(当時の記憶を思い出しつつTwilogなども見ながら、2012年初頭に書いてます)
続いて、ROCKS TOKYO 2011、2日目の雑感です。
1日目はこちらからどうぞ。
ROCKS TOKYO 2011 1日目 2011.5.28@若洲公園 – いぬと海
いやー、もうこの日は雨がすごくて、あとでTwilog見返しても雨とその中のお客さんのことばっかツイートしてます(笑)
特にお客さんの雨対策・心構えに関することが多いかなあ。
とりあえず朝の段階で、こんな状況でした。
今日の新木場、予報ではずっと17℃で20時ぐらいから雨が激しくなる、と。なかなかハードなフェスになりそう。 #rockstokyo
— いぬたく (@inutaku_) 5月 29, 2011
17℃ってけっこう寒いですよ。
そういう低温に加えて、けっこう激しい雨がずっと降っていて、かなり体温と体力を消耗するコンディション。
今日の天候コンディションの中、生半可な装備でフル参戦できる人がいるなら、ある意味すごく尊敬するわ。 #rockstokyo
— いぬたく (@inutaku_) 5月 29, 2011
野外フェスで装備を万全にするのって、自分としては行くからには余計なことに気を遣わずに音楽をただ楽しみたいっていう一心なのですよ。 #rockstokyo
— いぬたく (@inutaku_) 5月 29, 2011
僕はと言えば、フジロック時と同じような上下ウィンドブレーカーの完全装備で、TOTALFATや10-FEETを楽しんでた。
雨だったのでツイートの記録は残っておらず。
そこから嫁が「寒い」ということだったので、無理せずいったんシャトルバスで新木場駅に戻って、お茶を一服。
男子のみなさんは、自分が体力的にOKでも、そしてすごく観たいアーティストがいても、大切な人は大切にした方がいいですよ、と余計なおせっかいも言ってみます。
楽しみに行ってるはずの音楽フェスで人間関係を損なうとか、アホみたいじゃないですか。
それからまた会場に戻ったら、さっき以上の惨状…(苦笑)。
今日は屋根の下でこっちが心配になるほど精魂尽き果ててる人が多い。 #rockstokyo
— いぬたく (@inutaku_) 5月 29, 2011
フジロックなら心の準備ができてるけど、都市型フェスでこの状況は戸惑う人が多いのも頷けます。 #rockstokyo
— いぬたく (@inutaku_) 5月 29, 2011
雨の中で観た雅-MIYAVI-は、今日もかっこよかった。
雅は今日もかっこよかったなあ。あの人はすごいロックスター・ギタリストだわ。この数年いろんなフェスにちょくちょく出てるので、フェス好きな方はぜひ観た方がいいと胸を張って言える。 #rockstokyo
— いぬたく (@inutaku_) 5月 29, 2011
大トリのDragon Ash前に残したわたしのツイート。
心が折れて帰った方も多いけど、こんな過酷なフェスだからこそ残ってる人たちと大トリDragon Ashではしゃぎまくれるはず!そして絶対に忘れられないライブになると信じてる!飛び跳ねようぜ! #rockstokyo
— いぬたく (@inutaku_) 5月 29, 2011
とりあえずはDragon Ashの感想から。
Dragon Ashは馬場さん不在で降谷建志がベース。バンドの音がいつもよりもソリッドになってた。それが新鮮に聞こえた部分もあるけれど、いつも降谷さんが弾いてたギターの音って効いてたんだなあということが(こんな状況で)初めて分かった。 #rockstokyo
— いぬたく (@inutaku_) 5月 29, 2011
Dragon Ash、「TIME OF YOUR LIFE」をやってくれたのが嬉しかったなー。最新アルバム「MIXTURE」の中でもほんと好きな曲。 #rockstokyo
— いぬたく (@inutaku_) 5月 29, 2011
馬場さんが橈骨(とうこつ)神経麻痺で出演できないということで、貴重な降谷建志のベース姿を観られた。
