Hermann H. & The Pacemakersの復活ライブを観に行ってきました。

ヘルマンをよく聴いていたのは学生の頃。
調べてみたら、「東京湾」や「言葉の果てに雨が降る」がリリースされたのが大学4年の時。

当時の僕は今のようにライブハウスに頻繁に行っていたわけではなく、
ヘルマンのライブを観たのは確かロッキンでの2回(2002年、2003年)。

当時は好きなバンドだったんだけれど、
かと言ってバンドのことやライブのことをそこまで知ってるわけでもない(記憶もおぼろげ)、
という状態で行った、今回の復活ライブでした。


これは当日朝の僕のツイート。

確かに「いいのかもしれない」けれど、
でもまあ思い入れが強ければ強いほど夢中になれるのは事実だよね。
(と、自分のツイートに対して自己ツッコミ)

話は逸れるけど、この感覚を忘れないのって大事だと思うなあ。
僕は今はすっかりライブハウスによく行く毎日を過ごしているけれど、
「ライブは一年に一回、夏フェスだけ」みたいな人もけっこういるよね。

■ストレイテナー

対バンの相手は、ストレイテナー。
最近はストレイテナーとちょっと遠ざかっていて、
ライブを観るのは去年のロックインジャパン以来。

僕が一番好きな「SIX DAY WONDER」もやってくれたけど、
やっぱりあの曲でもひなっちがゴリゴリとベースを鳴らすのは僕の好みではないなあ。

その曲に限らず、数年前に比べてなんだか自分にハマらなくなってきている。

ところでヘルマンの岡本洋平が復活について語ったインタビューが載ってるフリーペーパーを読んだんだけど、
そこに書かれてた話(経緯)と、この日のMCでナカヤマシンペイが話してた経緯は微妙に違ったなあ。

「あー、ヘルマン聴きたい!」ってTwitterでつぶやいてたナカヤマシンペイに、
岡本洋平が「復活しようかと思ってるんだけど一緒にやってくれない?」ってDMを送ったってことなのね。

僕の記憶では、フリーペーパーでの岡本洋平インタビューだと、
「テナーが声をかけてくれた(後押ししてくれた)」みたいな書き方だった気が。

■Hermann H.&The Pacemakers

補足だけど、この日に発売されてたTシャツを着てる人も多かったけどね。
このツイートに対して、こういうQTをいただいて、これはうまいなあと思いました。

ヘルマン、代表曲もあらかたやってくれてそれも満足なんだけど、
一番感じたのは「ヘルマンのライブって楽しいんだなあ!」ということ。

上でも書いたように僕の中でヘルマンのライブの記憶ってとても曖昧で、
活動停止後に音源をiTunesやらiPodやらで聴いてた期間の方がよっぽど長かった。

その印象から“音楽的に異端をいくバンド”ってイメージが勝手に僕の中についてたんだけど、
それよりも何よりもまず、ライブが楽しいバンドだった。
(もちろんウルフ・若井悠樹の存在もすごくデカいのは言うまでもなく)

その楽しさは、会場の雰囲気も相まって、言わば同窓会的な楽しさでした。

「Runaway Song」のイントロでのお客さんのリアクションに対して、
岡本洋平が「よく覚えてた!」って言ったシーンはグッときた。

まあ、実際の同窓会って僕は苦手なんだけど(笑)、
「いい同窓会っていうのはこういうことなんだよね、きっと」ていう理想図に近い感じ。

バンドとして新曲をつくっていくのは難しいのかもしれないけど、
これからフェスでもライブハウスでもヘルマンのステージがあったらまた観たいと思ったよ。

↓熱すぎる感じもあるけど、ヘルマンへの愛は伝わるレビュー。
Hermann H. & The Pacemakers @ LIQUIDROOM ebisu | 邦楽ライヴレポート | RO69(アールオーロック) – ロッキング・オンの音楽情報サイト