マンハッタンのインディーポップバンド、Cultsの初来日公演に行ってきました。
去年リリースされたデビューアルバム「Cults」がとても好き。
実はこの日は近くの恵比寿リキッドルームでThe Vaccinesも来日公演をしていて、
直前までめっちゃ迷ってた。
前夜になってもまだ決められてない、そしてチケットも買ってない俺。
結局、明日(今日)のVaccinesとCultsは悩んでるうちに前売を買い損ねた。そして未だに決められてない。どちらも当日券は出るのかしら…。
— いぬたく (@inutaku_) 2月 14, 2012
結局、こういう理由をつけてCultsに行くことに。
VaccinesはHowlerも観られるのが魅力だったけど、考えてみればVaccinesは去年のフジで観られたので今日は初見・初来日のCultsにしました。
— いぬたく (@inutaku_) 2月 15, 2012
こんなことも思ってたけど。
やっぱりこれだけいろんなアーティストが来日してるのって円高の影響ってあるんだよね?
もし今夜、Vaccinesが19時開演でCultsが21時開演とかだったらハシゴしてたなー。恵比寿と代官山ですし。
— いぬたく (@inutaku_) 2月 15, 2012
結果から言えばきっとVaccinesを観に行った方がライブは自分好みだったと思うんだけど、
Cultsもライブを観る経験ができたのはよかったよ。
(強がりと言うわけではなく)
オープニングアクト・OLDE WORLDE
てことでCultsに行くことを決めてから、
iPodに入ってるOLDE WORLDEを聴き直してた。
そしたら、自分の印象よりもなんか好みだなーと思った。
(iPodに入れてるくせにちゃんと聴いてなくてすまん)
今夜のためにiPodの中のOLDE WORLDEを聴き直してるのだけど、好きかもしれない。もっとシューゲイズだらけな印象があったけど、けっこういろんな曲があるんだなあ。自分の印象ってアテにならない。
— いぬたくさん (@inutaku_) 2月 15, 2012
この日のライブもアコースティックギターをメインに使いつつ、
音数が少なくてシンプルながらも曲調の雰囲気が独特で素敵だった。
曲によっては90年代のネオアコ的な匂いもあったりして。
たぶん僕の中で「time and velocity」の印象が強かったんだなあ。
この曲はグランジ~シューゲイザーな要素が強いけれど、
全然それだけじゃないんだなあ、と。
こういう曲だとか、爽やかな野外フェスで聴いてみたい感じ。
曲・アレンジのバリエーションがすごく広くて、
さらにはMCでの沼田壮平さん本人の不思議な雰囲気も相まって、
音楽的に天才肌の人なんだなあと感じた。
って、これを書いてる時にオフィシャルサイトを読んでたら、
去年Predawn、Turntable Filmesと3アーティストでツアーやってたのか!
それは観たかった!
過去の俺ってなんでこんなに馬鹿なのか…。
これからまたライブをチェックしたいアーティスト。
Cults
うーん、これは微妙だったな…。
Cults、正直あまりよくなかったなー。ベースの音があんなに強烈でなくていいと思う(曲によってはドラムもそう思った)。そしてボーカルは喉が太くないのがライブだと致命的だなあ…。ステージ上の振る舞いは予想以上にエモーショナルでなおかつかわいかったけど。
— いぬたく (@inutaku_) 2月 15, 2012
CultsはCDで聴くべき、って感想があったけどそれは同意。CDだと高音も低音も同じような発声で出してるように聞こえるけど、実際にはそんなことないねえ。音のバランスもCDの方が好き。
— いぬたく (@inutaku_) 2月 15, 2012
Vaccinesのライブがいいのはフジで分かっていたので、そっちに行った方がよかったかも…。と思いつつ今日のCultsのように「やっぱりCDとライブって違うね」と思い知る経験も大切。そしてVaccinesはサマソニ来るって言ったのか―。
— いぬたく (@inutaku_) 2月 15, 2012
このツイートでも書いたけれど、
ボーカルのマドリーン(Madeline Follin)の喉がそんなに強くない、というのが一つ。
そしてベースの音(曲によってはドラムも)が強すぎる(=ボーカルがかき消される)、というのが一つ。
Cultsはもちろん“今風な”音のつくりもあるけれど基本的には歌モノだと思ってるので、
マドリーンのボーカルがここまで薄いとちょっとキツいなあ…。
音源をつくる時にはかなり調整してるんだろうねえ。
声量などの歌の上手さではなく、圧倒的に声質で勝負するボーカリストなんだな。
(だからやっぱりCDで聴くと「いい!」って思うんだけど)
でも本人が楽しげで、意外とエモーショナルだったり、
リズミカルに踊りながら歌ったり、かわいらしかったのはよかった。
「アリガトウ!」じゃなくて「ドーモ!」っていう日本語を覚えてるんだな(笑)
あともう一人のオフィシャルメンバー、ブライアン(Brian Oblivion)の低い声は好き。
マドリーンの高音ありきではあるだろうけど、あの低い声は何とも言えぬいい波長を感じるわ。
まあ、これからもアルバム「Cults」は聴き続けますよ。
そう言えば「Cults」に入ってない曲(新曲?)も2曲ぐらいやってたけど、あんまり良くなかったな…。
(これもライブだからだろうか)
「Go Outside」が一番有名だけど、僕はこの曲が一番好き。
アルバムはやっぱりいいですよ。