ブログに書こうと思ってたネタなんですが、サイトのプレオープンとかで延び延びになっちゃってました。
現在発売中の「食べログ 東京・横浜2010」に僕のレビューを載せてもらいました。
その経緯で、食べログ担当者の方がとても丁寧にメールのやり取りなどをされていたので、
ちょっと書いてみようかと思います。
■12月15日、最初にメールをいただく
自分のGmailに残ってるメールを見ると、
最初にメールをいただいたのは、2009年12月15日でした。
「[食べログ] 書籍への口コミ、画像掲載について」というタイトルでした。
そのメールでは、食べログの担当者(○○さん)がまず名乗られています。
そして「こういう本を出版する」という旨と、
掲載誌面に関する細かい注意事項が箇条書きで。
僕としては、もちろん初めて聞く話なわけです。
こういう「何も知らない」人を相手に物事を伝えるには、
メールの一字一句、つまりはコピーライティングがすごく大事だと思うんです。
その面で、すごく丁寧かつ練られた文章だな、と感じました。
(それって、言うは易し、行うは難し、だと思います)
■貼付pdfでイメージをわかりやすく伝える
また、そのメールには誌面イメージを伝えるpdfも添付されていました。
これもとても分かりやすかったです。
このpdf、そして丁寧で簡潔な文章の組み合わせで、
余計な誤解・曲解を最大限避けられています。
最初のメールで、しっかり意図とイメージを伝えることに成功していると思いました。
実際、僕もこのメールですぐにイメージが湧いたので、
全くストレスなく理解することができました。
■〆切を大幅に過ぎて返信してごめんなさい
にもかかわらず、僕はしばらく返事しませんでした(笑)
いや、言い訳にすぎないのですが、
正直、自分のレビューが本に載ることはどうでもよかったんです…。
食べログさんからのメールには〆切が約一週間後の12/21(月)と書いてあったのですが、
僕が返信したのは1/4(月)…orz
ただ、それでも返事をしようと思ったのは、
食べログさんからのメールに丁寧で真摯な姿勢を感じていたからです。
(と、変なフォローをしてみる)
その返事のメールの中で、遅れたことを詫びつつも、
担当の方(○○さん)に「大変だと思いますが頑張ってください!」
とエールを送ってしまいました。
いやー、だって実際、大変だと思いますよ。
出来上がった本には350店舗のレビューが載ってますが、
少なくとも350人の“素人”を相手に連絡を取って、それを管理するわけですから。
(断る人もいると考えれば、350人以上)
その作業の手間と労力は膨大でしょう。
それを丁寧にされている、担当者の○○さんはほんとにすごいと思うのです。
■翌日、1月5日には返信をいただく
僕が(大幅に遅れて)返信をした翌日、○○さんから返信をいただきました。
・(返信期限は過ぎているものの)レビュー・画像を使わせていただくこともあります
・その際はまた連絡します
という旨でした。
僕も「了解しました」というメールを送りました。
(今度はすぐに返信しましたよ!)
■1月27日、連絡をいただく
すると、約2週間後、メールをいただきました。
掲載が決定したので、誌面を確認してほしいとのこと。
「掲載が決まるんだったら最初の連絡が遅くなってごめんなさい…
余計な時間を取らせてしまった…」
と恐縮の極みです。
そのメールに添付されていたのは、
今度は自分のレビューと写真が実際の誌面にはめ込まれたpdf。
おかげさまですぐに確認ができ、「問題ありません」というお返事をしました。
これもすごいことだと思うんですよ。
編集部で誌面作成→pdfをレビュアーとの連絡担当に渡す
→レビュアーに許可を取る→修正があればそれを編集部に連絡
→再度pdf作成→レビュアーに最終OKをもらう
こういう作業って、ほんとに大変ですよね。
制作のお仕事をされたことがある方は「めんどくさそう…」と直感的に感じるかもしれませんが、
ほんと面倒だと思います。
レビュアーの口コミは全文載るわけではないので、
「この文を入れてください!」と主張するレビュアーさんもいるでしょうし、
「写真は別のものを使ってください!」と言う方もいるでしょう。
僕にメールをくれる担当の方は、その度に板挟みになるわけです。
その「板挟みになるかもしれない可能性」が、350件!
いやー、僕だったら仕事をする前からお断りしたいですね(笑)
だからこそ、その大変さを僕には微塵も感じさせずに仕事をされてる○○さんに、
僕もどうしてもエールを送りたくなってしまったんです。
■2月22日、めでたしめでたし
掲載誌面の確認をしてから、次にメールが来たのは、約4週間後。
「3月3日に無事発売の運びとなりました」
「つきましては本を送付するので、住所をフォームから送付ください」
というメールでした。
というか、編集&印刷&納品早っ!!
その事実からも、
担当の方がいかに時間と戦いながら作業をされていたかが分かります。
その作業に対して、「ほんとすごいよ!」と思わずにいられませんでした。
しかも、冒頭にも書いた通り、
「丁寧なコミュニケーション」を心がけて実行してらっしゃるのも素晴らしい。
こういう「口コミ本」って、
もしかしたら「人のレビューまとめるだけで儲けやがって」という声があるのかもしれません。
(僕の周りではあまり聞きませんが)
ただ、それはちゃんとしたビジネスモデルですし、
それ(本の発売)によって利益を得るユーザーも多いでしょう。
何より、その過程で丁寧な仕事をされていることに感心してしまい
ました。
あー、ほんとにユーザー(レビュアー)を大事に思ってくれてるのね、と。
そんなことを感じたので、ブログに書かせてもらいました。
○○さん、おつかれさまでした!
↓○○さんたちの努力の結晶。
とか言いつつ、さほどグルメでもない一ユーザーとしては、
僕はZAGATのレビューの方が役に立ってます(すいません!笑)