Vol.1の続きを書きたいと思います。
前回の記事は、こちら。
ダイビング系SNSは成り立つのか Vol.1

さて、今回は、
「なぜダイビング系SNSは上手くいかない(と僕は思っている)のか」。

それはつまり、
「ダイバーにとって、ダイビング系SNSって必要なのか?楽しいのか?」
「ダイビングをして、その後さらにSNSを使って『共有』することはあるのか?」
ということでもあります。

一般的に、ダイビングって、大きく二つの形態に分けられるかと思います。
1.都市型ショップのツアーで、そのショップの車に乗り、現地まで行って潜る
2.現地まで自分の足(車や飛行機)で行き、そこの現地サービスを利用する

まず、1.のケースの場合、あるダイビングショップに属している以上、
そのショップ内でのコミュニケーションで事足りてしまう、というのが実情じゃないでしょうか。

そもそもがダイビングって、指導団体もいろいろあれば、ショップもいろいろ。
ショップによって、指導方法・潜り方・コミュニケーション方法、さらには「ノリ」まで、
かーなり千差万別ではないかと思います。

けれど都市型ショップのツアーでダイビングをしてる人は、
まあそのショップを辞めるほどの不満はないことが多いわけで、
するとわざわざ違う畑の人とまで交友関係を広げたいと思う人は少ないのではないでしょうか。

ショップのツアーに行く。
道中は数時間も同じ車に乗り、一緒に潜り、みんなでログまでつける。
さらに帰りもまた一緒の車、となると、
日常生活の中の”ダイビングコミュニケーション”的には、そこでのダイバー友達で十分、
というケースが多いんじゃないかと。
(もちろん、ここは実体験も踏まえて話してます)

つまり、ダイビングから帰った夜、あるいは平日の空いた時間を使ってまで、
「他のダイバーさんとも交流したい!」と思う人は、少ないんじゃないかと。
皆無ではないと思いますが、それはかなりエネルギーみなぎる方でしょう。笑

次に、2.の場合。
これは潜るポイントが例えば伊豆なのか沖縄なのかによって、微妙に異なるかもしれません。

伊豆の現地サービスまで自力で来るダイバーは、
割合としてけっこうな常連さん、あるいは熟練ダイバーが多いんじゃないでしょうか。
あるいは、ショップのツアーが苦手、もしくは都市型ショップ自体を必要としていない、か。

そこまでのダイバーが、これまたダイビング内で”横のつながり”を必要としているかというと、
それもちょっと微妙に思えます。
もちろん、「一緒に潜りに行けるバディ募集」的なニーズは無くはないですけれども、
それもダイビングの場合は他のレジャーと比べて少ないのではないか、と。
(そこは現地サービスの存在、あるいはスキル・安全管理面などが理由でしょう)

そんな中で、ダイビング系のSNSに最も相性が良さそうなのは、
沖縄などのリゾートに潜りに来るダイバーさんたち。

一人、あるいは少数で沖縄に来る。
で、現地サービスに来て、他のダイバーさんと同じグループになる、と。
そこで一緒に潜って、ログつけたりその流れでご飯とか食べたりして、
「じゃあ帰ったら撮った水中写真を見せますよ」とか、
「今度は違うところにも潜りに行きましょうか」とか、
そういう流れになる可能性は、これまで書いた中では最も高そうです。

ただ、その段階になってダイビング系SNSにとって障壁となるのが、
Vol.1でも書いたmixiの存在。

(まあ、そもそもメアドを交換すればいいとも言える状況ですが)
じゃあそこでダイバーさんたちがどのSNSに入ってるかというと、まあmixiが圧倒的多数でしょう。
コミュニケーションツールとして、これは強いです。 

mixiで(マイミク指定で)写真もアップできちゃうし、
そこで「じゃあうみもぐらで!」と言う必要性は、残念ながら、ほぼ無い。
(いや、決してうみもぐらさんが悪いわけではないです…)

じゃあ「ダイビング系SNSはどうしたら広まるのか?」という話になってしまいますが、
そこはコアなダイバーさんたちから、徐々に&緩やかに広がっていくしかないのかな、と思います。
正直、最初はコアなダイバーさんたちの草の根活動的な「努力」や「手間」が要るでしょうが…。

と、ここまで書いたことは自分が考えている(推測している)ことです。
これを踏まえて、まずは自分がうみもぐらの中で徐々に活動をしてみようかな、と。

やっぱり自分は客観的に見てもそーとーダイビングが好きですし、
ブログをやってるぐらいですから、”横のつながり”にも積極的な方だと思います。
(単純に、自分の水中写真は少しでも多くの方に見てほしいですし、ね)

正直、Belljerryの忌まわしき体験(笑)があるので、懐疑的になっているのは否めませんが、
とりあえずは自分にできることをしてみたいと思います。

「もし」、ダイビング系SNSが軌道に乗れば、
確かにダイビング界での新しいコミュニケーション形態が生まれるでしょうし。
そこには、メリットもたくさんあると思います。

けれどもですね、現状ではうみもぐらはとにかく使いにくい!
そこはこのブログなり、うみもぐら内でなり、改善要望をしていきたいと思います。

3日前にうみもぐらに登録して、日記も一つ書いてみて、コミュニティにも参加してみて、
それで現在までの足あとが管理人さんの一人だけ…。
この状況にちょっと心がくじけそうでもありますが、とりあえずはがんばってみます。