ユキヤマウミウシと登頂
ハヤトは、「そこに山があるから登る」というわけではなかった。 彼は、他にやることがないから、山にばかり登ってい […]
ハヤトは、「そこに山があるから登る」というわけではなかった。 彼は、他にやることがないから、山にばかり登ってい […]
神は、まずチゴベニハゼを創られた。
あっちがわと こっちがわ となりどうしで それぞれ かがやいている かがやきかたが ちがうだけ
「ねえ、ねえ、遊んでよ」 ミノカサゴの誘いを、僕はずっと断りっぱなしだった。
なにか ひとつでも どんなことでもいいから ひとつでも さきにすすんだのなら そこは ぜんぜん ちがうせかい
お母さんがいない、という場所なんて、 想像したこともなかった。
上をむいていれば なにか いいことがあるかもしれないよ 下をむいているよりは ね
その一日は、 テーブルクロスにこぼしたコーヒーの染みのように、 ベニカエルアンコウの心の中にこびり付いている。
ハナタツの家が朽ち果て、直に崩れ落ちるのは明白だった。
たべたい たべたい コケギンポは きょうも そうおもっていました