2011年、久しぶりに復活したソニックマニアに行ってきたよ。

今年はもともとサマソニに2日間行く予定だったので、前夜のオールナイトイベントはきついなーと思ってたんだけど、そこは出演アーティストの豪華さに惹かれて行くことにしてしまった。

21時ぐらいに海浜幕張駅に到着。

駅から歩いていたら、ファンキーな若者4人組に「髪型かわいいっすねー!」と言われたので、「これに触ると寿命が5年延びますよ!」と適当な返しをした。
さらに「どのアーティストが目当てなんですか?」と訊かれたので、「うーん、ミスチルですかね」と答えたら「えっ、今日ミスチル出るんですか!?」と真面目なリアクションをされてちょっと困った。
ハイブローすぎたのだろうか…。

会場前、ドリンクのチケットを並ぶ行列が変な並び方になってた。
(まあ、それは今日の稚拙な運営の序章に過ぎなかったのだけど)

というわけで、会場の中へ。

sonicmania2011

一発目はBOOM BOOM SATELLITES
お目当ての一つ。

いつも通りかっこよい音&顔だったけれど、セットリストがややおとなしかったかな…。
ほぼ最前に近いところ(やや脇)で観てたけど、ブンブンにしては珍しくひゃっはあー!!となるほどではなかった。

そこからPRIMAL SCREAMへ。
でもプライマルも「スクリーマデリカ」も、特に好きってわけじゃないんだよなあ…。
チラ見程度にして、ごはん食べる。

ところでこの日はずっと一人行動。
結婚してから、フェス的なものに一人で行くのって初めてかもしれない。
ごはん食べながらあれこれ話せる人がいないのって、寂しいものだね…。

次は最大のお目当てと言ってもいい、Jamaica

よかった!
ドラム、ベース、ギターとシンプルなスリーピースで、ライブで改めて聴いてもそんなにややこしいことをしていないシンプルな音なんだけど、それでもすごく楽しいんだよねー。

「音楽的な基礎筋力や基礎骨格」がすごくしっかりしてるんだろうなあ、と思った。
(邦楽バンドを含めた)他のバンドが辿り着けそうでなかなか辿り着けない、シンプルだけど踊れるグルーヴ、というんでしょうか。

陸上競技やスポーツで、黒人選手の体のしなやかさって白人選手はなかなか真似できないのと同じように、ちょっと筋力や骨格のつくりが違っている感じがした。

日本へのメッセージを盛んに伝えてくれるのも嬉しかったねえ。

あと、このステージ(SONIC WAVE)の音響は、ブンブンがやったステージ(CRYSTAL MOUNTAIN)より良いのもありがたかったです。

そんでもってUnderworld

すごい人だかりだった。
ある程度前で観てたんだけど、もう狭すぎる。
途中でスペース(と空気)のある後方へ。

いや、まあよかったんだけど、90分もやってくれるのはさすがに長いと感じてしまうなー。
「Rez」から始まったスタート時点ぐらいだと「始まったぜ、ひゃっほーい!」なテンションなんだけど、なかなかそれを90分間も持続するのって難しい。
「Two Months Off」とか、やってくれて嬉しい曲はたくさんあるんだけどね。

ただカール・ハイドの相変わらずの踊りっぷり(とそれの見せ方)は楽しかったなー。
あの人、かっこいい。

Underworldでだいぶ消耗したので、次のVitalicは座りながらなんとなく観てた。
(あんまり覚えてない)

で、そろそろ明日からの2日間に向けて休息しようと、駅前に休憩場所を探しに。
でも当たり前のごとく、駅前の漫画喫茶・カラオケなどは軒並み満員。
やむなく漫画喫茶のロビーみたいなところで横になって仮眠。
周りにもそういう人はたくさんいたけれど、黙認してくださってありがとうございます、漫喫さん。

それで始発で帰る。
まあギュウギュウの満員だったけれど、やむない。

家に帰ってから、ゆっくり休みましたとさ。

この日を思い返したとき、真っ先に思い浮かぶアクトはJamaica。

■ソニックマニアの運営とお客のマナーについて

Twitterでも「#sonicmania」のハッシュタグが苦情ツイートで埋まるほどだった、この日の運営。

確かに、ドリンクチケットでドリンクを引き換えるのに40分~50分待ち&引き換えは24:00までってひどい。
もちろんライブを観るのにも支障が出るので、僕は早々に諦めたけど。

で、代わりに屋台でドリンクを買おうとしたけれど、250円という表示の上に貼り紙で「300円」と訂正されてた。
足元見るなあ…と思いますよねえ。
その屋台、翌日のサマソニでは普通に250円だった。
(この250円ってのも他のフェスと比べると高いけど、クリエイティブマンはマージン率が高いんだろうか)

ただ、酷いのは運営側だけでもなかったと思う。
ライブが終わるたびに、フロアはプラスチック容器だらけ。
ペットボトルと比べてプラスチックのコップは気軽に捨てちゃえる意識が働くのかもしれないけど、それにしても捨て過ぎ。

で、ステージ転換のたびに散乱しているコップを拾うためのスタッフが動員されて、それぞれが拾いまくる、という光景。

そこは主催のクリエイティブマンもよく対応していたと思うし、「コップが大量に捨てられるからそのためのスタッフ準備をしておこう」と思われる観客側ってかっこ悪い。

確かに運営でひどい部分は多々あったけれども、その「運営を行き届かなくさせるために無駄なコストを生ませている」のは観客側でもある、ということも一人一人が認識しとかないといけないよねえ、と思ったのでした。