書くのがすごく遅くなりましたが、8/22(土)に、
ロックロックこんにちは! in仙台 10th Anniversary Specialに行ってきました。

「ロックロックこんにちは」というのは、
スピッツが1997年から関西で、2000年からは仙台でも主催してきたイベントです。

その仙台版10周年ということで、今年は初めての野外フェス方式!
野外好き&スピッツ大好きな自分としては、まさに反応してしまうイベントでした。

以下、簡単ですが、振り返ってみたいと思います。

■仙台へ、そして会場へ

7:00ぐらいの新幹線に乗って、仙台へ!
JTBのツアーで行ったんですが、周りはロックロック行きの人ばかり(女子が多め)。

9:00過ぎに仙台到着。
コインロッカーに荷物を預けて、シャトルバス待ち。
最近のコインロッカーはsuicaが鍵代わりになっててビックリ。
便利だなー。

10:00過ぎにシャトルバスに乗って、会場へ。

もちろん初めて来た会場だけれど、やや狭い感はある。
特にシートゾーンはもっと広くとってほしい感じ。

■ライブ開始!

まずは12:00からチャットモンチー
ロッキンで軽々と彼女たちをスルーしてLOW IQ 01を選択したのは、
ここで観られるから、ってこともあります。

チャットモンチーのいいところは、
ロックとポップの境目をゆらゆら揺れながら存在できてるところだなー。

このフェスオリジナルに「バニーガール」をやってくれた!
ドラムの高橋さんがスピッツのコピーバンドをやっていたんだって。
(けど、MCで本人も言ってた通り、リズムが波打ってたな…)

バニーガールももちろん名曲なんだけど、橋本さんの唯一無二の高音を生かすんだったら、
「涙がキラリ☆」とか「楓」あたりよかったんじゃないかなー。
ただ同時に、マサムネさんの歌詞はあまりに独特が故に、
他の誰が歌っても全く違う歌になるなあ、とも実感。

ちなみに僕はチャットモンチーでは断然福岡さん派です。
かわいかっこええ。

■混みすぎな屋台コーナー

チャットモンチー後に屋台で昼ごはんを買おうとしたら、
これがまたとんでもない混雑。
オペレーション(手際)が悪すぎる。

もともと観る予定はなかったんだけど(失礼)、
並んでるうちに13:05からのスキマスイッチが始まり、そして終わった…。

利久の牛タンは柔らか&肉厚で美味しかった。
それにしても利久の屋台、
牛タン弁当、牛タン焼から始まって、牛タンカレー、牛タンシチュー、牛タンまんじゅう、
牛タンフランク、牛タンピロシキ、牛タンニラまんじゅう…。
とにかく「牛タン使ってやれることはなんでもやってる感」がすごい。

■いろんな人が出てきますよ

14:10からはMONGOL800
演奏がしっかりしてるなー、と思いつつ、シートに座って(食べながら)観賞。
後から登場するユニコーンの「大迷惑」をやってくれた!

「あなたに」「琉球愛歌」そして「小さな恋のうた」と、
もはやほぼ予定調和的になってるなあ。

15:15からはKREVA
亀の恩返しに行ってきましたでも書きましたが、
彼の人柄はほんとに大好きなんですわ。

この日のMCでは、
「ヒップホップなのに初めてロックロックに出させてもらった時、
最前列で座ってしゃべってる奴がいた。
『見てろよ!』と思って今までやってきた」
みたいなことを言っていてステキでした。

「マサムネさんが登場するだろうなー」という予想&期待はしていましたが、
やっぱり実際に来てくれるとうれしいですねー。

「イッサイガッサイ」って、夏に聴くとほんとにいい曲!

16:20からはユニコーン
彼らもここで観られるからという理由で、ロッキンでは未見。
僕にとっては人生初めての生ユニコーン。
ここまででは最多のお客さんがステージ前に集まってました。

偏見だけれど、民生さんはあまりボイストレーニングとかしなさそうなキャラで、
ライブで聴くと、特に高音の伸びがちょっと詰まってるような感じ。
同世代のマサムネさんや吉井和哉さんと比べてしまうと、ちょっときつい。
(あの二人が化け物的、という話もあるけれど…)

けどやってくれた曲は期待通り、往年の名曲揃いな感じで。
「ヒゲとボイン」の歌詞は、これだけ携帯やウェブが発達した2009年になってもちっとも古臭くならない、
普遍の真理を歌ってる歌だなあと思った。

17:25からはトリ前のASIAN KUNG-FU GENERATION

失礼なことを承知で言えば、
僕はライブでの彼らには何度もガッカリさせられてほとんど期待してなかったのだが、
この日のライブはよかった!
今まで観た中で、サイコーによかった。

単純に後藤さんの声の張り具合も影響してるんだろうけれど、
それ以外には何が理由なのだろうか。
うーん、ライブってナマモノなんだなあ。

ちなみに後藤さんいわく、
ステージ近く、前方に「フラソス人」と書いたタオルを掲げるフランス人がいたそうな。

■待ち望んでいた大トリ、スピッツ

ラスト、いよいよ18:30からスピッツ!

全14曲もやってくれましたわ!
(セットリストは最後に載せときます)

「クリスピー」「放浪カモメ」という僕の好きなノリのいい曲から入って、
ウルフルズの「バンザイ」をカバーしてくれたのが最初のサプライズ!
同世代だけに、ってことでしょうか。

その次に、「スペシャルゲストがいらっしゃいます」と言って、まさかの平井堅さん登場!!

うぉーっ!!
平井堅さんが大好きな人間がここにいるんだぞー!!

信じられない素敵な組み合わせです!!

で、平井堅さんが好きなスピッツの曲を自分で選んだということで歌ってくれたのが「ガーベラ」!!
たまらんですよ、もう!!

