸る命 若さよ”
あとは「悲しみは地下鉄で」を最近は(フェスでも!)よくやってくれるようになったのも嬉しい。
今日はゲイリーの喉が途中から潰れ気味だったな。その反面、ユコ・カティのボーカル力(主に声量)に上昇の気配があるのを「サノバ・ビッチェ」で感じたよ。
— いぬたくさん (@inutaku_) 10月 6, 2012
しかし「サノバ・ビッチェ」の特にサビのところのユコ・カティのキーボード、原曲とは違ったアレンジも入っててありゃかっこええわー。
— いぬたくさん (@inutaku_) 10月 6, 2012
モーモールルギャバン、暗くも光る曲をずっとつくってきた彼らが少しの光を手にしつつあるこの今って、間違いなくバンドにとって一つの幸せな時期だと思う。
これが長く続かないような気もするので、この幸せな時期のうちに少しでも彼らを観ておきたい。
モーモールルギャバン 2012.10.6 吉祥寺CLUB SEATA セットリスト
1.POP! 烏龍ハイ
2.細胞9
3.ユキちゃんの遺伝子
4.琵琶湖とメガネと君
5.いつか君に殺されても
6.僕は暗闇で迸る命、若さを叫ぶ
7.裸族
8.ユキちゃん
9.野口、久津川で爆死
10.サイケな恋人
(encore)
11.悲しみは地下鉄で
(encore2)
12.スシェンコ・トロブリスキー