イラン対ナイジェリア
Iran-Nigeria Liveより

アルゼンチンが勝利したグループFの2試合目。
午前4時キックオフで一般には地味なカードということもあって、僕のTwitterのタイムラインにはガクッと人が減った(笑)。

試合開始直後は、特にナイジェリアのスピードとパワーに任せた攻撃にイランがちょっと面食らってた感じ。
イランも手数をかけないカウンターを狙うので、プレミアみたいなスピードに。

ナイジェリアはセンターバックのオボアボナが怪我で交代というアクシデント。
代わって入ったのはヨボだけど、この人もキャリア長いな。ワールドカップは3大会目か。

前半25分ぐらいからイランはナイジェリアのスピードにも慣れて、守備の堅さを見せ始める。
ミケルとオナジの両ボランチにはハジサフィ、ネコウナム、ティモリアンが常にプレッシャーをかけ、両サイドでも一対一にならないようにサポートを徹底する。

そこからCKであわや一発、っていうシーンも。

イランはテストマッチで観た時はトップ下にオデムウィンギやウチェボを試してたけど、この試合はアセエスが入っているあたり、ちょっと守備的というか、このポジションの最適解はまだ見つかってない感じなのかな。
アセエスは攻撃面では全く機能していなかったので、ここを後半に交代でスイッチ入れようとしてるのかも。

後半、まずナイジェリアが動く。

これは59分までの時点で、ナイジェリアの19本のクロスが1本も成功していないっていうデータ。

クロスに限らず、ナイジェリアは最後のところでのパスが雑だったりして、決定機を作り出すまでに至れない。

イランはグーチャンネジャドとデジャガを中心にカウンターの芽みたいなものを見せるんだけど、かと言ってボランチやサイドバックは上がるのをかなり自重している感じで(カルロス・ケイロス監督の指示なのか)、もうちょっと勇気を出せばもっとチャンスになるんじゃないの…という気は傍から見てて感じた。

途中からオデムウィンギが入ったことで、ナイジェリアの前線はようやくフリーランが生まれるようになった感じ。

結果はスコアレスドロー。今大会初めての引き分け。

グループリーグ突破のためにはお互い勝たなきゃいけない試合だっただろうし、この結果を一番喜んでるのはボスニア・ヘルツェゴヴィナでしょう。

というか特にイランは勝ち点1でもいいようなゲームプランで、ほんとにそれでいいの?とも思うけど、前回のニュージーランドのような守備偏重の堅さを感じないでもない(まあニュージーランドもグループリーグ突破できてはいないんだけど)。

イラン対ナイジェリア