ただ、上で書いたようなベースがどうこうではなく、雨がどうこうではなく、いつもの100点を振り切るようなDragon Ashのパフォーマンスと比べるとこの日は大人しかったような印象はあった。
最初は「雨のせいかな(=雨でお客さんも大人しかった)」とか思ってたんだけれど、この翌日に多発性出血性胃潰瘍で入院したと知って、ある意味納得してしまった。
降谷建志、緊急入院!多発性出血性胃潰瘍 – 芸能 – SANSPO.COM
ステージを観ててどこがおかしいって分かったわけではないものの、血も吐くぐらいの体調ともなると(漠然とした言い方だけど)発するオーラが普段と違うのも理解できる。
もう、お二人の無事を祈るしかなかったです。
さて、そしてここからは「大雨とROCKS TOKYO」もしくは「大雨と都市型野外フェス」について。
当日のツイートを元にしながら。
#rockstokyo 最後はもう一面ズブズブの泥だったけど楽しかったなー!フェスを楽しむためにも、ちゃんとした準備と無理せずマイペースな心がけはすごく大事。
— いぬたく (@inutaku_) 5月 29, 2011
泥まみれのフェスを楽しめる人は、子どもに戻れる人。 #rockstokyo
— いぬたく (@inutaku_) 5月 29, 2011
この二つはあくまでわたしの感想なわけだけど、子どもに戻るためには、まず必要な準備・装備もあるんですよ。
今回は雨だって分かってるのに、お客さんの服装が準備不足すぎたと思う。
「フェスの準備」ってまずは自分が楽しむために大切だけど、他の人に迷惑をかけないためにも大切。新木場駅の惨状だって、個々人が少し多めにビニール袋とか用意していれば避けられること。正直、もうちょっと考えて準備した方がいいんじゃないかと思うことが多かったよ。 #rockstokyo
— いぬたくさん (@inutaku_) 5月 29, 2011
「新木場駅の惨状」っていうのは、終演後の新木場駅でビニールの雨具がゴミとして山積みになってた画像がTwitterを中心にたくさん回っていたこと。
新木場駅のゴミ箱に積み上げられたごみ。ほとんどカッパ。持ち帰ろうよ見んな。マナーは守ろうぜ。 #rockstokyo … on Twitpic
新木場駅に帰ってきた人は「着たまま電車に乗るわけにもいかない」→「どうしよう」→「捨てちゃおう」って思考回路だろうけど、濡れた雨具を入れるビニール袋とバッグをあらかじめ用意しておけばいいだけのこと。
それぐらいの想像力は持ちましょう、と言いたくなるわけです。
自分はフジロッカーってクラスタにも属するのだろうけれども、昨日・今日のROCKS TOKYOは大雨ってみんな分かってるはずなのに、その準備不足さにちょっと驚いてしまいました。みんな音楽を楽しみに来てるんじゃないのかなー。楽しむんだったらちゃんとした準備をしようよー。
— いぬたく (@inutaku_) 5月 29, 2011
鹿野さんが最後に「その泥だらけの恰好で電車に乗っても恥じることはありません。皆さんの心にはたくさんの思い出が詰まってますから!」みたいなことを言ってたけど、そのまま真に受けるのは違うよねえ。一緒に乗るお客さんの迷惑にならない恰好は準備しておきましょうよー。 #rockstokyo
— いぬたく (@inutaku_) 5月 29, 2011
そういう感じです。
例えば同じく2010年からスタートしたJapan Jamは、「天候的なリスク」を理由に富士スピードウェイから幕張メッセに会場を移したけど、それってすごく正しい判断だと思う。
JAPAN JAM 2011 – rockin’on inc. » ABOUT
2010年はたまたま晴れだったからよかったけれど、この日のような邦楽フェス層が来場した富士スピードウェイで雨が降ったら、寒さによってほんとやばい惨状になるって容易に想像できる。
夏フェスなら雨でもまだ体力でカバーできるかもしれないけれど、春と秋のフェスは、準備と装備がすごく大切だと多くの人が認識して実行すれば、日本のフェス文化はもう一歩前進できるような気がしています。