これを読んでいるあなたが、もしも都市型ダイビングショップの経営者なら、
あるいは友人・知人に応援したい都市型ダイビングショップのオーナーがいるのなら、
ぜひこのエントリを読んで(知らせて)みてください。

Googleの検索、つまりSEO対策として、
2009年の現状を踏まえて、ごく簡単にできてすぐに成果の上がる、ちょっとしたことです。

 とりあえず、元ネタはこちら。
どんどんバージョンアップしているGoogleパーソナライズ検索による地域店舗ビジネスへの影響
(ホームページを作る人のネタ帳)

これを読んで、「こりゃまさに、ダイビングに置き換えると、都市型ショップのことだ」と思いました。
そのため、現地サービス型のショップさんには、あまり関係ない話となります。笑

まず、元ネタとして紹介させていただいたエントリに書かれていることを要約します。

最近、Googleで何かを検索すると、自分の住んでいる地域を考慮した検索結果が出ることを
ご存知でしょうか?

例えば、北海道に住んでいる人が、ただ「専門学校」と打ち込んでGoogle検索すると、
こんな結果が出てきます。
(この画像は、元エントリからお借りしました)
 



Googleのpersonalised search

「北海道 専門学校」と検索したわけでもないのに、
自分の住んでいる場所の近くの情報を自動的に表示してくれるのです。

これは、ユーザーがGoogleに自分の居住地を登録していたり、
あるいはIPアドレスからだいたいの居住地が推測されたりするために、起こることです。

つまり、例えばGoogleで「ダイビング」と検索すると、
こんな感じで表示されることになります。



「ダイビング」でのGoogle検索結果

(「ダイビング ショップ」で検索しても、同様です)

これは僕のPCで検索してみた結果であり、
なぜ自動的に東京都のダイビングショップが表示されるかと言えば、
僕が東京都在住だからです。

例えばノンダイバーが「ダイビング、始めてみたいなー」と思ったとき、
Webで情報を得るための検索の仕方として、いくつかのパターンが想定できます。

「沖縄でダイビングをしてみたい」という人は「ダイビング 沖縄」と検索するでしょう。
「とりあえずダイビングのことを知りたい」という人は「ダイビング」と検索するでしょう。

ちなみに、検索数としては、後者の方が圧倒的に多いです。
(それはGoogleのデータを調べてみると明らかに分かります)

この場合の「ダイビング」という検索ワードを、「ビッグキーワード」と言ったりします。
それに付随する「沖縄」とかは、「スモールキーワード」です。

さてここで!

今まで、特に地方の都市型ダイビングショップは、
「ダイビング」というビッグキーワードでは、
大規模な東京のショップやダイビングのポータルサイトなどに太刀打ちできませんでした。

なので、SEO対策を考えているショップは、
「都市名+ダイビング」で上位に来ることを目標にしていたと思います。

もちろんそれはそれで継続していくべきことなのですが、
Googleパーソナライズ検索が発達したことで、チャンスが広がっている、と言えると思いいます。

例えば、福岡のダイビングショップだとすれば、
これまで「福岡 ダイビング」と検索してくれる人は拾えていましたが、
ただ「ダイビング」と検索する人を拾うことはできませんでした。

後者のような人は、もしかしたらその福岡のショップのHPを見ることもないままに、
南の島のショップでCカードを取得することになるかもしれません。
(実際、そこそこの数の"機会損失"があると思います)

それが、「ダイビング」とだけ検索する人も拾うことができるようになるわけです。

元エントリに書かれている表現をお借りすれば、
それは「すくなからず、地方のチャンスが増えた」ということだと思います。

あとは、「ダイビング」とだけ検索して訪れた人に、
「うちのような都市型のショップでCカードを取ると、こんなにいいことがある」
と説得できる、信頼&安心できるサイト作りをすればいい、ということでしょう。

なお、ここまででお分かりだと思いますが、
これは現地型のダイビングサービス(ショップ)とは関係ないお話です。

現地のダイビングサービス(ショップ)を調べる時は、
ほぼ必ず「都市名+ダイビング」などのワードで調べますよね。
その場合は、そのユーザーの居住地情報とは無関係っていうことになります。

…と、以上で述べたようなGoogleのパーソナライズ検索結果に表示されるためには、
こちらから(ご自身の)ダイビングショップを登録してください。

Google ローカル ビジネス センター

登録にはGoogleのアカウントが必要です。
「アカウントなんて持ってないし、めんどくさそうだなあ…」と思われる方、
少しの手間で済みますから、ぜひ登録しておくことをオススメします!笑

最後に、元ネタエントリの冒頭に書いてある言葉を。

「まぁたいしたことは無いかもしれない。しかしそうだとも言いきれない。」