こないだ表参道でとても気持ちのいいカフェに行ってきました。
その甘味処の名前は「茶酒 金田中(さーしゃ かねたなか)」。
調べてみると、銀座の美味しい鉄板焼き「岡半」を運営しているところがやっているんですね。
このカフェ、とにかく空間の使い方が贅沢で、それが心地いいんです。

入り口
オーク表参道ビルというビルの2Fにあるんですが、この入り口を越えると、こんな庭園のような場所を通ります。

庭園のような中庭(ガラスの奥がお店)

いよいよお店に入るところの入り口

店内。とにかく空間の使い方が贅沢で心地いい。
店内はこんな感じで、庭園側に向かい合う大きなテーブルがあります。
テーブルは二段の構造になってます。
抹茶餡の峰岡豆腐
僕がオーダーしたのは、「抹茶餡の峰岡豆腐」(700円)。

抹茶餡の峰岡豆腐(700円)
この峰岡豆腐、「豆腐ってこんな食べ物?」と思っちゃいました。
豆腐の概念を覆すような、まるでプリンのような甘味のある食べ物。
抹茶餡がほどよく上品な味で、とても美味しいです。
本わらび餅 白玉 三色餡添へ
奥さんは、「本わらび餅 白玉 三色餡添へ」(1,500円)をオーダーしていました。
「添え」じゃなくて「添へ」というあたりも、格式ある甘味処な感じ。

本わらび餅 白玉 三色餡添へ(1,500円)
本わらび餅は、きな粉がかかっているものと、昆布の香りがするもの、二種類がそれぞれ三つあり、三色餡が添えられています。
三色餡というのは、白味噌餡、抹茶餡、濾し餡。
わらび餅は、それぞれきな粉と昆布の風味はもちろん、口どけがとても柔らかく、普通のわらび餅とはまた違う食べ物のよう。
メニューに書いてある通り、これが「本物の蕨粉でつくる蕨餅」っていうことなんでしょうか。
餡もどれも上品な味で、わらび餅とよく合います。

本わらび餅 白玉 三色餡添へ(1,500円)
正直、僕は餡(あんこ)ってあんまり得意ではないんですが、この餡はわらび餅を食べ終えた後も餡だけ食べちゃえるぐらいあっさりしています。
峰岡豆腐も、本わらび餅も、とても美味なのに味が全くしつこくないので、「もうちょっと食べたいな」っていうぐらいで終わっちゃうんですよね。
ただそれが本当に美味しいものの味わい方なのかもしれません。
決して安いわけではありませんが、とはいえこのお値段でこの料理(味)、雰囲気を味わえるなら、総合的にはむしろ安いんじゃないかと思います。
表参道~原宿で、ちょっといいお茶をしたいとき、もしくは(うるさくない程度に)落ち着いて仕事の話をしたいときなど、とてもおすすめです。