このブログを始めてまだ2ケ月ほどですが、
みなさまにお知らせがあります。
わたくしこのたび、北欧のノルウェーにあるダイビングショップ、
「シュガーロス」に就職することになりました。
日本から遠く離れたノルウェーからこのブログを見て下さった方がいて、
「ぜひ我々のダイビングショップで働いてほしい!」
とオファーがありました。
僕は会社員ですし、奥さんもいるし、
どうしようか散々迷ったのですが、チャレンジをしてみることにしました。
30歳を前にしての決断でした。
「シュガーロス」のオーナーさんは、とても温厚でありながらも熱い人です。
一番最初にもらったメールの書き出しは、
「ヘイ!今日もキムチを食べてるかい?」
でした。
やっぱり北欧ともなると、日本や韓国は一緒に見えるのでしょう。
僕が聞いている話では、
向こうでの主な仕事は、ノルウェーサーモンの一本釣りになりそうです。
寒風の吹く、フィヨルドに囲まれた海で、木竿をぶら下げるそうです。
「竿を一本持ってくれば、それでいい。あとは俺が面倒見てやる」
と言ってくれています。
オーナーさんは日本のスシ(彼流の発音では、”スゥシィ”)の信者らしく、
ずっと前から自分の店でトロサーモン握りをふるまいたかったそうです。
「『かっぱ寿司』は世界最高のレストランだ!」
が、彼の口癖です。
「僕はスシなんて握ったことがない」
と言っても、まるで信じてくれません。
こうなったら、やってみるしかないかと思っています。
彼はまた、日本人は毎朝スモウをすると思っているそうです。
その誤解も、僕の拙いノルウェー語では解けていません。
めんどくさいので、最近は
「今朝は30分もシコを踏んじゃいましたよー、いやあ、爽快爽快!」
なーんて、メールで送ってます。
日本人を演じるのも、疲れます。
身分照会に僕の写真をメールで送ったら、
「チョンマゲはどうしたんだ、真面目に撮ったものを送れ!」
と怒られました。
しかし、
彼との生活は、楽しいものになりそうです。
このブログは、ノルウェーからも続けます。
ノルウェーサーモン一本釣りの一人前になったら、
向こうで流氷ダイビングでもしようと思います。
今日はこれから、寒冷地用のドライスーツを買いに行ってきます。
あ、そうだ、今日は4月1日で僕の父親の誕生日だから、
実家に顔を出してみようかな。
それでは、また。