生で平井堅さんを観るのは4回目なのですが、
毎回毎回、その歌の驚愕的な上手さと情感に、メロメロなわけです。
そして、平井堅さんとマサムネさんが一緒に歌っているという、その光景!

「ガーベラ」の次は、平井堅さんの曲をスピッツ風にということで、「POP STAR」!
亀の恩返しエントリでも書きましたが、この曲も僕はほんっとに大好きなんですよー。

そんなマジカルタイムの後は、新曲&王道な曲を4曲。
てゆーかですよ、スピッツは今までに200曲ぐらいリリースしたと思うんですが、
ほんとに何をやってくれても最高クラスにステキ。
僕にとっては、そんなバンド、他にありませんわ。

アンコールではスキマスイッチ大橋さんも登場したりして、さらに3曲。
(しかし上手すぎる平井堅さんの後に登場するのは気の毒だな…)

他にもいろいろなことを思ったんですが、
当日のライブ終了後のつぶやきをそのままここに載せておきますので、
よかったら読んでやってください。

たぶん、今思い起こして書くよりも、
ライブ直後の熱みたいなモノが混じっていて、伝わりやすいかと思います。

あ、最後になりましたが、このフェスは映像を含めてスピッツの“手作り感”がすごくよかった。
他のフェスでは感じたことがないようなアットホームさ。
特に映像のセンスの良さは、フジロックやロッキンを軽く凌駕してました。

このフェス、ぜひとも来年も行きたい!!

■フェス終了後の、一連のつぶやき on Twitter

  • すいません、スピッツで心を揺さぶられて胸いっぱいなので、しばらくスピッツ関連のpostばかりになります(それもテンション高め)。イヤな方は無理せずリムーブしてくださいー。 (at 20:08:16)
  • 草野正宗さんを癒し系や草食男子だと思っている方々に、声を大にして言いたい。彼は変態だと! (at 20:10:26)
  • 約15年前に「君の青い車で海へ行こう」と言っていた草野正宗さんは、40になっても「どれほど遠いのか知らんけど今すぐ海を見たいのだ」と言っている。青いままでいることの素晴らしさ。 (at 20:17:02)
  • スピッツの何がすごいって、まず20年間ほぼ休まずバンド活動を続けていること。それもひねくれたままで。 (at 20:29:49)
  • 今日のスピッツサプライズその1。「バンザイ」(ウルフルズ)をカバー。ああいうシンプルなベースラインの曲をスピッツがやると、普段の田村さんのベースがいかにひねくれてるかを改めて実感。 (at 20:31:57)
  • スピッツをライブで初めて観た友人の感想の中で、今までで一番嬉しかったのは「上手い!」。客観的に見た時にすごく的を得た感想だと思った。 (at 20:34:05)
  • スピッツと言えば「ギターの人がパンク」という印象の方も多いと思うけど、ほんとにパンクでイっちゃってるのはベースの田村さん。 (at 20:36:01)
  • 一時、スピッツのベース田村さんのあまりのイっちゃってる感じに、ヤバい薬とかやってないだろうかと本気で心配していたことがある。 (at 20:37:20)
  • それにしても三輪テツヤさんがちょっと舌を出してギターをかき鳴らしている時のかっこよさといったら! (at 20:38:27)
  • これだけバンドをやってきて客観的に見れば成功もしてるのに未だに最近の曲で「明日とか未来のことを好きになりたいな 少しでも」とか言ってる草野正宗さんが大好きだ。 (at 20:40:28)
  • 今日のスピッツサプライズその2。ゲストに平井堅登場。言葉にならんぐらい嬉しかった。なぜなら僕は平井堅さんの人柄が大好きだから。 (at 20:45:58)
  • 今年5月の亀の恩返しというライブの時にも思ったのだけど、正宗さん・平井堅さん・KREVAはほんとに人柄がステキ。そしてやっぱりそういう人たち同士は引かれ合って一緒に何かやるんだなあ。 (at 20:47:54)
  • 平井堅さんはスピッツの「ガーベラ」と自分の「pop star」を歌ったのだけど、主役は勿論、脇役になって正宗さんを引き立てることもできるあの歌声と才能はすごい。 (at 20:49:50)
  • 今 日嬉しかったのは、草野正宗さんが前に確かbridgeのインタビューで「最近高音がちょっとキツくなってきて(笑)、『涙がキラリ』とかあまりやらなく なったかな」と言ってた「涙がキラリ」をやってくれたこと。ぜんぜんいけるって、正宗さん! (at 20:54:37)
  • スピッツの一番新しいアルバムで「君を歌うよ」というサビがある。「君のために歌うよ」じゃなくて「君を歌うよ」。平仮名にして7文字で全てを言えてる。20年やってきて未だにこんな歌詞を生み出せる奇跡の人だと思った。 (at 21:02:45)
  • 日本中で草野正宗さん以外にタンパリンをあれだけ色っぽく叩けるのは、吉井和哉さんぐらいだろう。 (at 22:59:48)
  • 自分がいま何かを始めたとして、それを20年やり続けた時には50歳になってる。スピッツの20年てすごい。 (at 23:14:45)
  • ■スピッツのセットリスト

    1.クリスピー
    2.放浪カモメはどこまでも
    3.チェリー
    4.スパイダー
    5.バンザイ ~好きでよかった~ (スピッツVer.)

    平井堅さん登場
    6.ガーベラ (with 平井堅)
    7.POP STAR (スピッツVer.)

    8.君は太陽
    9.8823
    10.俺のすべて
    11.涙がキラリ☆
    アンコール
    スキマスイッチ大橋卓弥さん登場
    12.群青 (with 大橋卓弥)
    13.僕のギター
    14.青い車