今日は水中カメラマン・中村卓哉さんにインタビューしてきました。
お会いするのは初めてだったんですが、様々な媒体から受ける印象通り、とても優しくて温かいお兄さまでした。
このインタビューは、3月頭に発売予定の写真絵本「わすれたくない海のこと 辺野古・大浦湾の山・川・海」の発売を記念して行いました。
というのは実は半分ぐらいこじつけで(笑)、僕がもともと是非お会いしたかったというのがもう半分の理由です。
もちろん「わすれたくない海のこと」の話もたくさんうかがいましたが、中村卓哉さんのこれまでの半生もいろいろと話していただきました。
話の内容はスキューバダイビング.jpで2月下旬~3月上旬にアップ予定です。
ぜひご覧ください。
というわけで、ここでは今日のインタビューの個人的な雑感を…。
まず、中村卓哉さんはほんっとにいい方でした。
そもそも、まだ会ったことのない(海の物とも山の物ともつかない)僕からのインタビューのオファーを快く受けてくださる時点で、すごくいい方です。
(しかもサイトのことも評価していただいて…)
優しい方なんだなあというのと同時に、自分の言葉をしっかり持っていらっしゃる方です。
それはブログなど(水中カメラマン中村卓哉のホームページ)の文章からも伝わってきていたのですが、お会いして、お話をうかがって、より実感しました。
インタビュー後にも少しお茶をして、そのときに中村卓哉さんは、
「似たような人はいずれ引き合う、そして出会う」
とおっしゃってました。
その話にはすごく同感。
僭越ながら、「写真を伝える」ことの考え方に、とても共感いたしました。
「水中写真を通じてノンダイバーを含めたいろんな人に思いを伝えたい」
というのは水中写真を撮る方なら誰しも思うことだと思うのですが、中村卓哉さんの素晴らしいところは、
「誰に対してどういう写真なら伝わるか」
を明確に分かっていらっしゃるところ。
これを客観的に把握するのってけっこう難しいことだと思うのです。
例えば、ダイバーだからこそレベルの高さが伝わる水中写真があります。
ただ、その“レベルの高い”水中写真が子どもの心を必ず揺さぶるかと言ったら、揺さぶらないことだってあるわけです。
子どもの目からしたら、もっとシンプルに海を捉えた写真の方が印象的だったりもするわけで。
中村卓哉さんはそこをちゃんと見つめていて、その客観性とオープンマインドな志向が素敵だなあと思いました。
この「似てる人はいずれつながる」という話は、Caravanという音楽アーティストの話から派生したんですけれどもね(笑)
中村卓哉さんがブログで何回かCaravanのライブに行った話を書いてらっしゃったので、「僕もCaravan大好きなんですよ」と言ったところから始まりました。
こういう趣味の話もすごく大事ですよねえ。
インタビュー中でも、中村卓哉さんが中学高校時代にサッカーとプロレスが好きだった話が出て、まさに僕が好きだったものとドンピシャなので、「僕も好きです」というサワリだけ話してなんとか話を本題に戻しました。
サッカーとプロレス(しかも80年代後半~90年代前半の!)のこととか話し始めたら、時間がいくらあっても足りないですからねー(笑)
というわけで、今日はとても良い出会いに恵まれました。
どうもありがとうございました!
こちら、3月上旬に発売する写真絵本・「わすれたくない海のこと」です。
なんで“写真絵本”とされているのか、そのお話などはインタビュー記事にて!