昨日、僕が編集・運営しているスキューバダイビング.jpでこんな記事を書きました。
国際的なオンライン水中写真フォトコン創設 « スキューバダイビング.jp
■このフォトコン、応募してみたい!
このオンライン水中写真フォトコンが創設されたという元ネタを知ってから記事にしているとき、「こりゃあ自分が応募してみたいなー」と思いました。
海外で自分の写真がどういう評価をされるのか、単純にすごく興味があります(できれば賞金もほしいです。笑)。
で、ちょっとつぶやいてみました。
日本には素敵な水中写真が埋もれすぎているというのは前にこのブログでも書いた僕の持論なのですが、良い写真を撮っている方がたくさんいるんだから、もっと海外のフォトコンにも応募すればいいんじゃないかと思うのです。
ただ、FlickrのFiNS水中写真グループで海外の写真によく接している(時にはセレクションもする)akidiverさんはこうもおっしゃってました。
「ふわっとしたり、かわいかったりはあまり評価されないみたい。狙うのであれば、海外の写真を見て、まねするしかないかも」
確かに、これはすごく同意です。明らかに海外の(フォトコンで上位にくるような)水中写真と、日本で人気のある水中写真の間にはちょっとした違いがありますものね。個人的には、日本人がよく撮るような(例えば絞りを開放した、ふわっとした明るい写真)をどこまで評価してくれるのかで勝負してみたい気持ちもあります。
でも僕よりずっと海外経験のあるakidiverさんの言葉は、すごく重みがありますね。
いずれにせよ、このフォトコンには応募してみようかと思います。せっかく今は円高ですし!(笑)
■海外フォトコンと日本のダイビングメディア
もう一つ思うのは、プロの水中写真家や現地ガイドの方々も、こういうフォトコンに応募すればいいのに、ということ。
水中写真家の場合は、まさに自分の肩書きに箔が付きますよね。海外の(英語の)賞の受賞歴があるって、それだけでもかっこよく見えるじゃないですか。
そもそも、海外の水中写真家は、いろんな国籍の人たちがいろんな賞に応募・受賞してますよね。日本人は内向的なのかもしれませんが、もっと積極的に応募すればいいのにと思ったりします。
現地ガイドさんもそうですよね。すごく綺麗でインパクトのある水中写真を撮っているガイドさんはたくさんいます。そういう方々も日本代表として応募してみてほしいなー、と思っています。これは単純に、サッカー日本代表が国際舞台で活躍するのを見たい気持ちに似ています。
ただそこで今まで問題だったのは、たとえ活躍(受賞)しても、それを報じる場所(メディア)が日本にあまりなかったこと。例えば仮にどこかの現地ガイドさんが海外フォトコンを受賞したとしても、自分のブログぐらいでしか報告する場所ってないんですよね。そもそも、そういうのは第三者が「すごいことですよこれは!」と言ってあげた方がいいわけで。
そこで、スキューバダイビング.jpはそういったニュースも記事として盛大に取り上げます!と決めています。むしろ、日本人のそういった快挙は早く取り上げたくて仕方ないぐらいです。
日本人の一般フォト派ダイバーでも、プロの水中写真家でも、プロの現地ガイドでも、どなたでも構いません。そういうことを記事にできる日が早く来るといいなーと思っています。
新しい海外フォトコン創設のニュースを書きながら、そんなことを思っていました。
◇関連するエントリ
日本には素敵な水中写真が埋もれすぎている – いぬと海
水中写真家を活かせるかどうかは周りにかかっている – いぬと海