SUMMER SONIC 2011の2日目。
雑感をつらつら。

※なんだか下書き状態にあったものを2015/2/25にアップしました。

こんな感じで回りました。
実線は最初から最後まで観たアクト、点線は部分的に観たアクト。

summersonic 2011 day2

いや、もう12時過ぎの重役出勤な時点で、僕のサマソニ熱が透けて見える。
うーん、(都市じゃない)野外フェスなら「暑さでも槍でもなんでも来ーい!」的なテンションになるんだけど、サマソニみたいな都市型フェスだと「暑い…orz」になるのはなぜだろう。

この日もNEON TREESとかすごく観たかったんだけど、11時にマリンステージに行く気合いがなかったよ…。
(いわんや、一番暑い時間帯のZEBRAHEADとPanic! at the Discoをや)

行きの京葉線で、「ディズニーシーが入場規制中です」というアナウンスが流れる。
昨日のサマソニTLでは「Perfume入場規制!」「アヴリルも規制か?」って騒がれてたけど、さすがディズニースケールが違うなと思った。

海浜幕張駅の改札を通って階段を下りると、今日もチケットを求める人たちが多い。
いつものようにスルーして通ろうと思ったら、「サマソニのチケット譲ってください。アドバイスください」って書いてる人がいて、それはちょっと気になった。

そのネタをTwitterにツイートしたら、そこそこRTされて、ご本人からリプライまでいただいてしまった。
(後でどうにか入場できたようで、なによりでした)

そんなわけで、おとなしくマウンテンステージでYELLEから。
ご本人が最初はミノムシみたいな恰好で歌ってたんだけど、それを見て幽遊白書の軀を思い出したのはわたしだけだろうか。

そんなYELLE、よかった!
ジャンルとしてはエレクトロポップなんだろうけど、打ち込みじゃなく生ドラムで、時にはステージ上の3人全員がドラム叩いたりしちゃうところが好き。
フランス語っていうのもなんだかオシャレ感が漂う。

次にちゃんと観たTWO DOOR CINEMA CLUBもすっごくよかったなー!
まるで王子様のようなキラキラした音の輝き。
あれはいい。

これ、Twilog見て思い出しながら書いてるんだけど、2ヶ月以上のブランクがあると、ツイートしてないことはなかなか思い出せないですね…。

POP GROUPがサイケ過ぎてちょっとついていけないな…と思ったりして、「お馴染みの人を観よう」ということでTOTALFATをチラ見したり(サマソニに出られて嬉しそうだった)。

そんなこんなでご飯食べたりして時間を過ごして、いよいよX JAPAN
結局、2日間で一番楽しみにしてたのはX JAPANだった気がする。
生で観るのは初めてですし。

X JAPANについては興奮冷めやらぬうちに感想をツイートしてたので、その引用を中心に。

とにかくYOSHIKIってすげえと思った。ここまでデカいバンドになっても彼の中でまだ満たし切れぬ何か、そのエネルギーの発露っぷりが半端ない。あの人、普通の人間じゃないよ、と思った。

YOSHIKIについてまずこんなことを思ってた。
そしたら凛として時雨のピエール中野さんもこんなことをツイートしてた。
(↓これだけピエール中野さんのツイート)

どんなテクニックも、どんな良い音も、どんなグルーヴも、思い入れやカッコ良さには勝てないんだとYOSHIKIさんのドラムを見て思った。ドラムヒーローのスーパースター。もうあそこまで辿り着ける人は出て来ないだろうな。

まあとにかくYOSHIKIってちょっと常人じゃ超えられない何かの線を振り切って超えちゃってる人だなあ、と。
音楽に限らず、そういう人を生で観られるってだけでも面白いし、お金を払う価値がある。

さて、以下はまた僕の感想ツイート。

SUGIZOがすっかりX JAPANの中で立ち位置を確立していて(バイオリンソロとかもあって)それはすごく嬉しかったんだけど、これまでライブ映像では何度も見たhideの笑顔やギターがそこにないことを寂しくも感じたよ。PATAとのツインギター、観たかったな…。

X JAPANのライブを観るのは初めてで、それまではとっつきにくいイメージもあったんだけど、YOSHIKIたちメンバーは純粋に音楽・ライブを楽しんでいるのもよく伝わった。生の本人たちを(離れたところからでも)観ると、周囲の一部の人間に翻弄されてきた人たちなんだなあ、と思ったよ。

ピュアなんだなあ、というのは、Twitter上でもさんざん面白がられてるYOSHIKIの「ヴヴェエエ!!」ももちろん含めてのことです。

ところでX JAPANを観ている最中、学生時代の彼女が入院していた閉鎖病棟(メンタルなところ)を思い出した。彼女は女性専用フロアに入院していて、僕は特別に出入りを許可されてたんだけど、どの子の部屋にもたいていXのポスターが貼ってあったんだよねえ。

例えば「Dry your tears with love」という、どストレートだけど実はとても大事なことをXは歌っていたわけだけど、その言葉をこれほどまでにストレートにしかも大きな声で多くの人に届くように歌ってるバンドって、今は何になるんだろう(いや、たぶんない)。

僕がよく出入りしていた閉鎖病棟の彼女たちにとっては、「赤い手首を抱きしめて泣いた 夜を終わらせて」はリアルな出来事だったわけだよねえ。

最後の方はもはやX JAPANの感想ツイートではなくなってるけど(笑)、そこから想起したこと、ということで。

X JAPAN、生で観られてよかった。
ワンマンも行って観てみたいけど、チケット大変なのかな…。
でもX JAPANに関しては、僕がチケットを手にするよりも、今までずっと好きでい続けた人たちが一人でも多く観に行けてほしい、みたいにも思ってしまうね。

さて、ラストはRED HOT CHILI PEPPERS

しかしわたしはレッチリにあまり思い入れがないんだなあ。
一番最初に「By The Way」(!)、そして3曲目に「Can’t Stop」とかやってくれて、「わーいわーい!」みたいな感じで。

自分なりに堪能しつつ、混まないうちに途中で帰ってしまいました。

以上でサマソニ2日間、終了ー。

まあ、来年も行くかと訊かれたらどんなにラインナップが好みでもちょっと微妙だなあ。
フェスとしての祝祭感や、(自由なんだけど)一体感のようなものを全く感じないのです。

おそらく、主催側がそのフェスにどれだけ・どのような信念を持っているかどうか、なのでしょう。
そういうのっていろんなところから透けて感じられちゃうものだと思う。

とか言いながらも、去年みたいにJonsiとFanfarloが来ちゃったりするぐらいの夢メンツなら考えるんだけれど…。
(そんな去年はロッキンと被っていて行けなかったよ)

でもまあ、どんなものかを実感するという意味でも、行ってよかったです、サマソニ。